猫が猫に教わる事
猫は猫を見て、学んだり吸収する事ができるのです。
それは良いことでもあり、悪いことでもあるようです。
そこが、猫が賢いと言われる理由かも知れません。
猫が猫に教わる事を、飼い猫の場合で紹介してみましょう。
1 遊び方を教わる
子猫は、母猫に獲物の捕り方を学んで1人前になります。
母猫に、狩りの仕方を教わらないで成長しても、猫は猫同士で遊びながら遊びを覚えます。
それは、兄弟猫によく見られる光景ですが、同じ家に住む先輩猫と後輩猫にも見られます。
先輩猫がおもちゃで上手に遊ぶ姿を真似します。猫には本能が備わっているので、コツを掴めば獲物を獲るのがとても上手なのです。
2 爪とぎを教わる
爪とぎが出来ない猫がいます。私の飼っている猫は、爪とぎ用の場所を作っても、理解できずに他の所で爪研ぎされて、困っていました。
猫が増えてから、他の猫が爪を研いでる姿を見て学んでくれたようです。
「爪とぎするために置いてるのか」と理解でき、それからちゃんと出来るようになりました。
猫が猫をしつけてくれて助かりました。
3 脱出の仕方を教わる
猫はある意味賢いです。悪さをする、ずる賢い所があります。猫は猫に、脱出の仕方を教わります。
「ここを持ってこの扉を開けると出られる」などと、兄弟猫の中に頭のキレる猫がいるのです。
先輩猫が後輩猫にお手本を見せて猫に教えます。器用な猫は、すぐにコツを掴みますが不器用な猫もいます。
そういう場合は、扉を開けて出る猫の後ろについてまわるのです。猫は楽しい事が大好きなので、脱出できると気分も爽快になるのでしょう。
4 トイレの仕方を教わる
猫の性格も面白いと思うことありませんか?
几帳面な猫は、おしっことうんちをする時に、別々のトイレに分けてします。
ずぼらな猫は、そんなことも気にせずに、砂さえかけないのです。
しかし、猫は猫にトイレの仕方を教わったようです。砂をかけない猫が、砂をかける仕草をするようになりました。
きちんとトイレを使う猫の姿を見て、恥ずかしくなったのかも知れませんね。
5 人間の接し方を教わる
猫が猫から教わる事は、人間への接し方を教わります。
人間に慣れていない猫は、猫から人間への接し方を学んでいるようです。
おねだりの仕方や甘え方などを学びます。
「こうすると飼い主さんにおやつがもらえたり、撫でてもらえるのか」と猫から教えてもらうこともあるのです。
6 嫉妬する事を教わる
猫は猫に嫉妬する事を教わります。
簡単に言えば、猫にたいしてやきもちを妬くという事です。
多頭飼いの家ではよくある事なのですが、単体の猫は感じない事です。
家に違う猫が来て、自分以外の猫を可愛がる様子から嫉妬してしまいます。
7 猫の振り見て我がふり直せ
猫は飼い主に怒られる猫を見て
「こうしたら怒られる」という事を学びます。
怒られる猫の様子を見て、危険だと思い同じ場所に行かないようにします。
猫は怒られる猫を見て、同じことをすれば怒られると考えさせられるようです。
しかし、猫の習性は簡単には行きません。
怒られるとわかっていても、やってしまう習性があるのです。
猫が猫の振り見て我がふり直せと言うのは、怒られた時の逃げ方を考えていたのです。
上手く逃げる方法を猫から教わっているのでしょう。
まとめ
猫が猫に教わる事は、たくさんありましたね。
良くも悪くも猫らしいと言えますね。たくさんの猫を飼っている人は、猫同士の行動を想像しやすいかも知れませんね。
猫はとても面倒見がよく遊びを教えてくれたり、飼い主がしつけをしなくても猫を見て学んでくれることもあるのです。
同じ環境で暮らす猫は、どこか似ている部分が多いと感じます。