猫の抜け毛に3つの対策
猫の換毛期は、毛の生え変わる季節に来ます。春から秋にかけて抜け毛が増えると言われます。その時期になると、いつもよりも、たくさん毛が抜けやすくなってしまいます。それでは、猫の抜け毛を手助けする対策を紹介してみましょう。
対策1こまめなブラッシング
猫の抜け毛対策に、ブラッシングは欠かせません。
猫には毎日ブラッシングをしてあげるものですが、抜け毛が多くなる時期は、朝と晩の2回が理想です。特に長毛種の猫は、短毛種に比べて毛が絡まりやすく、たくさん抜けてしまうので、こまめにブラッシングをしてあげるようにしましょう。
対策2シャンプーをする
猫のシャンプーは、好き嫌いがあるので難しい場合もあります。シャンプーに慣れていない猫には、ストレスになってしまうかも知れません。
シャンプーをするメリットは、ブラッシングできない、体に付いた毛も綺麗に洗い流せることです。ブラッシングよりも、大量に毛を取れることや、体を清潔にしてあげられるので良いとされています。
猫がお水を怖がる場合は、濡れたタオルで体を拭いてあげるだけでも、ある程度取り除くことができます。
対策3フードを変える
猫の換毛期の季節は、猫の体の中に毛玉が溜まりやすくなります。抜け毛の時期に合わせて、フードを毛玉対策できるものに変えるのもおすすめです。猫の毛玉が排泄物と一緒に出てくるので、吐いて出す負担も減ります。
猫はお腹に溜まった毛を上手くだせないと、毛球症になる可能性もあるのです。猫の体の負担を和らげてあげられると思います。
ブラッシングにおすすめなもの
猫の抜け毛対策は、一番効果があるのはブラッシングです。毎日ブラッシングするだけでも、かなり違います。ふだんからブラッシングに慣れておく方が良いと思います。
ブラシの種類
猫に使用するブラシは、コーム·ラバーブラシ·スリッカーブラシがあります。コームは、毛並みを整えたりノミを除去したりするときに使える、目の細かいブラシです。
長毛種の猫には、毛玉取りにコームを使う人も多いようです。ラバーブラシは、素材が柔らかく皮膚の弱い猫にも使いやすいです。猫の体にフィットするので、撫でている感覚で気持ちよさそうにしてくれます。
スリッカーブラシは、ブラシが長く先端が折れているものです。要らない毛をブラシに絡ませるので、取れやすいのが特徴です。
ファーミネーター
コームなどでブラッシングするだけでもいいのですが、ファーミネーターブラシを使うと90%もの毛が取れるそうです。力を入れなくても簡単にごっそり取れる優れたブラシです。
一度使うと手放せないと評判が高いです。お値段は高めですが、消耗品でもないので、ひとつ持っておくと便利なアイテムだと思います。
換毛期ではないのに毛が抜ける原因
病気
猫の抜け毛は年中起こりますが、全体的に抜けて皮膚が見えなければ問題ありません。しかし猫の換毛期以外に、毛が大量に抜けたり一部分だけ抜けたりしてしまうのは、病気の可能性があります。
原因として、ホルモンバランス、アレルギー、皮膚炎、偏食などが考えられます。同じ部分をしきりに舐めて抜けたり、痒くてかきすぎていたり、自然に抜け落ちてしまうこともあります。
抜ける場所で病気や症状も変わってきます。
- フケが出ている
- 赤く腫れてプツプツしている
- 痒がる
- 痛がる
- 気にしている
など、猫の症状がないかを、よく調べて見てください。
ストレス
猫の脱毛は、病気だけではなくストレスからくることもあります。環境の変化や、猫が安心できないときには、しきりにお腹などを舐め続ける症状があります。
まとめ
猫の抜け毛対策について紹介しました。ブラッシングと、月に一度のシャンプー、フードを毛玉対策用にするのがいいと思います。お風呂が嫌いな猫は、まめにブラッシングをしてあげるとか、お湯で体を拭いてあげるといいようです。
ブラッシングは、抜け毛対策だけでなく、血行が良くなりマッサージ効果もあるのです。猫が、換毛期以外に脱毛するのは、病気やストレスなどの注意が必要です。