死んだふり?猫が存在感を消そうとする4つの理由

死んだふり?猫が存在感を消そうとする4つの理由

猫では珍しいですが、稀に死んだふりをすることがあります。ネット上で話題になったことも。どんな時に猫は死んだふりをするのでしょう?その理由についても迫ってみました。あまり面白い!と笑ってばかりもいられないようです…

猫はどんなときに死んだふりをする?

仰向けで寝る茶色い猫

猫はこんな時に、死んだふりをします。

1.動物病院に行く前

動物病院で診察を受ける猫

動物病院に行くと分かったら、石のように動かなくなったり、キッチンのシンクに入って様子を伺ったり、穴に入り込んでしまう猫もいます。それほど猫にとって、動物病院は恐怖の象徴。

死んだふりをしてやり過ごそうとするのも無理はありません。ネット上では動物病院に行く前の、拒否する猫の様子がたくさんアップされています。

2.叱られる寸前

女性と対面する三毛猫

イタズラをしてそれが飼い主さんにバレて、死んだふりをする猫も。

面白すぎる行動ですが、それほどまでに飼い主さんに叱られるのが、恐怖に感じているのかもしれません。猫を叱るときはそこまで追い詰めないように注意しましょう。

きっと猫も、自分がしてはいけないことをしていると分かっているからこそ、叱られないように死んだふりをするのでしょうし…。

3.カメラを向けられると…

カメラを向けられて寝る猫

なぜかカメラを向けられると、死んだふりをする面白い猫も。これは猫にはカメラのレンズが目に見えていて、余分な戦いを避けるためにすると考えられます。猫にとって目を合わせることは、喧嘩を売っている意味になってしまうからです。

つまりカメラのレンズをじっと見つめると、猫がカメラに喧嘩を売っていることになって、下手をすると喧嘩になってしまう…と思っているのです。

ですからそれを避けるためわざと死んだふりをし、戦う意思はないことを伝えているのではないでしょうか?

4.驚きすぎて

あくび寸前の白猫

猫は驚きすぎると、全身の力が抜けてしまうことがあります。この理由は「警戒性徐脈」が考えられます。

警戒性徐脈とは、危機的な時に自律神経が、交感神経から副交感神経に瞬間的に切り替わる生理反応で、心拍数と血圧が、急激に低下します。すると動きが鈍くなるのです。

暗闇で車のライトに照らされた猫が動けなくなるのは、この警戒性徐脈が原因と言われています。

猫が死んだふりをする理由

青い布の上で寝る猫

猫はなぜ、死んだふりをするのでしょうか?その理由は以下の通りです。

1.嫌なことを避けたいとき

光の中で見つめるキジ猫

動物病院に行く前の猫が死んだふりをするように、嫌なことを避けたいという理由があります。

飼い主さんに叱られるのもそうですし、絶対にしたくないことを死んだふりをして、避けようとしているのです。これはする猫としない猫がいますので、その猫の個性によるようです。

2.強い危機感を持っている

犬に危機感を持った猫

前述した警戒性徐脈は、強い危機感を持ったときに起きる傾向があります。動きを鈍くして自分の気配を消して、やり過ごそうという魂胆です。

3.カタプレキシー

だらしなく白いソファで寝る猫

警戒性徐脈は猫が危機を感じたときに起こりますが、何でもないときに死んだふりをするのが、「カタプレキシー」と呼ばれる現象です。

カタプレキシーが起きる原因は解明されていませんが、脳の混線が原因と考えられています。通常は何事もなかったかのように回復します。

4.てんかん発作かも?

眠る猫の顔アップ

てんかん発作は突然倒れこむので、死んだふりに見えることもあるでしょう。ひきつけを起こしたり泡を吹いていたりしたら、発作の可能性が高いです。

発作が起きた時は落ち着いてその様子を動画に撮り、早めに動物病院へ行きましょう!

まとめ

カーペットで寝る猫

猫が死んだふりをするのは面白いのですが、笑ってばかりもいられない場合があります。

死んだふりをするということは、強いストレスを感じているということだからです。

猫はストレスに弱い動物ですので、なるべくストレスフリーで過ごせるようにしてあげましょう。

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