猫の『レントゲン検査』に関する4つの知識 撮影してわかることや必要になるケースを解説

猫の『レントゲン検査』に関する4つの知識 撮影してわかることや必要になるケースを解説

愛猫がレントゲン検査を受けることになり、不安を感じている飼い主さんは少なくありません。今回は、愛猫の健康を守るために知っておきたい、レントゲン検査の目的やわかることなどを解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫のレントゲン検査に関する4つの知識

レントゲン撮影をされる猫

1.骨折や内臓の形・誤飲した異物の位置がわかる

レントゲン検査は、骨折や脱臼といった骨の異常を発見するのに最も適した検査です。また、心臓や肺などの内臓の大きさや位置のほか、金属などの異物の有無も把握できます。

ただし、プラスチックや布、紐などは写りにくいため、状況に応じて超音波検査などを併用して確認することもあります。

2.放射線被ばくによる影響

検査で使用する放射線の量は非常に少量であり、体に悪影響を及ぼす心配はほぼありません。安全性が十分に配慮された上で実施されるため、過度に心配する必要はないでしょう。

3.身体への負担と撮影時間

特別な前準備が必要ないことが多く、麻酔を使わずに短時間で終わるのが大きな特徴です。体調が急変した際や緊急時であっても、すばやく体内の情報を得られるメリットがあります。

4.検査が必要になるケース

高所からの落下や交通事故のあとは、外見に異常がなくても内部の骨や内臓にダメージを負っている場合があります。また、激しい咳や呼吸の乱れ、頻繁な嘔吐が見られる場合も、体内をすばやく調べるために必要となります。

事故や急性症状のときだけでなく、病気の早期発見を目的とした定期的な健康診断でも活用されます。特に7歳以上のシニア期に入った猫ちゃんは、年に1回程度の定期検査を受けることで持病の早期発見に役立ちます。

レントゲン検査を受ける際の注意点

診察台に乗る茶白猫

事前に絶食を指示されることがある

胃や腸などの消化管を正確に確認するため、事前に食事を控えるよう指示されることがあります。また、検査時に吐いてしまうリスクを防ぐ目的もあるため、絶食を指示された場合は従いましょう。

鎮静薬や全身麻酔を使用することがある

基本的には麻酔なしで撮影できますが、暴れてしまう猫にはおとなしくしてもらうために鎮静薬を使うことがあります。

また、重度の骨折がある場合など、精密な撮影が必要なケースでは全身麻酔をかけて行うこともあります。愛猫の性格や体調に合わせて最適な方法が選ばれるため、不安な点は獣医師に相談してみましょう。

まとめ

レントゲン写真を見ながら説明する獣医師

猫のレントゲン検査は、体内の状態をすばやくかつ安全に把握するための重要な検査です。骨折や内臓疾患、誤飲などの早期発見に役立ちます。

被ばくの心配も少なく、事前準備や注意点を正しく理解しておくことで、いざというときも落ち着いて受診できます。愛猫の小さな変化に気づいたら早めに相談し、適切な検査を受けさせてあげましょう。

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