お風呂を嫌がる猫の『清潔を保つ方法』5つ お手入れのポイントや入りたがらない理由も

お風呂を嫌がる猫の『清潔を保つ方法』5つ お手入れのポイントや入りたがらない理由も

今回はお風呂嫌いな猫のために、入浴以外の手段で『清潔を保つ』方法を大特集!!猫がお風呂を嫌う根本的な理由から、ケアのポイントまで詳しく解説いたします。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

お風呂を嫌がる猫の『清潔を保つ』方法5つ

ブラッシングをする猫

猫の体が臭わないのは、毛繕いができるからだといわれています。確かに毛繕いの習慣がない(物理的に困難な)犬と比べると、猫はほぼ無臭といっても過言ではありません。

とはいえホコリや花粉、フケなどの汚れが気になるところですよね。でも本人(猫)はお風呂に入りだからないので洗うことができず、お悩みの飼い主さんも多いはず。

そこで今回は、お風呂に入れる以外の手段で『猫の清潔を保つ』方法を5つ紹介いたします。

後半ではさらに詳しく、猫がお風呂嫌いな理由やケアのポイントを解説いたします。

1.ブラッシングをする

猫種を問わず定期的にブラッシングを施すことで、余分な毛と一緒にホコリや花粉を除去することができます。

長毛猫はそれプラス毛玉対策が必須になるので、可能な限り毎日やるのが理想です。難しい場合でも3日以上は放置しないほうがいいでしょう。

毛玉ができにくい短毛猫であれば、1週間に1回のペースで行うのが理想です。もちろん本人が喜ぶようであれば毎日行っても問題ありません。

2.ドライシャンプーをする

被毛の汚れやフケなどが気になる場合は、洗い流す必要のないドライシャンプーを活用してみるのも良いでしょう。

泡タイプであれば満遍なく塗ることができるので、初心者の方でもチャレンジしやすいと思います。

3.蒸しタオルによる清拭

よく介護や看護の現場では、様々な事情で入浴ができない方に清拭を施します。清拭とは温かいタオルを用いて体を拭くケアのことです。

これを応用し、猫も蒸しタオルで清拭を行なうことができます。タオルの温度は40℃〜42℃程度に調整し、全身を包み込むようにタオルを軽く押し当てます。

ゴシゴシと擦るのは控えましょう。拘束によるストレスを考慮すると5分以内に終わらせるのがコツです。

蒸しタオル自体は電子レンジで簡単に作ることができます。できあがったら必ず手首に乗せ、心地よいと感じる温度感か少しぬるい程度にするのがポイントです。

4.顔周りはコットンやガーゼで拭き取る

より繊細でパーツが細かい顔周り、特に目元は蒸しタオルよりもコットンやガーゼで拭き取るほうがやりやすく、安全です。

方法は至ってシンプルで、コットンorガーゼをぬるま湯で湿らせて拭くのみです。コットンを使用する際は毛羽立ちにくいものを選びましょう。

尚、皮膚の赤みが強く、明らかに炎症を起こしているようであれば診察を受けてからケアを行うようにしてください。

5.ペット用のウエットシートを活用する

部分的な汚れを瞬時に落としたいときは、ペット用のウエットシートを活用してみてください。人間用のウエットシートを代用するのは控えましょう。

仮にノンアルコールタイプだったとしても、猫の皮膚には合わない成分が含まれている可能性があります。また香料が含まれていることもあるため、必ずペット用のウエットシートを用意してください。

猫はなぜお風呂が嫌いなの?ケアのポイントは?

お風呂嫌いな猫

個体差はあるものの、大半の猫はお風呂が嫌いです。ここからはその理由や、先ほどの方法でケアをする際のポイントをさらに詳しく解説していきます。

水に馴染みがない

猫は元々、砂漠出身の動物です。水に馴染みがないため、体が濡れることを嫌がります。これは人間と暮らすことに慣れた家猫も同様で、やはり本能的に水を避ける傾向があります。

シャワーの音が怖い

お風呂場で換気扇を回しながらシャワーを使用した場合、その環境音は55dB〜75dBにまで達します。

猫は聴覚が優れているため、我々が思う以上にうるさいと感じるはずです。つまり水はもちろんのこと、シャワーに対する恐怖心もまたお風呂嫌いに拍車をかけています。

手短に済ませる

先ほど清拭の目安は5分以内でと紹介しましたが、他のケアも手短に済ませられるよう心がけてみてください。

猫は同じ姿勢を強要されることや、保定され続けることを嫌がります。一度に全ての内容をクリアしようとせずに、数日にわけて少しずつ行うのがポイントです。

子猫の頃から慣れさせる

これから猫を迎える場合は、子猫の頃から少しずつケアを行っていき慣れさせることが大切です。

体に触れる→撫でる→ブラシを当てる→実際にとかす→シートやタオルで軽く拭き取るなどの手順でやってみてください。

まとめ

ケアを受ける猫

今回は、お風呂を嫌がる猫の『清潔を保つ方法』を入浴させる以外の手段で紹介いたしました。

猫がお風呂に対する苦手意識があるのは水に馴染みがないためでしたね。そしてなおかつ聴覚が優れているため、シャワーの音自体が怖いと感じる恐れがありました。

それでも避けられない入浴もあるかと思います。その場合は洗面器を用いてお湯をかけるようにしてみてください。部分洗いで済む場合はお風呂場ではなく、洗面所でケアをすると音の反響を避けることができるでしょう。

15歳を超えたハイシニアの猫は、徐々に毛繕いをすることすら困難になります。そうすると何らかの手段を用いて清潔保ってあげなければなりません。

"嫌がるからやらない"のではなく、"心地よくできる方法"を探してあげることが大切です。今回の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。

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