年末年始に猫が安全に過ごせるためには
年末年始はしなければいけないこともたくさんあるので、飼い主さんは大忙しですよね。しかしそんなときに忘れてはいけないのが猫の安全配慮です。
ここでは、年末年始に猫が安全に過ごせるための対策をご紹介させていただきます。
1.やけどなどの事故に気をつけておく
年末年始は寒い気温が続きますよね。そんなときに気をつけておかなくてはいけないのが、火事ややけどです。
ヒーターやコタツなどの暖かい場所を猫は好みますが、飼い主がある程度の距離を置いてあげることや、一定時間が経過したら様子を見てあげるようにしてあげなくてはいけません。
猫は暖かい場所を好むあまり、熱中症になってしまうことや、尻尾が焦げて、火事などの原因になってしまうこともあります。
冬の季節にはそのような事故も増えますので、飼い主が気をつけて様子を見てあげることが、一番の対策でしょう。
2.誤飲に気をつけておく
年末年始には大忙しですが、お酒などを飲んだり、お節料理を食べたりなど、嬉しいこともありますよね。そのようなときに気をつけなくてはいけないのが「猫の誤飲」です。
例えばお酒を置いておいたことでの誤飲、猫に誤ってお酒を飲ませてしまうことで、猫は中毒症状になってしまいます。猫はビールなどお酒の成分を分解する機能がないので体内を循環してしまい、生命の危機になってしまうこともあります。
年末年始だからと飼い主が調子に乗りすぎてしまわないようにしなくてはいけないでしょう。
またお節料理などの食べ物も与えてしまわないようにしましょう。猫にとって人間の食べ物は、塩分が高かく、体に良くないこともあります。
置きっぱなしにせず片付けるなどして対策をしてあげてください。
3.大掃除は猫のいない部屋から行う
年末に気をつけなくてはいけないのが「大掃除」です。大掃除には、窓を開けてバタバタと片付けをしますが、そのときに猫が脱走や転落をしてしまう危険があります。
また、それだけでなく片付け中にどこかに挟まってしまい怪我をしてしまうことも。
このようなことを踏まえると、大掃除は猫がいない部屋から締め切って行うようにし、終わった部屋は必ず窓も閉めるようにしましょう。
4.寒さ対策はしておく
猫は寒さに弱い動物なので、暖房を切って出かけたりしてしまうと、寒さで体調を崩してしまうことがあります。
例えばお詣りなど、短時間のお出かけをするときには、ストーブなどは切らなくてはいけませんが、安全だと判断した暖房器具はつけて、室温が一定に保てるようにしてあげてください。
年末年始に、動物病院も閉まっていることが多いので、猫が体調を崩してしまうことがないように気をつけてあげましょう。
5.年末年始の帰省をする場合
猫の安全のために特に気をつけておかなくてはいけないのが「帰省をするとき」です。
遠方に住む実家など、帰省をするときに猫を飼っていると留守番させる方もいらっしゃるかもしれませんが、猫を留守番させるときには2日が限度です。それ以上の留守番は猫の命にも関わりますので、「ペットホテル」などを利用してください。
もし、1〜2日ほどの帰省をする場合には
- 猫が誤飲をするものは片付けておく
- 猫の餌や飲み水は十分に用意をしておく
- トイレは砂をたくさん入れるか、トイレを2つは用意しておく
- 暖房などをつけて猫が寒くないようにしておく
などの対策をしておいてください。
6.パーソナルスペースを確保する
年末年始で大変なのが「来客があるとき」です。猫は来客があると、「自分の縄張りが荒らされてしまう」とストレスに感じ、怖くてパニックになってしまうこともあります。
親戚の人が来ると、猫が落ち着いていられないようになってしまうので
- 猫のパーソナルスペースを作る
- 部屋を開放しておく
- 猫の隠れ場所を作る
などと対策をしておいてあげましょう。
まとめ
年末年始は大忙しですよね。しかし、そのようなときにも猫の安全は第一に考えて行動をしてあげてください。
大掃除では窓からの転落や脱走に気をつけ、お節料理など食事の機会には誤飲や誤食に気をつけてあげてくださいね。