子猫が起こしやすい『病気・トラブル』5選

幼い頃は病気がちで体が弱かった筆者。そんな筆者が今、この記事を書けているのは小さなサインを見逃すことなく医療に繋げてくれた母のおかげです。
実は子猫も、子猫ならではの病気やトラブルが起こりがちです。実際の処置や治療の提案は獣医さんが行うものですが、子猫のSOSにいち早く気づき、診療に繋げられるのは飼い主さんだけなのです。
ということで今回は、絶対に見逃したくない『子猫の病気・トラブル』を5つ紹介いたします。
1.体重が増えない/急激に増える

子猫は1日に10g〜30gずつ体重が増え続け、1ヶ月後にはおよそ400g〜500g程度にまで成長します。
この過程で体重が増えてこない、ないしは急激に増えるなどのトラブルがあれば、発達に何らかの問題が生じていると思ってください。
もちろん個体差はありますが、どの猫も段階を踏んで必ず体重が増えます。逆に体重が極端に増えることも本来はあり得ません。
生後間もない子猫を保護した場合は毎日体重測定を行い、記録をつけておきましょう。その記録をもとに不測の事態が生じた場合は速やかに動物病院を受診してください。
なお、記録には哺乳量や排尿、排便の様子なども書き記しておいてください。
2.元気がない

子猫は生後2ヶ月頃になると運動神経がだいぶ発達してくるため、覚醒時にはよく動き回ります。好奇心が勝る時期でもあるため、なおさらじっとしていることはありません。そんな子猫が1日中寝てばかりいるのは不自然なことなのです。
個性とは明らかに違った異様なおとなしさ、無関心な様子、ぐったりしていて元気がないといった様子があれば不調を疑ってください。
この時期は母乳による獲得免疫を失う時期とも重なります。猫風邪やその他のウイルス感染を起こしやすい月齢なので、異変があれば診察を受けてください。
免疫に関してはワクチン接種によって補うことが可能です。まずは生後2ヶ月頃を目安に1回目のワクチンを打ち、その後3〜4週間後を目安に2回目を打つようにしてください。
完全室内飼育の場合は3種混合ワクチンが推奨されます。これを打つことで、猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)を防ぐことができます。
なお、接種は午前中に受けることが理想です。理由は、万が一体調に変化が現れてもその日のうちに対処ができるからです。
当日は安静を促し、嘔吐を繰り返す・ぐったりしているなどの異変があれば接種を受けた動物病院に相談するようにしてください。
3.下痢が続く・嘔吐を繰り返す・脱水になる

体力面においてまだまだ未熟な子猫は、隙あらば体調を崩します。中でも注意が必要なのは繰り返す嘔吐と下痢(消化器症状)と、それに伴う脱水です。
1日のうちで何度も繰り返される消化器症状が見られる場合は、その日のうちに診察を受けるようにしてください。月齢が幼ければ幼いほど命に関わります。
ただしある程度月齢が進み、消化器症状はあるものの元気で食欲がある場合は2〜3日様子を見ても大丈夫です。心配であればかかりつけの動物病院に電話で相談するようにしてみてください。
明らかに元気がなく目がくぼみ、背中の皮膚を摘んだ際に戻りが遅いなどの様子があれば脱水が起きている可能性が高いです。脱水も命に関わる危険性があります。
自力で水分補給ができなくなっているのであれば、その時点で診察を受けてください。
4.食欲がない

発達途上の子猫は本来、もりもりとご飯を食べます。お家での生活や、今食べているフードに慣れているのであればなおさらです。
何のきっかけもなく突然食欲が失せてしまうのも、不自然なものなのだと受け止めるようにしてください。猫はまる3日飲まず食わずの状態が続くと肝臓にダメージが及んでしまいます。
なお、フードの変更や環境の変化、地震や雷などによるストレスなどが加わった場合には一時的に食べなくなることがあります。
ただし、子猫は容易に低血糖になってしまいますので、少しでも食欲がない場合は躊躇せずすぐに病院にいくようにしてください。
5.誤飲

好奇心旺盛な子猫期は、とにかく何にでも興味を持ちます。手当たり次第じゃれては口に入れてしまうことが多いでしょう。
そこで起こり得るのが誤飲です。特に紐状のものはたちが悪く、対処法を誤れば死んでしまいます。
もし万が一、紐状のおもちゃを誤飲してしまった場合はその紐を引っ張ったり切ってしまうのは絶対NGです。そのまま腸管に取り込まれる恐れがあります。
よって紐はそのままに、切れてしまわないように気をつけながら速やかに動物病院を受診しましょう。
まとめ

目に入れても痛くないほど愛おしい子猫。すくすく育つ様子が最高に可愛らしく、日々の変化が楽しみな時期ですよね。
しかしながらその変化は時に、マイナスな方向に向いてしまうことがあります。それが病気やトラブルです。
今回は、見逃し厳禁なものを5つ紹介いたしました。いざという時に備え、かかりつけの動物病院を作っておくのはもちろんのこと、夜間救急についても候補を決めておくことが大切です。
愛猫が送るシグナル、つまり体調の異変にいち早く気づけるのは飼い主さんだけです。小さなサインを見逃さないよう、日頃からよく行動を見てあげてくださいね。