猫をなでたときの癒し効果とは?
猫をなでたときに得られる癒し効果について見ていきましょう!
その1 幸せホルモン、ドッパー!
猫をなでることで、「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」などと呼ばれる、セロトニンやオキシトシンの分泌が活発になります。
セロトニンが不足すると気分の落ち込みや緊張などが起きます。
オキシトシンは幸せな気分をもたらしてくれることはもちろん、不安や恐怖心、ストレスなどが減少する作用があります。
猫をなでると両ホルモンが分泌されるので幸せを感じ、不安感やストレスなどが抑えられるというわけです。
犬よりも手触りの良い猫を触った方が、ホルモン分泌が盛んになるという話も。
その2 血圧、心拍数が安定
イギリス、メリーランド大学の研究によると、猫と触れ合うことで血圧や心拍数を下げる効果があることが分かったそうです。
血圧が高い方には朗報ですね。
飼い主さんの気持ちだけでなく、体まで癒してくれる猫。すごいです。
その3 心筋梗塞と脳卒中のリスク、下がる
にゃんと!心筋梗塞と脳卒中のリスムも下げてくれることが分かっています。
アメリカ、ミネソタ大学心臓病研究所が行った調査では、心筋梗塞が30%、脳卒中が40%のリスク軽減があるという結果が出ました。す、すご過ぎます!
その4 骨折が治るの、早っ!
しっかりとした根拠はないものの、猫は動物の中でも骨折の治りが早いという話があります。その秘密は、猫が発するあの「ゴロゴロ音」にあります。
25Hz〜50Hzという低周波のゴロゴロ音は、骨の密度を高くする効果がある、というアメリカの研究結果があり、実際にスポーツ選手の治療に使われているとか。
かのディビット・ベッカム選手も骨折した際、猫のゴロゴロ音を応用した治療を受け、全治10週間のところを3週間で完治した、なんて噂まであります。
フランスでは、ゴロゴロ音を治療に取り入れている理学療法士もいるそうですよ!
猫をなでるとゴロゴロ音を発してくれることは多いため、たくさん聞かせて貰うと、治療中の方には良いことをもたらしてくれるでしょう。
その5 免疫力と自然治癒力アップにも
猫のゴロゴロ音には免疫力や自然治癒力を高めてくれる働きもあるそう。
低周波なこともありますが、ゴロゴロ音を聞くと、リラックスをつかどる副交感神経が活発になるため、免疫力や自然治癒力がアップすると考えられます。正に良いコトずくめな、猫のナデナデ。
でも副交感神経が活発になる時間が長すぎると免疫が過剰になって、アレルギー症状が起きる可能性があるので、何事もほどほどが良いようです。
その6 一部の自閉症、発達障害の子供に良い影響が!
猫を撫でたり一緒に暮らしたりすることが、一部の自閉症、発達障害の子供に良い影響をもたらすという報告も。
イギリス、レスターシャ州に住む自閉症のアイリスちゃんは、「スーラ」という猫の存在により、言葉によるコミュニケーションを取るようになったのです!
それまでは、ほとんど言葉を話すことがないアイリスちゃんでした。
今では、ヨガや音楽セラピーを受けるなどして驚きの絵の才能を開花させています。
スーラは特別に、セラピー猫として訓練を受けていたわけではありませんでした。でも、アイリスちゃんの心の扉を開いたのでした。
その7 高齢者の支えに
猫は高齢者の支えにもなります。なでて癒されるのはもちろん、お世話をすることで責任を感じ、社会とのつながりを持つきっかけともなるからです。
老人性うつにも良い影響を与えます。実際、猫と一緒に入居できる老人ホームも増えてきています。
その8 「逆セラピー」になる
猫が与える影響は、子供や高齢者に限ったことではありません。
例えば、社会的に自信を失ってしまった働き盛りの方も猫を飼ってなでると癒されますし、お世話をして、自信と居場所を取り戻すこともあります。
捨てられて弱っていた猫を世話することで、逆に自分が癒された…という話は良く聞きます。猫を癒すつもりが癒されていた、「逆セラピー」が起きるのです。
まとめ
猫をなでて癒される~!なんて軽~く言っていますが、実はその奥には、驚きの効果があったのでした。猫ってホント、凄い生き物ですね!