巨大な体を持つ猫
子猫の予定が…
米国ミシガン州在住のカップルは、最初は子猫をもらうつもりでシェルターを訪れたのですが、ある問題を抱えて入た猫に出会ったことで、急遽考え方を変えました。
このカップルは、誰もが欲しがる小さくて可愛い子猫ではなく、誰かの助けが必要な大きな成猫を引き出すことにしました。
極度の肥満体
3歳の”ブロンソン”は、飼い主が他界した後、ウエストミシガンのアニマル・シェルターである”ヒューマン・ソサエティ”に3か月前に収容されていました。
彼は極度の肥満体で体重は33ポンド(約15㎏)もありました。
彼が健康で長生きするためには、誰かの助けを借りてダイエットさせることが必須でした。
一目惚れ
マイク・ウィルソンさんと彼の恋人メーガンさんは、新しい家族として猫を迎え入れようと同シェルターを訪れていました。
「私たちは、最初は可愛い子猫がいいなと話していたのですが、ブロンソンの姿が目に入った時、考えが変わりました。ブロンソンに私達は心を一瞬で奪われたのです。」
とマイクさんは語りました。
特別なケア
ブロンソンについては、特別なケアが必要でした。
そのため、カップルは翌日、再びシェルターを訪れて、ブロンソンについての説明を聞きました。
シェルター側はブロンソンの里親になるからには、”ブロンソンの体重管理として、食事のコントロールと、十分な運動をさせることを約束してほしい”と要望してきました。
適任
実はマイクさんとメーガンさんは、室内ネコが運動不足にならないように、室内用の猫専用のマウンテンウォールを扱う会社を経営していました。
「私たちは、どうやったら猫が室内で壁を上ったり活発に動き回れるのかについて常に話し合っています。」
とマイクさんは笑顔で語りました。
まさにダイエットが必要なブロンソンにとっては、このカップルは適任者だったのです。
歩かない?歩けない?
実は、ブロンソンがシェルターに持ち込まれてから1度も歩いている姿を見たことが誰もなかったのです。スタッフはブロンソンが歩けるのかどうかも知りませんでした。
大きな親指がある猫
「ブロンソンはいつもフワフワの猫用ベッドに寝そべっています。私たちが知っているのは、ブロンソンは前足に大きな親指を持っているということくらいです。」
とシェルターのスタッフは語りました。
癒し
「ブロンソンは本当に可愛い猫です。彼を見ているとスーパー・ハッピーな気持ちになります。私たちはブロンソンを養子に迎えて本当に良かったと思います。」
とマイクさん
行動
ブロンソンは、シェルターでは寝てばかりいたのですが、カップルの新しい家では、一緒に歩き周るそうです。
更にブロンソンはおもちゃで遊ぶことも大好きだそうです。
[動画]
Bronson in the matrixI almost felt sorry for this rainbow toy. It really didn't stand a chance.
Bronson the Catさんの投稿 2018年7月31日火曜日
食いしん坊ではない
「ブロンソンと一緒に暮らし始めて判ったことは、ブロンソンが食べ過ぎで太ったのではなかったことです。それには驚きました。彼はけっして食いしん坊ではなかったのです。食事は獣医の指示で一定量を与えています。でも、それを食べ残すこともあるんですよ!」
とマイクさん。
[動画]
健康的に痩せる
「私たちはブロンソンが急激に体重を減らすことを恐れていました。それは猫にとって危険な結果をもたらしてしまう事があります。猫の肝臓は人間のように急激な体重減少に対応できるものではありません。また急激な体重減少は他にも脂肪肝疾患などの問題を引き起こす可能性があります。彼は食べる速度がとてもゆっくりであることが判りました。体重も徐々に落としていこうと思います。私たちは獣医師と共にブロンソンにとってどのくらいの食事量がいいのか毎回相談しながら与えています。」
とマイクさん。
[動画]
ブロンソンの記録
マイクさんとメーガンさんは、フェイスブックとインスタグラムで、ブロンソンの記録を更新しています。
そこで、ブロンソンがゆっくりとそして健康的に体重を落としていく様を記録していくそうです。
プレイタイムの設定
「私たちは仕事で留守の昼間もブロンソンの事はビデオカメラで記録しています。それでわかったことは昼間はブロンソンは寝てばかりて、殆ど動かないということでした。ブロンソンには1日何回かのプレイタイムを決めて運動させています。」
とマイクさん。
[動画]
活発に
「ブロンソンはとても愛情豊かな猫です。最初は私たちの2匹の先住猫に対して、とても恥ずかしがり屋でした。でも、今は2匹の猫とも遊ぶようになりました。そして他の猫達の後をついて家を歩き回るようにもなりました。更に他の猫達と一緒に私たちが仕事から帰ってきたときに出迎えてくれるようになりました。彼は今は昼寝以外は、活発に動き回る猫になっています。」
とマイクさん。
[動画]
アドバイス
インスタグラムを見てブロンソンのファンになった人たちから、様々なアドバイスもあるそうです。ダイエットに適した食事療法や運動させるためのおもちゃなどなどそのアドバイスは多岐にわたっていて、とても参考になっているそうです。
みんながブロンソンが健康的な体になることを望んでくれているそうです。
[動画]
体重
最初は33ポンド(約15㎏)あったブロンソンの体重は、現在は31.3ポンド(約14㎏)に減っています。
最後に
人間でもたくさん食べてないのに太ってしまう体質の人と、たくさん食べているのに太らない体質の人といるように、猫にも体質の違いがあるのかもしれませんね。
ブロンソン君が、体重をゆっくりと減らして、健康的に長生きできることを願っております!
※尚、この記事の投稿及び写真と動画につきましては、ブロンソン君の里親さんカップルに承諾を得て行っております。