よく聞くけど終活って?
ここ数年で「終活」という言葉を聞くようになりましたが、そもそも終活って何なのでしょうか。終活とは「自分の人生が最期になるまで幸せに生活が送れるように行う活動」のことを言います。
実はこれは人間だけでなく、愛猫にも必要なのです。毎日一緒にいる大切な愛猫も、いつか受け入れたくなくても別れがやってきてしまいます。
そんな日を迎えるまでの日々の過ごし方を改めて考え直すため、そして猫のもしものときに飼い主がきちんと気持ちの整理が行えるようにするためにも愛猫にも終活が大切になってきます。
愛猫の終活を考えよう
では、愛猫の終活って一体どのようなことをすれば良いのでしょうか。
猫を飼ったばっかりであり、猫が元気で毎日一緒にいると、「亡くなったときのこと」を考えることなんて滅多にありませんよね。しかし別れの悲しい日のことは、きちんと考えておく必要があります。
猫が残りの人生を幸せに過ごすことができるようにするため、ここでは愛猫の終活についてご紹介させていただきます。
日々の思い出を振り返っておく
まず愛猫の終活として飼い主ができることは、「日々の思い出を振り返っておく」ことです。
私の猫はいたずら好きで、いつも「こんなことがあったな」などという、思い出を忘れないように振り返ったり記録したりしてみましょう。猫の写真をアルバムにし、コメントなどをつけるのもおすすめです。
「どうして生きている今にこんなことをするの?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日々の成長や過ごした思い出は、愛猫の「生きた証」にもなるのです。
また記憶を振り返っておくことで、今後も後悔のないように、愛猫と過ごす日々を大切にすることができます。
愛猫の病気になったときについて考えておく
愛猫のための終活として「愛猫の病気になったときについて考えておく」です。
「元気な私の猫が病気になんて…。」と考えることもあるかもしれませんが、猫はある日突然元気がなくなることや、歩かなくなってしまうことも、悲しいですがよくあります。
実際そのときに起こってから、「どうしよう」となってしまわないように、「もしも病気になってしまったらどうするか」、ということは考えておいてあげましょう。
特に大きな病気になってしまったときには
- 自然に過ごさせるのか
- 延命治療を受けさせるのか
- 安楽死を選ぶのか
など、飼い主が選択肢を迫られてしまいます。そのときに自分の猫のためにはどうするべきなのか、ということを日頃から考えておくことも大切でしょう。
自然に過ごさせる場合、病院に行く猫のストレスは軽減されますが、治療を受けるよりも寿命が短くなってしまうことや、介護などで飼い主の負担が増える可能性があるかもしれません。
延命治療を選択した場合、問題となってくるのは費用でしょう。投薬や検査などで毎回費用がかかり、病院へ連れて行く飼い主の負担もあるかもしれません。
安楽死は苦しむ猫のためにひと思いにと可能性としてはありますが、通常の病気の場合にはあまり選ぶことも少ないです。
このように愛猫の気持ちを一番に考えつつも、飼い主の負担や、費用についてもきちんと計算をしておかなくてはいけないのです。ですので元気な今の間に、ペット保険に加入するのもおすすめですよ。
愛猫のお墓や埋葬の仕方について考えておく
愛猫のための終活として「愛猫のお墓や埋葬の仕方について考えておく」です。
まだまだ先のことと思っていてもいつかはやって来てしまう愛猫の死。そんないざというときには、悲しさで何も手かなくなってしまうのが当たり前です。
しかし、大切な愛猫を天国まで見送ってあげるためにも、生前の間に埋葬業者などについては考えておかなくてはいけません。一般的なものは火葬になりますが、近年ではプランターなどで土葬もありますので埋葬方法などについても考えておきましょう。
愛猫が亡くなったときの自分の心情を考えておく
愛猫のための終活として「愛猫が亡くなったときの自分の心情を考えておく」ことが大切です。
毎日過ごしていた愛猫がいなくなってしまったら、そのあと飼い主さんはどんな気持ちで過ごしますか?悲しさでたくさん泣いてしまいますよね。今は生きていても、必ずこのときのことを考えておかなくてはいけません。
ペットロスとなってしまったときに一人で抱え込んでいては、いつまでたっても悲しさから開放されることはできなくなってしまいます。それは愛猫のためにもよくありませんよね。
ですので、もしもの愛猫に何かあったときは
- 無理をせずたくさん泣こう
- たくさん悲しいことを周りに相談しよう
など亡くなったあと、自分の気持ちを「整理する仕方」についても、考えておくことが大切になってきます。
まとめ
人間だけでなく、愛猫の終活もしなくてはいけません。
これは
- 愛猫の残りの人生を幸せにしてあげるため
- 愛猫に何かあったときの飼い主のため
にも、猫のもしもについて考えて、日々の思い出を振り返っておくことが大切になってくるのです。元気に過ごしている今だからこそ、できることをしてあげてくださいね。
40代 女性 匿名
家族共々まだショックが大きくてて、今は次の猫を迎えるのは見送っていますが、出来れば保護団体などでご縁があればまた迎えたいと考えています。