猫のフードは『固定』と『ローテーション』どっちがいい?それぞれの良い点・悪い点や判断のポイント

猫のフードは『固定』と『ローテーション』どっちがいい?それぞれの良い点・悪い点や判断のポイント

猫のフードは『固定』がいいの?それとも『ローテーション』すべきなの?今回はそれぞれのメリット&デメリット、判断基準について徹底解説いたします!!

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

『固定』に関するメリット&デメリット

美味しそうに食べる猫

猫という動物は本来、狩りで得た肉を食べる『完全肉食動物』です。雑食の我々とは異なり、基本的には食べ飽きるという概念がありません。

そのような背景から、各ライフステージや運動量に合った『総合栄養食』であれば極端な話、同じフードを365日食べ続けても問題はありません。

とはいえ人間の感覚からすると違和感がありますよね。そこで同じごはんを食べ続ける具体的なメリットとデメリットを紹介いたします。

フードを『固定する』メリット

『固定』には次のようなメリットがあります。

  • 体調の変化に気づきやすい

…突然食べなくなることが不自然なため

  • 胃腸に対する負担がない

…食べ慣れた味によって体調が整いやすいため

  • コスパが良い

…定期購入による割引が使えることもあるため
…月々の出費が固定となるため

『固定』が引き起こすデメリット

フード絡みであれこれ模索する必要がないので同じごはんを与えるのは、飼い主さんにとってもメリットが多いですよね。しかしながら、次のようなデメリットがあります。ご注意ください。

  • 栄養が偏りやすい

…特に価格帯が低いものではこれが顕著になる

  • ネオフォビアが起こりやすい

…新しいものを受け入れられなくなってしまう

  • 食事療法に苦戦しやすい

…『療法食』に切り替えることが難しくなる

ネオフォビアとは、未知の経験や変化に対する恐怖や不安が大きく拒絶反応を示すことです。新しいフードが受け入れ難い猫は、入院時や災害時にも苦労してしまうかもしれません。

ならばいっその事『ローテーション』は?

2種類のフード

いざという時や、年齢の切り替わりを考慮するとローテーションのほうがメリットが大きいように思えますが、実際はどうなのでしょうか。

『ローテーション』にするメリット

色々な味とメーカーのフードが取り入れられるローテーション。次のようなメリットに注目してみてください。

  • アレルギーが起こりにくい

…特定の原料が極端に蓄積する心配がないため

  • 災害時や食事療法の強みとなる

…選り好みできない場合に困らない

『ローテーション』によるデメリット

ローテーションを試みるならば、次のようなデメリットに注意してください。

  • ストレスになる可能性あり

…くれぐれも無理強いしないこと
…少しずつ新しいフードの割合を増やし、1週間程度で完全に切り替えるようにする

  • 偏食を助長することがある

…「飽きたら次のものが食べられる」と誤った学習をしてしまうことがある

  • 胃腸に対する負担が大きくなりやすい

…極端なフード変更をすると嘔吐や下痢を招くことがある

固定orローテーション!?その判断はどうすべき?

テーブルを見つめる猫

それぞれのメリット・デメリットを考慮しても、どちらを選ぶべきか迷う飼い主さんも多いでしょう。

ここからは『固定』か『ローテーション』か、その判断基準となるポイントについて解説いたします。

困り事がなければとりあえずごはんを固定にする

今現在、特に困り事がなければしばらく『固定』を続けてみてください。猫はデリケートな動物なので、固定にしてもらったほうがメンタル面が安定するでしょう。

グルメな猫にはローテーションを

一方で、グルメな猫がいるのも事実です。1種類のフードでは物足りないという印象が目立つようであれば、ローテーションにしてみてください。おそらく飼い主さんであれば『食べ飽きる』タイミングが掴めるようになるはずです。

"そろそろだな"と思ったら、現在食べているフードがなくならないうちにローテーションのフードを購入するようにしてください。

まとめ

並んで食べる猫たち

『固定』か『ローテーション』のどちらが良いのかは、愛猫の性格や食事に対するこだわり次第です。

後々療法食が必要になった場合のことを考慮すると、ローテーションのほうが強いかもしれません。

しかし、だからといって愛猫の楽しみを無理に奪う必要もありません。強引なローテーションをすることで逆にストレスを招く恐れがあることを忘れてはなりません。

もしも本当に悩ましい場合は、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。プロの目線から的確なアドバイスを貰えるでしょう。

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