猫が秋になると変わる3つの事

猫が秋になると変わる3つの事

秋になると夏を出来るだけ涼しく過ごしてきた猫も徐々に変化していきます。気候や気温の変化が日毎に変わっていくため、体調の変化にも気を配っていかなければなりません。今回は、猫が秋になると変わる事について述べていきます。

猫が秋になると?

秋の紅葉と上を見上げる子猫

1.毛が生え変わる

猫は秋になると夏毛から冬毛に生え変わります。夏毛とは異なり、身体の周りに細かい毛が密集している点が特徴です。

そのため、見た目が夏のときよりもフワフワとした印象を与えます。このフワフワとした体毛で覆われるので、寒い冬を乗り越えられるようになります。

2.お気に入りの場所が変わる

猫は体温の変化が苦手です。なので、夏と冬とで毛皮の質が変わるのです。毛皮だけではなく、体温調節が苦手なのでお気に入りの場所が変化します。

例えば、夏は風通しの良い場所や日陰を好みますが、冬はコタツの中やストーブの前にいることが多いです。

3.食欲が増す

秋になると人間も食欲が増すように、猫も食欲が増します。冬の寒さが増して、食べ物を食べることによって脂肪を蓄え、寒さを凌ぐことになります。

秋になると食欲が増すのは猫の本能なので、飼い猫であっても野良猫であっても特に差はありませんが、飼い猫の方が溜め込んだ脂肪を解消する機会があまり持てないので、肥満にだけは気を付けておかなければなりません。

秋猫の体調管理で注意すること

秋に飼い主にブラッシングされている長毛猫

気温差に気を付ける

秋になると、日中と夜の気温差が最高で約10度も違う場合があります。体温を調整することが苦手な猫は、体調を崩しやすくなります。

したがって、気温差をできるだけなくしてあげることが重要です。時には暖房を入れてあげて、室温を猫の過ごしやすい気温に調整してあげましょう。

肥満

夏バテによって食欲不振になっていた猫も、秋になると比較的過ごしやすくなるので、食欲が回復してきます。すると、1日のご飯の規定量を超えてしまう可能性が大きいです。

特に可愛い愛猫がご飯を欲しがっているならばと考え、過剰におやつやご飯を出してしまう飼い主は少なくないと思われます。秋こそ体重管理に気を付けなければならないので、ご飯の1日の規定量は必ず守りましょう。

ブラッシングは欠かさず行う

被毛が夏と変わるため、毛玉ができやすくなります。すると、毛づくろいしている際に毛皮を猫が食べてしまい、吐き出せなくなることがあります。

したがって、冬毛に生え変わる時期だからこそ、夏よりも念入りにブラッシングをしてあげましょう。

秋はスキンシップが取りやすい

秋に飼い主と猫じゃらしで遊ぶ猫

秋は気温もちょうどよく、室内遊びも夏よりも活発に行えると思われます。したがって、運動をしながらスキンシップを猫と取ると、運動不足を解消できます。

特に名前を呼びながら、運動を行うと、スキンシップにもメリハリも付くので猫にとっても「自分を気に掛けてもらえている」と捉えてくれます。

食欲の秋とも言いますが、人によってはスポーツの秋とも言います。食べるばかりではなく、運動もきちんと行い秋を満喫しましょう。

過ごしやすい気温になっているので、猫も夏よりは室内遊びに夢中になると考えられます。お気に入りのおもちゃをたくさん用意して、たっぷりと愛情を掛けてあげてくださいね。

まとめ

秋の落ち葉が舞う中で遊ぶ子猫

秋になると、一見何の変化も感じられない猫ですが、実は多くの事柄が変わっていきます。食欲やお気に入りの場所、そして何よりも毛皮が生え変わる時期です。食欲の増加や抜け毛は冬を乗り越えるために必要な事柄なので、過度な心配は無用です。

しかし、手入れや体重管理を怠ると別のトラブルを引き起こす可能性があるので、神経質になり過ぎる必要はありませんが、お手入れや体重管理はより気を付けるようにしましょう。

秋は運動をするにも最適な季節なので、食事と運動をバランス良く猫ちゃんと楽しむことができれば、厳しい冬を乗り越えられます。猫の体調が悪化したら、様子を見るだけではなく病院へ行くのもひとつの方法です。

猫の体調管理を怠らないようにしていきましょう。

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