猫ちゃんが喉を鳴らす仕組み
喉頭の筋肉が収縮し声帯が振動することで鳴っていると言われていますが、喉頭を切開された猫ちゃんが横隔膜を使ってゴロゴロ音を鳴らしたという報告があり、否定論も存在するため、ちゃんとした仕組みについては未だ解明されておりません。
猫ちゃんが喉を鳴らす理由6つ
1.母子間のコミュニケーション
母猫が子猫に近づくときゴロゴロ音を鳴らします。生まれたばかりの赤ちゃん猫は視覚や聴覚がほとんど発達していないため、赤ちゃん猫はお母さんが鳴らす喉のゴロゴロ音を振動として感じとり、存在を知ることができるのです。
そして子猫も「元気だよ」ということを母猫に伝えるために、ゴロゴロと喉を鳴らし始めると言われています。
2.安心している
もっともよく知られている理由である、安心してリラックス状態にあるときに鳴らすゴロゴロ音です。嬉しくて幸せな状態であることを伝えています。
3.ワクワクしている
安心しているだけではなくワクワクして期待感が高まっているときにも、猫ちゃんはゴロゴロと喉を鳴らします。おやつがもらえるときや、遊んでもらえそうなときなどに期待が高まると興奮し嬉しくて鳴らします。
4.赤ちゃん返り
子猫が母乳を飲んでいるときもゴロゴロという音を出します。これは自分の存在を伝え、元気だよと安心感を与えるために鳴らしていると言われています。
5.具合が悪い
今までの理由とは真逆になってしまいますが、猫ちゃんは具合が悪いときにも喉を鳴らすと言われています。これは苦しいときや緊張しているときに、自分を安心させるためのゴロゴロと言われています。
6.ストレスを感じたとき
こちらもマイナスな意味になってしまいますが、猫ちゃんはストレスを感じたときや、ビックリしたときなどにもゴロゴロ音を発することがあります。
慣れない人や苦手な人との接触や、嫌がっているのに強引に触られたりした後などに、ゴロゴロと喉を鳴らして自分自身を落ち着かせていると言われています。
まとめ
ミィちゃん / ♀ / 8歳 / 茶白トラ / 4.9kg
猫ちゃんが喉をゴロゴロと鳴らすメカニズムは未だはっきりとは解明されておりませんが、猫ちゃんのゴロゴロは幸せのサインであることが多いです。
またあのゴロゴロ音には猫ちゃんだけでなく人間にも癒し効果があると言われています。聞いた人間もリラックスさせ安心させる力があるそうです。
それだけではなく、実際に病気や怪我に効果があると科学的根拠も証明されフランスでは「ゴロゴロセラピー」が登場。これからも医学やセラピーといった面でも多く活躍してくれそうです。