猫が添い寝したがるときのサイン3選とその心理

夜間の就寝でもお昼寝でも、愛猫との添い寝は飼い主にとって至福の時間ですね。もし、愛猫が「一緒に寝ようよ」と望んでいるなら、ちょっとゴロンと横になってみませんか?
次の3つのサインが見られたら、愛猫が添い寝したいと思っている合図です。
1.眠くなると飼い主にフミフミする
人間はまだ寝る時間ではないのに、眠くなった猫がそばに近寄ってきてフミフミしはじめることがあります。
これは、子猫の頃に母猫からおっぱいを飲んでいたときの習慣が、オトナになっても残っているものだといわれています。そのため、当時の状況と同じような、「眠たい」「安心できる相手」「柔らかい触感」などと結びついて出てくるのです。
猫も人もスキンシップをすると、脳内からオキシトシンという幸せホルモンが分泌され、ストレスが軽減され、心理的な安定が得られるメリットがあります。猫が寝る前のフミフミは、本能的に幸せな睡眠を取るための準備運動なのかもしれません。
2.ふとんの上で待っている
就寝時間にふとんの上に乗って、ちょこんと座って待っていたら、猫はもう寝る時間だとわかっているのでしょう。先に場所を確保するのは、飼い主が寝るまでの一連の流れをしっかり学習しているからです。
猫は基本的に自分が気に入っている場所を共有するときには、仲の良い相手としか共有しない傾向があります。いつも飼い主が寝ている場所を確保しているということは、飼い主が寝るときには自分も一緒にいたい、同じ空間で安心して休みたいという気持ちで待っているのかもしれません。
飼い主のニオイのついている布団自体が、猫にとって安らぎの場所になっているのでしょう。
3.横になると顔の近くに寄ってくる
飼い主が横になると、猫がゴロゴロと喉を鳴らしながら顔の近くに寄ってくることがあります。
飼い主がふとんに入ってしまうと、猫から見えるのは飼い主の顔だけですが、ふだんから抱っこが好きな猫なら飼い主の顔の近くは、安心できる場所のひとつといえるでしょう。飼い主の首元はあたたかく安心できるため、より近くで一緒に眠りたいという気持ちが働いていると考えられます。
あるいは、猫同士で過ごした経験が少ない猫は、飼い主と同じように過ごすことが安心できると学習している可能性もあります。もし、目が覚めているならそのまま抱っこして一緒に寝てあげるのもよいでしょう。
猫と添い寝するときの注意点

猫と一緒に眠る時間は魅力的ですが、身体の小さな猫と一緒に寝るときに注意したいこともあります。重要な点は、「圧迫による猫のケガ」と「人獣共通感染症(ズーノーシス)」です。
ふとんの中で猫と一緒に寝ていると、寝返りによって圧迫してしまう危険があります。ふとんの中があたたかいと、猫も手足やしっぽを投げ出して寝るので、気づかずに踏んでしまうと大変です。十分なスペースを確保し、寝返りを打っても猫にぶつからない距離を保ちましょう。万が一の事故を防ぐため、子猫やシニア猫の場合は、横に専用のベッドを置いて『隣で寝る』スタイルにするのが最も安全です。
また、感染症も危険です。猫の口の中や爪などに常在菌が存在するため、顔同士を近づけるなどの密接な接触で感染症のリスクが高まる可能性もあります。発熱やリンパ腺の腫れが起こり、免疫力が低い方は重症化するリスクが高いので日常的に過度な接触は避けましょう。
そのほかの部分では、猫は短い睡眠をくり返すことから、夜中に猫がゴソゴソ動くことで、睡眠が中断されやすくなることも要注意です。睡眠の質の低下は、慢性疲労につながりますので、途中覚醒が増えてきたら「猫との添い寝は寝る前にちょこっとだけ」の方がいいかもしれません。
まとめ

猫を飼っていても「うちの猫は一緒に寝てくれない」と悩む人が多い中で、猫の方から添い寝したいと思われることは、本当に幸せなことですよね。
もしかしたら愛猫が添い寝をお誘いしてくるときには、飼い主さんはまだ寝る時間でないこともあるかもしれませんが、もし時間があるときには一緒にいて寝かしつけてあげると、猫も落ち着いて休息できるかもしれません。
ただし、猫との添い寝にはケガや感染症などのリスクもあるため、十分に注意しながら過ごしましょう。