ノラ猫を拾ったら
ノラ猫を保護したら、「どうすればいい?」「自宅にそのまま連れ帰っていいの?」と悩んでしまいますよね。そこでここでは、ノラ猫を拾ったらどのように対処をすれば良いのか、についてご紹介させていただきます。
まずは病院に連れていく
ノラ猫を拾ったらまずは、「病院」へ連れていきましょう。
病気がないかのチェックはもちろん、栄養がきちんと摂れているかなどの健康状態も採血によって調べてもらえます。
ノラ猫が感染症などになっていると他の飼い猫にうつしてしまったり、寿命が縮んでしまったりすることもあるので、まずは病院に連れていくようにしましょう。
本当にノラ猫か確認をする
ノラ猫を拾って病院へ連れていった後は、「そのノラ猫が本当にノラ猫かどうか」を確認するようにしましょう。もしノラ猫が脱走をした飼い猫だったとすると、飼い主は探しています。
ですので、
- 保健所
- 警察署
などで確認をし、保護をしたノラ猫に首輪などがついていないか、今一度確認をしましょう。
ノラ猫を家族にお迎えするときの飼い方
ノラ猫を家族にお迎えするときの飼い方はどのようにすれば良いのでしょうか。
ノラ猫を家族にお迎えすると、ノラ猫も環境の変化に戸惑ってしまったり、始めは新しい家族を怖がってしまったりすることもあると思います。
そこでここではノラ猫を家族にお迎えするときの飼い方について、ご紹介させていただきます。
食べ物
ノラ猫を拾ったら、きちんとキャットフードを準備してあげましょう。
キャットフードの種類は、
- 原材料がきちんと表記されているもの
- アレルギー物質の少ないもの
- 添加物の少ないもの
を選び、猫の寿命を長くするためにも健康的に食べることができるキャットフードを準備してあげてください。また、ドライフードだけでなくウェットフードも取り入れて、食事からも水分を摂取できるようにしてあげてくださいね。
部屋
ノラ猫を拾ったら猫のテリトリーを作ってあげましょう。
キャットタワーやキャットハウスなど、猫が一人でもくつろぐことができる環境をつくってあげると日頃からストレス発散をすることができます。
また、寝る所も猫のために季節を考えてエアコンなどで温度調整をしてあげてください。
トイレ
ノラ猫を拾ったらしつけをきちんとしないとトイレを部屋中にしてしまいます。
そのようなことがないように「トイレの場所」はきちんと覚えさせるようにしましょう。
猫が、
- 周辺を臭ぎだす
- 落ち着きがなくなる
- カリカリと掘る仕草をする
などの行動が見られればトイレがしたいサインですので、トイレの場所まで抱えていき、繰り返し教えるようにしましょう。
ノラ猫を飼うとき気を付けること
ノラ猫を飼うときに気を付けることは、どのようなことがあるのでしょうか。
ノラ猫を飼うときには、ノラ猫の健康や体調のためにも、気を付けることがいくつかあります。ここでは、ノラ猫を飼うときに気を付けることについてご紹介させていただきます。
怪我がなくても病院には必ず連れていく
ノラ猫を拾ったら、必ず病院へ連れていってあげましょう。
怪我がないと、そのまま自宅へ連れ帰る方もいらっしゃるかもしれませんが、ノラ猫には見えない感染症や病気になってしまっていることもあります。
また、ノミやダニを持っていると飼い主にも被害がでてしまいますので、必ず病院で見てもらわなければいけません。
留守番はなるべくさせない
ノラ猫を拾ってからすぐ、猫を自宅に一匹で過ごさせていると、どのような問題行動や事故があるかわかりません。はじめは、環境や人間に慣らせるためにも、なるべく飼い主は自宅を空けないようにしましょう。
少しずつスキンシップをとって慣れさせてあげてください。
隠れ場所をまずはなくしておく
ノラ猫を拾ったときには自宅の押し入れや衣装棚など、猫が隠れてしまいそうな場所はなくしておきましょう。ノラ猫が自宅へ来たときに、隠れ場所を見つけ隠れてしまうと、そのまま餌も食べずに出てこなくなってしまうことがあります。
ですので、はじめはそっとしておくことが大切ではありますが、隠れ場所はなくしておくようにしましょう。
先住猫とは隔離する
ノラ猫を拾ったらときには「先住猫とは隔離する」ようにしてください。
これは感染症などをうつしてしまわないようにするためでもありますが、先住猫のテリトリーに、突然ノラ猫が来ると極度のストレスになってしまう可能性もあります。
ですので、まずはじめは部屋を分けたり、ケージで過ごさせたりして姿を見えないようにしておくなど対策をしてください。先住猫が臭いでノラ猫がいることを察知して、自分から近づいてくるようになるまではノラ猫を隔離してあげてくださいね。
まとめ
ノラ猫が路頭にさまよっていると保護してあげたくなりますよね。
ノラ猫を拾ったときにはノラ猫の健康状態を把握するためにも、まずは病院へ連れていくようにしましょう。
そして飼い主が本当にいなくて、ノラ猫かどうかを確認してから本格的に飼う準備を進めてあげましょう。ノラ猫や先住猫が快適にストレスなく過ごせるように、飼い主がケアしてあげてくださいね。