猫がやけどを負っているサイン

1.特定の場所を執拗になめる
猫は違和感がある場所をなめて治そうとします。一か所だけをずっと気にしていたり、毛が薄くなるほどなめ続けたりしているときは、その下の皮膚がやけどをしている可能性があります。
猫の下はざらざらとしているため、舐め続けて外傷のようになってしまう場合もありますが、その前にやけどを負っていた可能性も考えられます。
2.触れようとするとひどく嫌がる
普段はなでられるのが好きな猫が、ある場所に手が近づくだけで逃げたり、うなったりする場合は、強い痛みを感じているサインです。抱き上げたときに鳴き声をあげる場合も注意が必要です。
3.暗くて狭い場所に隠れて出てこない
猫は体に大きなダメージを負うと、外敵から身を守るために本能的に姿を隠します。いつもなら家族のそばや、お気に入りのリラックススペースで過ごしているはずが、隅の方でじっとして動かないときは、体調の異変を感じている可能性があります。
4.歩き方が不自然
足の裏(肉球)をやけどすると、地面につくのを避けるようになります。足をかばうような歩き方や、立ち上がるのを嫌がる様子があれば、足の裏を確認しましょう。
5.急に食欲がなくなる
強い痛みやストレスを感じると、猫は食事を受け付けなくなります。好物を与えても反応が鈍い場合や、元気がなくぐったりしている場合は、目に見えない場所でやけどが進行しているかもしれません。
猫がやけどをしたときにあらわれる症状

猫の皮膚は被毛に覆われているため、外見からは症状の深刻さが分かりにくいという特徴があります。
軽度から中程度の症状
初期の段階では、皮膚が赤く腫れたり、水ぶくれができたりします。また、やけどをした部分の毛が弱くなって抜け落ち、地肌が見えてしまうこともあります。
重度の症状
さらに深刻になると、皮膚が白く変色したり、逆に黒く焦げたようになったりすることがあります。この段階では神経までダメージを受けていることがあり、痛みを感じる機能自体が麻痺して、猫が静かにしているようにしか見えない場合もあるため非常に危険です。
注意したい低温やけど
ホットカーペットや湯たんぽによる「低温やけど」は、体温より少し高い程度の温度でも長時間触れ続けることで起こります。一見赤くなっているだけに見えても、深部の組織までダメージが及んでいることが多く、見た目での自己判断は非常に危険です。
ストーブの前など猫の特等席になりがちですが、近すぎると低温やけどややけどにつながることも。近づきすぎないように設置場所などにも配慮することをおすすめします。
猫がやけどをしたときの適切な対処法

速やかに患部を冷やす
弱めの流水をあてるか、濡らした清潔なタオルで10~15分ほど冷やしてください。保冷剤を使う場合は、必ずタオルで巻いてから使用します。自己判断での処置は症状を悪化させる恐れがあるため、冷却以外のことは行わないでください。
すぐに動物病院へ
応急処置を終えたら、猫をバスタオルなどで優しく包んでキャリーに入れ、できるだけ早く獣医師の診察を受けてください。その際「いつ」「何で」やけどをしたかを伝えられるようにしておきましょう。
まとめ

猫は不調を隠す習性があります。やけどのサインを見逃さないことが、早期回復への第一歩です。少しでも異変を感じたら、すぐに獣医師の診察を仰いでください。日頃の環境対策とともに、正しい知識で愛猫の安全を守りましょう。