どうしても猫をもう飼えない…飼い主として最後の責任

どうしても猫をもう飼えない…飼い主として最後の責任

様々な事情により”どうしてももう猫ちゃんを飼う事ができない…”という場合はどうすれば良いのか、今回は飼い主としての最後の責任について述べていきます。

飼い主の責任は最後まで

悲しそうな表情で横になる猫

勝手に捨てない

”事情がありどうしても猫ちゃんをもう飼えない”、そんな時にどうすれば良いのか分からずに、野良猫の中へ捨てたりしないで下さい。

外に放したりしないで下さい。飼い猫として生きてきた猫ちゃんは突然外の自然に放り出されてもほとんどは生きてはいけないのです。地域のボランティアによりTNR活動をしているかもしれません。

野良猫の保護を自治体で行っているかもしれません。猫を助けたい一心で頑張っている人に”捨てたいから”と無責任に押し付けるのは、勝手極まりない行為です。

ではどうしたら良いのか、それは飼い主の最後の責任としてきちんと次の新しい飼い主、お家を探しましょう。命を預かったからには、安易に全ての責任から無条件には逃げ出せません。

動物愛護法

日本では動物の愛護及び管理に関する法律により動物の遺棄は犯罪として罰則があります。

安易に捨てる人はどうせそんなんじゃ捕まらないと考えているでしょうが、現に書類送検や逮捕された例もあります。遺棄した場合、100万以下の罰金です。動物の遺棄は犯罪なので絶対にしないで下さい。

飼い主としての最後の責任

猫の手と人の手

里親掲示板

新しい飼い主を探すため、里親掲示板などに書き込みましょう。

猫ちゃんの写真を撮り、虚偽無く今までなった病気や持病、ワクチン済みかエイズはかかっているかについても載せましょう。また、安易には渡さぬよう条件をつける事も大切です。虐待目的や転売、悪質な金銭要求などの問題に繋がりかねません。

ボランティアに相談

住んでいる地域で活動しているボランティア団体をインターネットなどで検索し、一時預かりや里親探しのお手伝いをして貰える事があります。相談してみましょう。

しかし、これはあくまでボランティアの善意であり必ずしも対応して貰えるわけでは無い事をお忘れなく。

ボランティア団体もたくさんの猫ちゃんを抱えています。またきつい言葉やお叱りを受ける事もありますが、当たり前の事だときちんと心して受け止めましょう。

周りに頼み込む

親族や友人など、自分のネットワークで里親探しもしてみましょう。事情を話して受け入れてくれる人がいないか探しましょう。親戚や友人のネットワークもお借りして猫ちゃんを受け入れてくれる人がいないかを聞いてもらえるようお願いしましょう。

ポスターを作る

ポスターを作り、動物病院やお店などを回り張ってもらえないか聞き回りましょう。動物病院は様々な人が来る場所なので、人から人へ話が回り里親希望の方が出てくるかもしれません。また、人がたくさん来るお店や目立つ場所なども効果的です。必ずお願いし許可を貰ってから張りましょう。

地域新聞や雑誌

各地域に配布する新聞や雑誌などがある場合、里親募集コーナーなどがあるか確認しましょう。もしあれば、問い合わせをして載せてもらえないか相談しましょう。有料である事もあります。

里親会や譲渡会の参加

ボランティアや動物愛護団体により里親会や一般者も参加できる譲渡会などを開催する場合があります。開催地や開催日をホームページで確認し、電話やネットから参加申し込みができるので活用しましょう。

終わりに

こちらを見つめるアメリカンショートヘア

ペットを飼うという事は責任が伴います。終生愛情を持って飼育しなければいけません。

途中で放棄するのであれば、最後くらいは責任を果たし命を繋げる努力をしましょう。”要らないから””捨てたいから”と安易に遺棄出来る問題ではないのです。

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