1.ペットショップやサロンで猫をトリミングする場合
ペットショップで猫をトリミングするときは、以下のことに気をつけましょう。
猫の扱いに慣れているか
主に犬を対象にしたペットショップのトリミングでは、猫の扱いに慣れていないことがあります。猫の扱いに慣れている、もしくは猫専用のトリミングをしているサロンにお願いしましょう。
猫のトリミングに慣れていないサロンだと、猫が事故に遭う可能性があります。痛ましい死亡事故も起きていますので、十分に気をつけてください。
猫のことを考えた環境になっているか
慣れていない場所に行き、トリミングされる。それだけでも猫にとっては、大きなストレスです。そこに犬がいるような環境は、猫のストレスが増大します。
仕方のないこともあるかもしれませんが、なるべく猫に配慮した環境になっているサロンで、お願いしましょう。
「動物取扱業登録証」が提示されているか
トリミングは、「動物取扱業」に該当します。動物取扱業を始めるには、行政に登録をしなければいけません。
登録している場合は「動物取扱業登録証」があるはずですので、それが店内に提示されているか確認しましょう。
約款の内容に問題がないか
猫をトリミングする際、何か問題が起きることがあります。その際、そのサロンはどのように対応するのか、十分な説明があり対処方法が明確に約款に記載されているサロンは、誠実で信頼できるでしょう。
スタッフ、トリマーの対応は丁寧か
猫に対するスタッフ、トリマーの対応が丁寧かも重要なチェックポイントです。手荒に扱うようなところは、避けた方が良いでしょう。事前にトリミングの様子を見せてもらい、丁寧に猫を扱っているか確認すると安心です。
サロンの中が整理整頓されているか
トリミングサロン内が清潔で整理整頓されているか、気になるところです。不衛生な環境に大切な猫を預けたくないのは、どの飼い主さんも同じでしょう。
整理整頓されていないと、思わぬ事故が起きるかもしれません。しっかりとチェックして、お手入れが行き届いているサロンを選びましょう。
飼い主さんが付き添いできるか
トリミング中、飼い主さんが付き添いできるかどうかも重要です。付添い不可なサロンや、トリミングの様子が見えないサロンでは不安になってしまいますね。飼い主さんが安心して猫を預けられるサロンを見つけましょう。
2.動物病院で猫をトリミングする場合
動物病院でトリミングをしてくれるなら、いざというときも安心…と思うでしょうが、気をつけた方が良い点がいくつかあります。動物病院の場合は、以下の点をチェックです。
麻酔のありかなしか
動物病院でトリミングを行う際、施術内容にもよりますが、猫が暴れないように麻酔を打つ病院さんもあります。麻酔にはリスクも伴いますので、しっかりと説明を受けた上で判断しましょう。
麻酔ありの場合は健康チェックをしてくれるか
麻酔をしてトリミングをする動物病院の場合、事前に猫の健康状態を調べてくれるところでないと安心できません。
病気がある猫に麻酔をすると、危険な状態になってしまうこともあるからです。きちんと健康チェックを行ってくれるのか、確認しましょう。
健康状態などに問題が起きたときの対処
万が一トリミング中、猫の健康状態や精神状態に問題が起きたとき、どのように対処してくれるのかをしっかりとチェックしましょう。
3.自宅で猫をトリミングする場合
自宅で猫をトリミングするのが、猫にとっては1番ストレスがないでしょう。ただ、飼い主さんは大変なことも。自宅で猫を初めてトリミングする際の注意点は以下になります。
猫のペースに合わせる
猫を無理やり押さえつけて…となると、猫が嫌がってもう2度とトリミングさせてくれなくなるかもしれません。猫が嫌がったらすぐに解放するようにして、猫のペースに合わせて行いましょう。
例えば爪を切るのでも、1度に全てを切らなくても良いのです。数本切って猫が嫌がったら解放し、またしばらくして数本切るという形でも良いので、猫のストレスにならないよう配慮してあげましょう。
美味しいおやつを用意
猫が嫌がるトリミングをした後に、すかさず美味しいおやつを与えてみましょう。トリミング中に気を反らすため、おやつを与えながらでも良いですね。
トリミング=おやつがもらえる、というイメージを持ってもらえたら、以降のトリミングがぐっと、やりやすくなるでしょう。
出張トリマーを検討する
猫のストレスを軽減するため、費用はかかりますが出張トリマーをお願いする手もあります。慣れた自宅でトリミングしてもらえば、猫もそこまで緊張せずに済むでしょう。
まとめ
猫のトリミングは結構大変です。まず、じっとしていないことがほとんどですし、気をつけないと爪や牙でガリっとやられるからです。子猫のうちから慣らしておくと良いようですが、慣れない猫もいます。
プロに任せるのか、自宅でできる限り飼い主さんが行うのか、どちらにするかは飼い主さんのご判断です。猫に1番良い方法を模索してあげてください。