ホリスティックレセピーとは
ホリスティックレセピーとは、株式会社パーパスが販売している、総合栄養食のキャットフードです。
株式会社パーパスは、犬猫専用のプレミアムドライフードを取り扱っている、京都府八幡市にある会社です。
ホリスティックレセピーは、日本専用のオリジナルキャットフードとして開発された商品です。ホリスティックレセピーはペット先進国であるアメリカでの製造ですが、並行輸入品ではなく、日本だけで販売している商品です。
ホリスティックレセピーの購入方法
一般的に広く知られている、というわけではなく、パーパスオンラインショップやアマゾンなど、インターネット上でのオンライン販売が主です。ホリスティックレセピーは知っている人は知っている、というプレミアムキャットフードだと言えるでしょう。
ホリスティックレセピーの評価
ホリスティックレセピーは、猫にとって消化吸収が良く、原材料の基準が厳しく選ばれているので、アレルギーになりにくいといった評判があるようです。ホリスティックレセピーの賞味期限は、開封前であれば製造から18ヶ月、開封後は1ヶ月が目安です。
猫用ホリスティックレセピーの特徴
日本の猫に合ったレシピ
日本では、春夏秋冬という四季があり、湿度も高く、また猫の多くは完全室内飼いとなっています。ホリスティックレセピーは、そのような季節での生活環境に合わせたオリジナルレシピで作られた、キャットフードであるということです。
栄養バランスが取れている
ホリスティックレセピーは、AAFCO(米国飼料検査官協会)の必要栄養所要量の基準を満たしていますので、猫の健康維持のために、バランスのとれた栄養が与えられます。
こだわりの材料
ホリスティックレセピーの主な原材料はアメリカ産で、ラム肉、鹿肉はニュージーランド産を使用しています。
小分け包装
ホリスティックレセピーは、新鮮で高品質なキャットフードを家庭にお届けするために、アルミパック400gの小分け包装となっています。小分けにすることで、キャットフードの酸化や風味の劣化を防ぎ、空気に触れにくくすることでフードの劣化を最小限にして、賞味期限まで美味しさを保つようにしています。
猫の尿結石に配慮されている
ホリスティックレセピーはフードに含まれるマグネシウムを制限することで、猫がなりやすい尿結石に配慮されています。
ヘアボールに配慮されている
フードに様々な繊維質を豊富に配合することで、猫が飲み込んで出来る毛玉(ヘアボール)が体外に排出されやすいように配慮されています。
添加物を使用していない
ホリスティックレセピーは合成着色料・人工香料・合成保存料を使わず、バランスのとれた栄養を摂ることで猫の健康を維持し、免疫力を高める手助けをします。
お腹の健康を維持する
醸造酵母と消化吸収速度の違う数種類の炭水化物を使用しているので、腸内での吸収がゆるやかになります。胃腸が弱い、便の調子が良くない猫に配慮されています。
皮膚と毛艶を良くする
ホリスティックレセピーにはオメガ3脂肪酸が多く含まれているので、猫の皮膚と毛艶を良くします。
ミネラルを吸収しやすい
アミノ酸で包み込むことで、単体では吸収しにくいミネラルを吸収されやすくしています。
ホリスティックレセピーの原材料
鶏肉
ホリスティックレセピーの主な原材料は、鶏肉です。鶏肉には、動物性タンパク質のほか、ビタミンやリンなども豊富に含まれており、猫の体を健康に保つ重要な栄養素がちゃんと摂れると言えます。
ひまわり油
原材料の中でも特徴的なものをあげると、ひまわり油などはオメガ3脂肪酸が豊富で、猫の皮膚と毛艶を健康に保ってくれます。
オーツ麦
オーツ麦繊維は、善玉菌を増やすことで猫の腸内環境をサポートして、さらに便の匂いも軽減してくれるとされています。
自然由来の酸化防止剤
キャットフードの酸化防止剤として、ミックストコフェロール、ローズマリーエキスといった、自然由来のものが使われているのも、安全性が高いと言えるでしょう。
その他の原材料は、パッケージや株式会社パーパスのサイトに記載されています。
ホリスティックレセピーは安全なフード?
