飼い猫の頭蓋骨を削って「豆粒大の腫瘍」を取り出す難しい手術が、無事成功 英国

飼い猫の頭蓋骨を削って「豆粒大の腫瘍」を取り出す難しい手術が、無事成功 英国

英国で、猫の脳腫瘍を摘出する手術が行われ、無事成功しました。頭蓋骨を削って小さな腫瘍を取り出す手術はたいへん難しいものですが、獣医らは綿密な準備を重ねて成功に導きました。猫は順調に回復しています。

愛猫の脳に腫瘍が!

猫の頭部レントゲン写真

画像はイメージです

猫のBiscuit(8歳)は、このほどとても珍しい手術を受けました。エンドウ豆くらいの大きさの脳腫瘍を摘出するために頭蓋骨の一部を切除するものです。獣医師たちおかげで手術は無事成功し、Biscuitの命は救われました。

呼吸困難のために動物病院に連れていかれたときは「アレルギー反応ではないか」と思われました。しかしCTスキャンの結果、Biscuitの喉頭が腫れていて、脳には1cmほどの病変があることがわかったのです。これは猫髄膜腫でした。

腫瘍摘出のための手術は頭蓋骨の一部を切除して行われ、1時間ほどかかりました。手術のためBiscuitの頭部は丸坊主にされましたが、手術は大成功で、その日のうちに立ち上がって食事をすることができたのです。それどころか、Biscuitはスタッフに頭を撫でてもらうようせがむほど元気で、足取りも少しよろめく程度でした。

無事成功した難手術

手術を受ける猫

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専門家によると、手術は猫の脳を「3Dマッピング」して綿密に計画を立てることで行われたそうです。というのも、腫瘍は小さくて正確な位置の特定が難しく、「テニスボールからエンドウ豆を取り出すようなもの」だったからです。

サウスヨークシャー州バーンズリーにある「Vets for Pets」病院の院長兼脳神経外科医であるPeter Richards医師は「幸運なことに、Biscuitの腫瘍は早期に発見されたため、助けることができました。予後は順調で、腫瘍による永続的な影響を受けることなく、寿命をまっとうできると思います」と話しています。

手術後の2日間は、24時間体制のモニタリングが行われました。その後Biscuitは驚くほど順調に回復し、すぐに普段の生活に戻っています。

「愛猫の生還は奇跡」と飼い主

包帯を巻いた猫

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同病院の広報担当者は、「通常は猫髄膜腫は良性なのですが、症状が出始めると手遅れになる例が多いのです。ですからBiscuitが適切な時に適切な場所で診断を受けたことは、とても幸運でした」と話しています。

飼い主のJez Ethertonさんは、愛猫が助かったことを「まるで奇跡です」と喜んでいます。

「Biscuitに脳腫瘍があると告げられたときは、本当にショックでした。多くのリスクを考慮する必要がありましたが、Vets for Pets病院のスタッフのみなさんは最初からすべてを明確に説明し、サポートしてくれました。その専門知識とケアは本当にありがたかったです。Biscuitが再び幸せで健康な猫に戻ったのを見るのは、夢のようです」と彼女は話しています。

出典:Cat’s skull removed to extract pea-sized brain tumor

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