猫のお腹を撫でる時の注意点
猫のお腹を撫でる時は、どんなことに注意すれば良いでしょうか?
1.嫌がる時は触らない
守る骨がなく重要な臓器が詰まっているお腹は、猫にとって急所です。そこを撫でれることに激しく抵抗する猫も多いです。
気をつけたいのがお腹を見せてきたからと言って、撫でてほしいと言っている訳ではないと言うこと。もちろんお腹を撫でても平気な猫もいますが、少しでも嫌がるのなら無理に撫でてはいけません。
猫のストレスになるのはもちろん、下手をすると引っかかれるなどしてケガをする元になります。
2.優しいタッチで
猫のお腹は急所だとお話ししました。もし猫がお腹を撫でさせてくれる時は、優しく撫でるようにしてあげましょう。
強く押さえつけると苦しいですし、大切な臓器を傷つけてしまうかもしれません。
よほど強い力で叩くなどしない限りは、内臓にまで達する可能性は低いですが、とにかく猫のお腹はソフトタッチで撫でることをオススメいたします。大事にしてあげてください。
3.タイミングを見はかる
猫のお腹を撫でる時はタイミングも大事です。猫が緊張状態の時には、お腹を撫でることは難しいでしょう。
リラックスタイムの時に撫でるのが1番です。猫の様子を見ながら、ストレスにならないタイミングでナデナデしてあげましょう。
4.猫の観察を怠らない
猫という生き物は本当に気まぐれで、ある程度撫でられて満足すると途端に態度が急変し、「もうヤメて!」と噛み付いてくる、という厄介な性質を持っています。気持ちよさそうにお腹を撫でられていても、突如噛みつかれる可能性があるのです。
「気持ち良さそうにしてるから」と言ってしつこく撫でてると、カプッとやられてしまうかもしれません。
猫の様子には常に注意を怠らず、耳を伏せる、しっぽをバタバタ振るなどの行動が見られたらナデナデを中止し、攻撃されないように気をつけましょう。
5.徐々に慣らす
お腹を撫でられるのを嫌がる猫は多いです。ですが健康チェックのために、たまに触った方が良いのも事実です。
いきなりは無理でも、ご機嫌を取りながら、徐々にお腹を撫でられることに慣らすと良いでしょう。
災害などの非常時に備えても慣らしておくと安心です。おやつをチラつかせるなどして、ご褒美を与えながらお腹ナデナデに慣れていって貰いましょう!
猫のお腹を撫でたときに注意する健康管理
しこりなどがないかついでに確認
もし猫のお腹を撫でることができたら、ついでにしこりができていないか確認してみましょう。
猫のお腹にはオスもメスも、乳首があります。オスでは可能性は低いですが、メスの場合は特に、乳腺にしこりができる可能性が高いです。
猫と触れ合いながら健康チェックをすると、病気の早期発見につながるかもしれません。しこり以外にも炎症やケガなどがないか、確認してあげると安心です。
まとめ
ゴロンとお腹を見せてきたら、普通は「撫でてほしいのかな?」と思ってしまいますよね。でも、「構って!(でもお腹を撫でてほしい訳じゃない)」というのが猫の本心のようです。
とはいえ、お腹を撫でられるのを愛する猫もいますので、その場合は優しくナデナデしてあげると良いでしょう。猫のお腹を撫でる時は正にケースバイケース。猫の性格はもちろん、タイミングによっても変わります。
その微妙なところを見極めていくのが、お腹ナデナデを成功させる秘訣です。場数を踏んで、猫のお腹ナデナデを極めていくと良いでしょう。