猫の『嘔吐』を減らすための方法5選 吐きやすくなる原因や見直したい習慣も解説

猫の『嘔吐』を減らすための方法5選 吐きやすくなる原因や見直したい習慣も解説

猫は比較的吐きやすい動物ですが、頻繁な嘔吐は体に負担をかけます。原因を正しく理解し、生活習慣を整えれば回数は減らせるでしょう。家庭で取り組める対策と見直すべきポイントを解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫が吐く回数を減らすための対策5選

脚付きの食器の前に座る猫

1.一回に与える食事の量を減らして回数を増やす

猫の胃はそれほど大きくありません。一度にたくさんの量を食べると胃の許容量を超えてしまい、入りきらなくなった食べ物が逆流して吐き戻しが起こります。一日の食事の総量は変えずに、数回に分けて与えることで、胃への負担を抑えられます。

2.食事のスピードをゆっくりにする工夫を取り入れる

空腹状態で勢いよく食べると、十分に噛み砕かれないまま飲み込まれたり、一緒に大量の空気を飲み込んだりします。これが刺激となって吐き戻しを誘発します。凹凸のある食器を使用し、物理的に一回で口に入る量を制限することが、早食い防止に繋がります。

3.食器を置く高さを見直して姿勢を楽にする

床に食器を直置きすると口が胃より低い位置に来るため、重力の影響で食べ物が逆流しやすくなります。台を使って食器を数センチ高く設置すれば、食道が真っ直ぐになり、無理のない姿勢でスムーズに飲み込めるようになるでしょう。

4.こまめなブラッシングで抜け毛を取り除く

毛繕いの際に飲み込んだ毛が胃の中で固まると、胃の粘膜を刺激して吐き気を引き起こしやすくなります。毎日ブラッシングを行い、抜け毛をあらかじめ取り除いておくことで、体内に入る毛の量そのものを減らし、毛玉による吐き戻しを予防できます。

5.体質や環境に合った食事と生活を整える

特定の原材料への反応や、粒の大きさが原因で吐く場合があります。消化に良いフードへの変更を検討するとともに、食事場所を静かに保つことも重要です。安心できる環境で、体に合ったものを食べる習慣が、消化器系の健康維持に役立ちます。

吐きやすくなる原因と見直したい習慣

ブラッシングされる猫

空腹時間を長く作りすぎる習慣

食事の間隔が空きすぎると、胃酸が過多になり、胃の粘膜を刺激して黄色い液体などを吐く原因になります。また、強い空腹感は次の食事での早食いを招き、結果として未消化のまま吐き戻す悪循環を作ります。

抜け毛のケアが不足している習慣

特に毛が抜け替わる時期に十分なブラッシングを行っていないと、猫が自分の舌で処理する毛の量が格段に増えます。胃の中にたくさんの毛が残ったままになると、常に胃が刺激されて、何度も吐いてしまうきっかけとなるでしょう。

食後すぐに激しい遊びに誘ってしまう習慣

食後すぐの激しい動きは胃の内容物を物理的に揺さぶり、逆流を招きやすくします。特に、高いところから飛び降りるなどの上下運動を伴う遊びは、食後30分程度は控え、静かに休める時間を優先させるのが望ましいです。

まとめ

吐きそうな猫

猫の嘔吐を減らすには、食事の与え方や被毛ケアなど、日々の習慣を見直すことが大切です。猫の習性を理解し、体に無理のない環境を整えることで、回数を抑えられる可能性があります。

ただし、嘔吐を繰り返す、元気がない、下痢などの異変がある場合は病気の恐れもあります。家庭のケアだけで判断せず、早めに動物病院を受診してください。日頃から様子を観察し、変化に気づけるように心がけましょう。

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