含まれる原材料として、気になるものがいくつかあるのでご紹介します。
繊維質
ビートパルプは甜菜(てんさい)という野菜から、甘みの成分を搾った後に残った繊維質です。繊維質だからお腹に良いかというとそうでもなく、ビートパルプは水に溶けないので、便の水分を吸収して固くしてしまい、便秘につながることがあります。
米や大豆などアレルゲン物質
材料に米もありますが、米にアレルギーをもつ猫には、おすすめできる材料とは言えません。豆粉や豆タンパクも使われていますが、大豆にアレルギー反応を起こす猫もいるため、こちらもあまりおすすめできる材料ではないでしょう。
塩化カリウム、塩化ナトリウムといった、調味料とされるものが入っている点も気になるところです。
AAFCOの基準を満たしている
しかしAAFCO基準の、たんぱく質の最低基準が子猫で30.0%以上、成猫で26.0%以上をホリスティックレセピー満たしています。他のミネラルなどについても、ホリスティックレセピーはAAFCOの基準を満たしているとあるため、基本的には、猫にとって害があるキャットフードではないと言えるでしょう。
飼い主さんとしては猫に不必要と考えられるような原材料があれば、不安になるのも当然だと考えられます。原材料を知ることは、ホリスティックレセピーを猫に与えるかどうかを考える参考になりますね。
ホリスティックレセピーはどんな猫におすすめ?
食いつきが悪い猫
フードをあまり食べてくれない、という猫が、ホリスティックレセピーにしたところ食べてくれるようになった、ということがあるようです。ただし、猫は食べ物の好みの個体差があるので、全ての猫が食いつくとは言えないことは確かです。
胃腸の調子が良くない猫
便の状態が良くなかった猫が、ホリスティックレセピーを与えることで、改善されるということがあるようです。例えば、下痢気味だったのが治ったとか、血便が治ったといった口コミがインターネット上で聞かれます。
ホリスティックレセピーの中でも、ec12乳酸菌が配合された猫用EC-12乳酸菌は、猫の腸内環境を整える効果が期待できます。
太り気味の猫
ダイエット用のホリスティックレセピーもありますので、肥満気味の猫に適したフードを与えられます。猫ライトは、体重管理を必要とする猫や、去勢した後の太りやすい猫に適したフードです。
アレルギーのある猫
どの原材料にアレルギーを起こすかは猫によって違いますが、ホリスティックレセピーは小麦不使用で、小麦アレルギーのある猫に配慮されています。
ホリスティックレセピーの種類
ホリスティックレセピー 7才まで
こちらのフードは幼猫から7歳までの猫に与えられるフードです。
泌尿器系障害や毛玉ケア、整腸、抗酸化作用、免疫力アップ、便臭の抑制、皮膚と被毛の健康など、猫の健康を多角的に考えて作られています。
ホリスティツクレセピー 猫シニア
こちらのフードはシニアの猫、7歳からの猫に与えられるフードです。高齢の猫でも効率よく必要なエネルギーと栄養を摂ることができます。
ホリスティックレセピー 体重管理・去勢猫用
こちらのフードは、運動不足や食べ過ぎ、去勢などで体重管理を必要とする猫のための特別食です。ホリスティックレセピー猫用より脂肪分50%・カロリー10%オフのフードとなっています。
ホリスティックレセピー EC-12乳酸菌
乳酸菌EC-12とアカシア食物繊維を配合した特別食となっています。乳酸菌EC-12は、猫のお腹の調子を整えて、アカシア食物繊維は善玉菌が増えやすくなるため、健康な消化吸収を維持します。
まとめ
ホリスティックレセピーの製造はアメリカですが、日本の気候や、日本の猫の住環境をふまえ、日本専用のキャットフードとして開発されたものです。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の必要栄養所要量を満たしており、人工着色料、人工香味料、合成保存料も使用していません。
ホリスティックレセピーは、高品質なプレミアムキャットフードと言えるものでありながら、比較的お手頃な値段で手に入る、おすすめできるキャットフードと言えるでしょう。
食いつきの良さや、便の改善、アレルギー対策などが期待できますが、猫によってフードの好みや体質の合う、合わないがありますので、自分の猫に合わせて与えるようにしてくださいね。