猫のうんちが臭くなったときに疑われる原因6つ

猫のうんちはもともと臭いものですが、以前より明らかに臭いが強くなった場合は、食事や生活環境、体調などに変化が起きている可能性があります。
1.フードの種類や内容が変わった
フードを変更したあとに、便の臭いが強くなった場合は、食事内容の変化が影響している可能性があります。
フードによって使われている原材料や、たんぱく質・脂質などの割合は異なります。消化のされ方も変わるため、便の量や硬さだけでなく臭いに変化が出ることもあります。
とくにフードを急に切り替えると軟便や下痢を起こすことがあるため、変更する際は少しずつ新しいフードの割合を増やしていきましょう。
2.食べ過ぎや盗み食いをした
一度にたくさん食べると消化が追いつかず、便の状態や臭いに変化がみられることがあります。また、人間の食べ物を盗み食いしたり、普段とは違うものを口にしたりした場合も同様です。
急に便が臭くなったときは、いつもの食事量が増えていなかったか、家族がそれぞれフードやおやつを与えていなかったかなども確認してみましょう。
3.ストレスなどによる腸内環境の変化
猫の腸内にはさまざまな細菌が存在しており、そのバランスは便の状態にも関係しています。
引っ越しや新しい家族・ペットを迎えたことなどによる環境の変化は、猫にとってストレスになることがあります。ストレスによって消化管の働きが影響を受け、軟便や下痢などにつながることもあります。
便の臭いが変わった時期に、生活環境にも大きな変化がなかったか振り返ってみましょう。
4.特定の食材が体質に合っていない
食物不耐症などによって特定の食材をうまく消化できない場合、軟便や下痢、ガスなどがみられ、便の臭いが変化することがあります。
また、食物アレルギーでも下痢や嘔吐などの消化器症状が現れる場合があり、皮膚のかゆみなどを伴うケースもあります。
食事との関連が疑われても、自己判断で極端な食事制限を続けず、症状が続く場合は獣医師に相談しましょう。
5.寄生虫や感染症にかかっている
ジアルジアなどの消化管寄生虫や、細菌・ウイルスによる感染症では、下痢などとともに便臭が変化することがあります。とくに子猫や保護したばかりの猫、多頭飼育の環境では注意したい原因のひとつです。
粘液便や血便、嘔吐、食欲低下などを伴う場合は動物病院を受診しましょう。可能であれば新鮮な便を持参すると、便検査に役立ちます。
6.消化器系の病気が隠れている
腸炎をはじめとする消化器疾患によって、消化・吸収の状態が変化し、便の臭いや硬さなどに異変がみられることがあります。
ただし、「便が臭くなった」という変化だけで病気かどうかを判断することはできません。
下痢や軟便が続く、嘔吐を繰り返す、食欲や元気がない、体重が減っているといった症状がある場合は、原因を調べるためにも動物病院を受診しましょう。
臭いが気になったときに確認・見直したいポイント

愛猫のうんちが急に臭くなったと感じたら、まずは便の硬さや色、形、量、排便回数を確認しましょう。血液や粘液の混入がないかもしっかり確認しましょう。
あわせて、最近フードやおやつを変更していないか、食事量が増えていないか、盗み食いや誤食がなかったかも振り返ります。引っ越しや家族構成の変化など、猫の生活環境に大きな変化がなかったかも確認してみてください。
さらに、食欲や元気、体重、嘔吐の有無など、便以外の状態もチェックしましょう。気になる便は写真を撮り、変化が始まった時期や食事内容を記録しておくと、受診時に状況を伝えやすくなります。
便の臭いが強いだけなら、必ずしも緊急性が高いとは限りません。しかし、下痢や血便、繰り返す嘔吐、食欲や元気の低下などを伴う場合は早めに受診しましょう。子猫や高齢猫、持病のある猫についても、気になる変化があれば早めに獣医師へ相談してください。
まとめ

猫のうんちはもともと臭いものですが、食事内容や食べる量、生活環境などの影響によって、いつもより臭いが強くなることがあります。そのため、「急に臭くなった=病気」とは限りません。
まずはフードやおやつを最近変更していないか、食べ過ぎや盗み食いがなかったかを振り返りましょう。同時に、便の色や硬さ、排便回数などを観察することも大切です。
一方、食物不耐症や寄生虫などの感染症、消化器疾患などが便の変化に関係している場合もあります。臭いだけで判断するのではなく、食欲や元気、体重なども含めて愛猫の全身状態を確認してください。
下痢や血便、嘔吐、食欲低下などの異変がみられる場合や、便の変化が続いている場合は早めに動物病院へ相談しましょう。普段から便の状態を確認しておくことが、小さな体調変化に気づくきっかけになります。