飼い主の袋の音に猫が反応する4つの心理
飼い主さんが、袋をガサゴソとしていると猫が興味津々の顔をして寄ってきます。猫がついつい反応してしまう心理を紹介してみましょう。
1 食べ物かも知れない『記憶からくるもの』
猫は、食べ物が入っていた場所を覚えている事があります。食べ物を袋から出しているのを覚えていたり、袋から匂いがすると徐々に近づいて来ます。袋だけではなく、箱や引き出しでも開けるだけで食べ物と思い走って来る事もあります。
2 一緒に遊びたい『好奇心からくるもの』
飼い主さんが袋をガサゴソしていると、「楽しそう」「一緒に遊びたい」と好奇心から近寄って来るのかも知れません。飼い主さんが遊んでいるように見えているようです。猫は袋の中、袋の音が大好きです。一人でも袋に入って音を楽しんで遊んでいたりもします。
3 獲物がいる『習性からくるもの』
袋でも紙、ナイロンなどありますが特にコンビニのナイロン袋の音に反応しやすいようです。遠くにいても、袋のガサガサという音がすると飛んできます。袋の音が、狩りをする時に獲物が動く音に似ているからだそうです。
4 独り占めしたい『独占欲からくるもの』
飼い主さんが何かに夢中になっていると、自分に目を向けて欲しくて袋の中に入ってしまいます。構ってほしい気持ちから来る事もあり、飼い主さんの邪魔をするのです。また、袋の大きさから落ち着く事もあり、自分一人で袋を堪能したいのかも知れません。
猫が袋を見るとやってしまう事
とりあえず入る
猫は、体にピッタリサイズの大きさが落ち着くようです。とりあえず、初めましての袋を見ると入ってみようとします。袋だけではなく、箱等でもとにかく入って、心地良さを調べるのだと思います。気に入れば当分は、お気に入りの場所になるようです。
音を鳴らしてみる
猫が袋を触ると「カサカサ」と音がしたら、手の動きが変わります。両手で袋を触り、激しく音を鳴らし興奮している様な仕草を見せます。触ると気になる音がする事から、興味でいっぱいのようです。
舐める
ビニール袋を猫が舐めるとよく言われています。食べ物が入っていれば舐める事もあります。しかし、袋を舐めるのはこんな理由もあります。
- 袋の感触が好き
- 消化器系に異常がある
- 毛玉を吐きたい
- 栄養を補う
- ストレス
猫が袋を噛んだり、食べてしまう時の対処法
袋を噛むのは、歯がかゆい事も考えられます。袋を噛んだり、食べたりするのが興味だけでは終わらずに『異食行動』も考えられます。食べ物以外のもので紛らわそうとする行動です。猫は、不快な気持ちをどうにかしようとしているのです。
猫の行動があまりにもしつこいようなら、環境を見直してみてください。ご飯の量は足りているか、栄養不足ではないか、感染症の疑いはないか、毛玉を吐きたそうにしているのか、スキンシップが取れているか等を見直してみて見ましょう。
まとめ
飼い主が袋をガサゴソしてると猫が寄ってくる心理は猫の好奇心から来るのが主ではないでしょうか?袋は、風で飛んだり形が変わるので好むのだと思います。そして、動くと音がなるのが興味をそそるのだと思います。
猫が袋に入ったり、食べたりするのは大変危険です。ペットが小さいサイズの袋に頭をいれて、窒息死してしまう事件もありました。そして、ビニール袋を噛みちぎり食べてしまうと、胃の中で消化されずに大惨事にもなりかねません。飼い主さんのいない所では危険なので、袋を出しっぱなしにしないで片付けるようにしましょう。
私の家の猫も、袋と箱が好きです。袋を舐めたり噛んだりはないですが、紙の箱を噛みちぎる猫がいます。ちょっとイライラしている時が、多いかも知れません。猫の行動でその時の気持ちを読み取って、対処していってあげたいです。