猫がかかりやすい『3つの病気』 見逃せない症状や予防法まで解説

猫がかかりやすい『3つの病気』 見逃せない症状や予防法まで解説

猫も病気になることがあります。猫がかかりやすい病気とは何でしょうか?ここでは、猫に多い病気やその症状、予防するにはどうしたらよいかをまとめました。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

猫がかかりやすい病気3選

体温計と猫

猫も体調を崩し、病気にかかることがあります。猫に多い病気には、次のようなものがあります。

1.腎臓病

高齢になると腎臓の機能が低下し、腎不全のリスクが高まります。猫の死因の中で最も多いのが腎臓病です。

腎臓病の症状としては、初期の場合、多飲多尿やわずかな食欲の低下、体重減少が見られます。進行すると下痢や嘔吐などの消化器症状や貧血、さらに末期になると痙攣や尿毒症を起こすこともあります。

腎臓病は猫に多い病気にもかかわらず、初期症状がわかりにくく、一般的に完治しない病気です。急性の場合、数日で死に至る可能性があり、慢性でも進行すると命に関わるため、早期発見で治療を始めることが重要です。

2.泌尿器疾患

膀胱炎や尿石症などの泌尿器疾患も猫がかかりやすい病気のひとつです。

何度もトイレに行くのに尿が少量または全く出なかったり、排尿時に鳴くなどの症状が見られます。血尿が出ることもあります。

尿が出ない状態が1日以上続くと急性腎不全を引き起こす恐れがあり、命に関わることがあるため注意が必要です。

3.感染症

感染症のうち、多いのは猫風邪と呼ばれるもので、主にウイルスによって引き起こされます。主な症状は人間の風邪と同じように、発熱、くしゃみや鼻水などの呼吸器症状、結膜炎などの眼症状です。

他にも、感染症には細菌や寄生虫が原因となるものもあります。これらの主な感染経路は、唾液や鼻汁などの分泌物や排泄物による空気感染や直接感染です。

感染症には命に関わるものもあるため、感染している猫との接触を避けることが重要です。

猫がかかりやすい病気を予防するには

猫に聴診器をあてる獣医師

大切なのは定期的な健康診断です。始めは症状がわかりにくい病気もあり、飼い主さんが気づくのが遅れてしまうこともあります。

病気の治療は早期発見が重要です。特に猫は若くても泌尿器や循環器、感染症などの病気になることがあります。元気なように見えても、定期的に健康診断を受けましょう。感染症の予防には、ワクチン接種や予防薬が有効です。

ストレスは病気の要因になります。特に猫は環境の変化などに敏感でストレスに弱く、体調を崩しがちです。猫が安心して過ごせる環境を整えてあげるとともに、運動不足にならないよう気をつけましょう。飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションも大切です。

病気を予防するには栄養バランスも重要です。年齢や体質に合った総合栄養食を与え、いつでも新鮮な水を飲めるようにしましょう。

まとめ

薬を持つ人と猫

どんなに気をつけていても、病気にかかることはあります。しかし、予防法や症状を知っていることでリスクを減らしたり、早く気づいてあげられるかもしれません。愛猫の健康を守るためには、飼い主さんの気づきと行動が大切なのです。

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