嘔吐の頻度を減らす4つの方法

猫が吐く回数を減らすには、食事の与え方やフードの見直し、生活環境など、日常的な習慣を見直してみましょう。ここでは、よくある原因から嘔吐の頻度を減らすための方法を4つ紹介します。
1.早食いの防止
食後すぐに未消化のフードを戻す場合、早食いが関係していることがあります。早食いをする猫には、食べる速度を落とせるよう工夫してあげましょう。
たとえば、早食い防止用の食器を利用したり、フードを平たいお皿に広げて入れたり、複数の場所に分けたりする方法が有効です。1回量の半分をお皿で、残り半分は知育トイに入れ、遊びながら少しずつ食べさせるという方法もあります。
一度に与える量を減らし、1日の食事を複数回に分ける方法もあります。食事の間隔を空けすぎず、1回に食べる量を調整することで、早食いの防止になるでしょう。
多頭飼育では、ほかの猫にフードを取られまいとして急いで食べる猫もいます。その場合は食事場所を分けるなど、それぞれが落ち着いて食事できる環境を整えましょう。
2.フードの見直し
食後に吐くことが続く場合は、フードが猫に合っていない可能性があります。特定の原材料が合わなかったり、脂肪が多かったりすることなどが原因として考えられます。このようなときは、フードを見直しましょう。
フードを変更する際は、急に切り替えると消化器症状を起こすことがあるため、猫の様子を確認しながらゆっくりと移行します。現在のフードに新しいフードを少量ずつ加え、7〜10日ほどかけて切り替えてください。
また、キャットフードの粒の形や大きさが吐く原因になることもあります。粒が大きくて食べにくそうな場合は小粒に、早食いをする場合は大きめの粒に変えるなど、猫の食べ方に合ったフードを選びましょう。
3.毛玉対策
猫の嘔吐の原因のひとつが毛玉です。毛玉を吐くことが多い猫では、飲み込む毛の量を減らすことが対策になります。日頃からブラッシングをおこない、抜け毛をしっかり取り除きましょう。
とくに、長毛種や換毛期は抜け毛が増えるため、こまめなブラッシングが欠かせません。
そのほか、毛玉ケア用のフードを利用する方法もあります。商品によって配合されている食物繊維などが異なり、効果もさまざまです。体質や食べやすさなども考慮し、愛猫に合ったものを選びましょう。
それでも毛玉とフードを吐く頻度が多く、毛球症が疑われる場合は、動物病院で毛球症対策の薬やサプリを処方してもらうことも検討しましょう。
4.ストレスの軽減
猫はストレスを受けると消化器に影響が生じ、嘔吐や下痢の原因になります。嘔吐を減らすには、猫のストレスを減らすことが重要です。
大きな音や頻繁な人の出入りなど、猫が落ち着けない状態ではないかを確認しましょう。多頭飼育では、食事場所や水飲み場、トイレなどを複数用意し、清潔に保つと同時に、ほかの猫との取り合いを避けられるようにします。
引っ越しや家具の移動、新しい家族や動物を迎えるなど、環境が大きく変わる場合は、猫が使い慣れた物を残してあげると安心するでしょう。
嘔吐の理由と改善ポイント

猫は病気以外にも以下のようなさまざまな理由で吐きます。
- 早食い
- 毛玉
- フードが体質に合っていない
- フードの粒のサイズが合っていない
- 環境悪化や多頭飼いによるストレス
- 環境の変化によるストレス
猫の嘔吐を減らすには、吐いた回数だけでなく、吐いたタイミングや内容物、食事、生活環境などを確認することが大切です。いつ、何回、どのような状態で吐いたのかを記録しておきましょう。
記録する際は「食前か食後か」「食事からの時間」「フード変更のタイミング」「吐物がフードか、毛玉か、液体のみか」などを具体的にメモしておくとよいでしょう。あわせてスマートフォンのカメラで「吐しゃ物の写真」を撮っておくと、動物病院を受診する際に獣医師が原因を特定しやすくなります。
原因がわかったら、嘔吐の頻度を減らす方法を参考にして対処しましょう。
まとめ

猫の嘔吐を減らすには、原因に応じて食事や被毛のケア、生活環境を見直すことが大切です。また、病気による嘔吐を見逃さないためにも、日頃から愛猫の食欲や元気、排泄などの様子を観察し、普段との違いに気づけるようにしておきましょう。
普段全く吐かない猫が連続で吐く、よく吐く猫で対策をしても吐き続ける、回数が増える、食欲や元気がないといった場合は、病気も疑われます。早めに動物病院を受診してください。