猫が思わず聞き入る『大好きな音』4選 心地よく感じる理由や活用法も解説

猫が思わず聞き入る『大好きな音』4選 心地よく感じる理由や活用法も解説

猫は聴覚が良いといわれます。これは物音のボリュームが大きく聞こえるというより、音の周波数の違いが、より鮮明に聞こえるということ。そんな猫たちが、思わず聞き入ってしまう音にはどのようなものがあるでしょう?この記事では猫が大好きな音とその活用法まで紹介します。猫生活を向上させる環境づくりに取り入れてみてください。

1.喉を鳴らすゴロゴロ音

顎を撫でられる猫

猫たちがもっとも好きな音は喉を鳴らす音でしょう。自分だけではなく、ほかの猫のゴロゴロ音も大好きです。この音に心地よさを感じる理由は、猫が生まれた直後にまでさかのぼります。

生まれたばかりの子猫は、まだ目が開いておらず、音に反応するようになるのも、生後1週間〜10日ほどだといわれています。そのため授乳中の母猫は、ゴロゴロと喉を鳴らして体を振動させることで自分の存在を伝え、子猫に授乳を促すのです。

子猫にとって母猫のゴロゴロは「安全に守られている」という安心や快適さのシグナルとして刷り込まれるため、成猫になってからも同じ音を聞くと自然と心が落ち着くのです。

最近は猫のゴロゴロ音を収録した猫用ヒーリング音源が動画サイトなどでも聞けるようになっています。就寝時や留守番中に流しておくと、猫が安心して過ごせる空間になりそうです。

2.飼い主の話し声

窓辺でお話する女性と猫

飼い主の話し声がすると、離れているのに猫の耳だけがこちらを向くことがあります。猫は人間の言葉の意味を正確に理解しているとは限りませんが、声の高さやリズム、音の柔らかさなどは常に感じ取っています。

猫にとって人の声は、生活音のひとつです。穏やかでゆっくりした飼い主の話し方は安心できる音として記憶されていくのです。

私たち人間も自分が知らない言語を話す人たちが、大きな声で早口に話していると「怒っているのかな?」と警戒することがありますよね。そのため、猫に話しかけるとき、あるいは、同じ空間で誰かと話すときも落ち着いて話す方がよいでしょう。

猫を飼っている人の中には、あまり話しかけない人もいるようですが、その声は猫にとっても「安全」という合図になるのです。返事がなくてもたくさん話しかけてあげてください。

3.小鳥の鳴き声

外の鳥を見る猫

どこからか聞こえる小鳥の声を探していた猫が、小鳥の姿が画面に映し出されたとたん、テレビの前から動かなくなってしまう。実は、このように猫が小鳥の鳴き声に聞き入ってしまうのは、狩猟本能だけでなく、音のつくりにも理由があるからです。

鳥の鳴き声は、遠くからでもはっきり聞こえる澄んだ音です。窓の外から聞こえてくる小さなさえずりに、猫が耳を動かしたり、静かにじっと聞いたりする様子が見られることがあります。

高音で細かく区切られた軽いリズムは、動物の注意を引きつける音とされています。目覚ましアラームに「ピピピ」が多いのも同じ理由です。小鳥の「チュンチュン」「ピピピ」という鳴き声は、まさにその特徴を持つため猫はつい聞き入ってしまうのです。

もし、留守番の多い愛猫が退屈そうにしているようなら、時々テレビやネット上にある小鳥の鳴き声を聞かせてみましょう。ただし、捕まえられないことでフラストレーションが溜まる猫もいるため、動画を見せた後は本物のおもちゃで遊んで狩猟本能を満たしてあげることが大切です。

4.カサカサ音

ビニール袋で遊ぶ猫

ひとことでカサカサ音といっても、ビニール袋やドライフードの厚い外袋、ウインドブレーカーのような上着もカサカサと音がします。これらはいずれも、多くの猫にとって思わず耳を立ててしまう音のひとつになるでしょう。

猫の狩猟本能では、どんな小さな物音にも注意を向ける習性がありますが、特にカサカサ音には高周波成分が含まれており、小動物が枯れ草や落ち葉を踏む周波数に似ていることから「これは何の音?」と好奇心や遊び心を自然に引き出すのです。

カサカサ音は、「うっとりとして心地よい」とはすこし異なりますが、音の発生源を探したり触れたりして遊ぶことが多く、遊び心や好奇心を自然に引き出す効果がある大好きな音のひとつなのです。

クラフト紙などを丸めてボールにすれば、カサカサ音と転がる動きで即席で楽しいおもちゃが作れます。ただし、ビニール類は誤飲すると危険なので、おもちゃに使うのは避けるようにしましょう。

まとめ

ヘッドホンをする子猫

猫の聴覚は、人間よりもはるかに繊細なので、ちょっとでも音がすると耳をピクピクと動かして敏感に反応します。

私たちが好みの音楽を聴くことで気持ちに変化が起こるように、それが愛猫の大好きな音なら、きっと猫も楽しい気持ちになれるでしょう。

音の活用には、特別な道具や大きな出費は必要ありません。テレビの録画でもいいし、インターネット上の動画サイトで無料公開されているコンテンツを活用するのもよいでしょう。

ただし、音への反応には個体差があるため、愛猫の様子をよく観察しながら取り入れることが大切です。もし「イカ耳」になって嫌がるそぶりが見られたら、すぐに中止するようにしましょう。音環境を整えるだけで、猫がより穏やかで豊かに過ごせる空間が生まれますよ。

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