猫と避難訓練するときに必要な物
愛猫と、避難訓練する際に必要になる物には、どんなものがあるのでしょうか?
避難訓練では、実際に避難所で暮らす訳ではありませんが、愛猫と必要な物を持った状態で訓練することが大切です。
- その1 キャリーケース
- その2 洗濯ネット
- その3 ハーネス、予備の首輪
- その4 猫のご飯(5日分以上)、食器、水
- その5 猫のトイレ一式
- その6 療法食、薬
- その7 ペットシーツ
- その8 おもちゃ、猫の匂いがついたタオル
- その9 飼い主の情報を記載したメモ
- その10 (あると便利)ブラシ、ブランケット、ガムテープ、新聞紙
- その11 飼い主さん用の避難グッズ
その1 キャリーケース
愛猫の頭数分の、キャリーケースを用意しましょう。
ふだんから猫のいる部屋に、蓋を開けた状態で置いて慣れさせておくと、いざという時に入ってもらいやすいです。
猫も慣れた物だと安心するので、病院に行くときだけに入れられる嫌なもの、というイメージを持たれないように注意しましょう。
基本的には、1人1匹を運ぶようにします。
もし人手が足りない場合は、1人で複数匹運べるような対策が必要です。
例えば、キャリーケースの形状を考える、自転車で運ぶなどです。
その2 洗濯ネット
目が荒い、大きめな洗濯ネットを用意しておき、猫をその中に入れましょう。
狭い場所に入れると猫が安心しますし、洗濯ネットであればお互いに姿が見られます。
脱走防止にもなりますので、洗濯ネットに入れた後、キャリーケースに入れると更に安心です。
その3 ハーネス、予備の首輪(迷子札付き)
ハーネスは、避難先での猫の安全を守る、周囲への配慮のために必要となります。
災害時に、首輪が取れてしまうかもしれないことを考え、迷子札付きの首輪も、用意しておきましょう。
できれば、愛猫をハーネスに慣れさせておくと、避難後スムーズに付けさせられます。
子猫は割と慣れるのが早いですが、成猫は時間がかかるかもしれません。
根気良く、慣れさせていきましょう。
その4 猫のご飯(5日分以上)、食器、水
猫のご飯は必須です。必ず、用意しておきましょう。
食べ慣れたものの方が◯。食器やペットボトルの水も、持ち出し袋に入れておきましょう。
その5 猫のトイレ一式
避難所で問題になりやすいのが、排泄物です。特に猫のブツは、臭いが強烈です。
携帯用のトイレや、プラスチック容器にビニールをかけたものでも良いので、きちんと用意してあげてください。
トイレ砂は、なるべく軽いものが良いでしょう。消臭剤もあると、更にグッドです。
その6 療法食、薬
言うまでもないと思いますが、療法食を食べている場合や、薬を飲んでいる場合、必ず用意しておいてあげましょう。
その7 ペットシーツ
ペットシーツはあると何かと使えます。数枚、用意しておきましょう。
その8 おもちゃ、猫の匂いがついたタオル
猫が好きなおもちゃ、匂いのついたタオルがあれば、猫のストレスが軽減されます。
その9 愛猫や飼い主の情報を記載したメモ
愛猫の情報はもちろん、飼い主さんの情報を記載したメモを荷物の中に入れておくと、役に立つこともあるでしょう。
その10(あると便利)ブラシ、ブランケット、ガムテープ、新聞紙
ブラッシング用のブラシや、猫の体をすっぽり包めるブランケット、その他、ガムテープや新聞紙があると何かと便利です。余裕があれば、用意しましょう。
その11 飼い主さん用の避難グッズ
猫が避難グッズだけでなく、飼い主さん用の避難グッズももちろん必要です。
愛猫と猫の避難グッズと、飼い主さん用のを持つと、どのくらいの重さになるのか、チェックしておきましょう。
猫と避難訓練するときに必要な情報
猫と避難訓練をする際、収集しておいた方が良い情報とは?
- その1 避難場所までの行き方、所要時間
- その2 危険な場所や迂回路の確認
- その3 家族との集合場所や連絡方法の確認
- その4 ペットの避難方法、役割分担
- その5 緊急時の猫の預け先の確保
その1 避難場所までの行き方、所要時間
避難場所までどのルートを通っていくのか、また、何分くらいで避難できるのかも確かめておく必要があります。
その2 危険な場所や迂回路の確認
避難訓練時に、危険な場所がないか、確認しておきましょう。
もしあれば、迂回路を調べておくことも必要です。
その3 家族との集合場所や連絡方法の確認
家族とどこで待ち合わせるのか、また、連絡の方法はどうするのかなど、打ち合わせておきましょう。
その4 猫の避難方法、役割分担
避難所に行くのか、車中か、それとも自宅避難なのか。猫の避難方法、誰がどの荷物を持つかなど、役割分担をあらかじめ決めておくと、スムーズな避難ができるでしょう。
その5 緊急時の猫の預け先の確保
避難所に猫を連れて行かれない事もありますし、災害時にはどのようなことが起きるか分かりません。動物保護団体や動物病院で、猫を預かってくれる場合もありますので、事前に確認して、誓約書などを交わしておくと良いでしょう。
まとめ
猫と避難訓練といっても、猫を連れて行かなければいけない訳ではありません。
ストレスを与えないよう、猫と同じくらいの重さのペットボトルなどをキャリーケースに入れていっても。
最近では、同行避難訓練を実施する自治体も増えているので、積極的に参加すると良いでしょう。愛猫を守れるのは、飼い主さんだけですから、しっかりとした準備が必要ですね。