猫が飼い主を起こす仕草
1.ニャーと鳴く
布団に包まっている飼い主に向かって、ニャーと大きな声で鳴くことが、猫が飼い主を起こす手段のひとつです。
鳴いて注意を引くことは猫にとって、コミュニケーションの第一段階であり、最も手軽なスキンシップ方法なので、日常生活でも飼い主を呼ぶときに頻繁に使われます。目覚まし時計でなかなか起きられない飼い主さんでも、可愛い愛猫の声でなら起きられますよね。
2.尻尾で鼻をくすぐる
鳴き声を出しても起きない場合は、飼い主の上に乗り、尻尾部分で飼い主の鼻や目をくすぐる攻撃に。猫としては、まだまだコミュニケーション方法として優しい手段だと認識しているのか、容赦なく尻尾を飼い主の鼻に押し付けます。
猫のフワフワとした毛で鼻をくすぐられると、どんなに眠たくても目が覚めてしまい、眠気がふき飛ぶこと間違いなしです。目覚ましでも起きられない飼い主さんの多くは、尻尾攻撃でなら起きられるのではないでしょうか。
3.飼い主のお腹でトランポリンをする
鳴いてもダメ、尻尾で鼻をくすぐっても起きないとなると、猫も最終手段を行使しなければならなくなります。猫が飼い主を起こすための最終手段は、飼い主のお腹をトランポリンにして遊ぶことです。
くすぐり攻撃で起きない飼い主さんでも、自分の身体に強い振動が起これば、絶対に目を覚ましますよね。猫もそれが分かっているからこそ、飼い主さんを傷付けず、かつ確実に起こせる手段を使うのでしょう。
できれば、猫が最終手段を使う前に起きていたいですね。
猫が飼い主を起こす理由
猫が飼い主を起こす理由は様々ですが、その大半が、飼い主に構ってもらいたいという気持ちや、ご飯が欲しいなどの欲求です。
逆に、飼い主にしてほしいことがない限り、猫は飼い主のプライベートな空間を侵略しません。猫は自分の時間や空間を大切にする習性が、他の動物よりも強いからです。
したがって、猫が飼い主を起こしに来たら、してもらいたいことがあると考えてあげてください。そして、できるだけ早く起きて猫の要求に応えられるようにしてあげましょう。
猫の要求に応えられないとき
そうは言っても、すぐには猫の要求に応えられないときもありますよね。そんなときは、無理に愛猫の要求を満たす必要はありません。
そんな時には「少し待ってね」と優しく声を掛けて、飼い主の疲れを取ったり、用件を済ませたりするなどをして猫を待たせましょう。
猫の要求に振り回されてばかりいると、猫がどんどんワガママな性格になっていきます。時には待つということを覚えさせなければ、人間との共同生活を送っていけないので、躾をするつもりで待つことに慣れさせていきましょう。
まとめ
猫は構ってほしいときや何か要求のあるときに、寝ている飼い主を強引に起こす行動に出ます。飼い主はできるだけ猫の要求に応えてあげてください。
しかし、無理してまで猫の要求を満たさなくても支障はありません。待つことを覚えてもらうのも猫にとって大切です。
食事や水分補給など、最低限の栄養補給をできる状態にしておいて、飼い主の用事を済ませましょう。