1.故・飼い主の家族が飼う
猫よりも先に飼い主が亡くなってしまった場合、猫のその後はどうすれば良いのでしょうか?
亡くなった飼い主さんのご家族で、猫の面倒をみられる人がいれば、その人が引き取る方法です。猫を飼う時にあらかじめ、家族で話し合っておくと良いですね。
ですが、ご家族がペット飼育不可物件に住んでいたり、猫アレルギーがあったりして飼えないこともあります。その時には、家族以外で猫を引き取ってくれる先を探しておかなければいけません。
2.動物保護団体に保護を頼む
動物保護団体に依頼する方法もあります。
保護してくれるかどうかはその団体によって対応が異なりますので、まずは問い合わせてみる必要があります。団体によっては保護後に新しい飼い主を探してくれる場合も。
3. 老猫ホームに預ける
終身、猫の面倒をみてくれる老猫ホームに預けるのも一つの手段です。ただ、老猫ホームはある程度年齢のいった猫しか預かってくれなかったり、費用が高額になったりというデメリットがあります。
老猫ホームを利用する場合は、必ず事前に現地に見学に行きましょう。悪徳業者に引っかかるケースもありますので。
4.里親を募集して新しい飼い主を見つける
新しい里親を遺族が見つける方法です。身近な友人知人に飼ってくれる人はいないか。かかりつけの動物病院に情報の掲示をお願いする手もあります。また、インターネットを使って里親募集する方法も。
今では様々な方法で里親を探せますので、手を尽くして猫を大切にしてくれる里親を見つけてあげてください。
5.ペット信託
飼い主が、生前から信用できる人に亡くなった後の猫の飼育をお願いし、その費用を託す方法です。
信託を使うと猫の飼育に強制力と監視力をつけることができるメリットがあります。遺言書では、猫の世話を頼んだ人の善意に頼るしかありませんが、信託では必ず猫のお世話を頼むことができるのです。
もちろんデメリットもあり、個人間で信託契約を結ぶ場合は、信用できる人とお金の流れを監視できる人がいないと、うまく成り立たないことです。法人でペット信託を行っているところもありますので探してみるのも良いでしょう。
6.生前にペット可老人ホームへの入居
ご高齢の飼い主に限りますが…。
あまり数は多くありませんが、猫と一緒に入居できる老人ホームもあります。飼い主が亡くなった後に猫をお世話してくれる保証人が必要です。
また、ペットのお世話は老人ホームのサービスの中に含まれていない事も多いのでご自身で世話が出来るという事が条件です。
まとめ
人生いつ何が起こるか分かりません。年齢に関わらず、いつ天に召されるか、誰にも分かりません。万が一のことを考え、あらかじめ猫の行き先を決めておくと安心ではありませんか?
飼い主が亡くなった後の猫が不幸にならないよう、考えてあげてくださいね。