猫の『テンション』を上げるもの3選 愛猫の暮らしを活気づける上手な活用法も

猫の『テンション』を上げるもの3選 愛猫の暮らしを活気づける上手な活用法も

毎日のごはんタイム以外にも、猫のテンションが上がるものはあります。今回は、代表的なものを3つ紹介します。愛猫の上機嫌は、飼い主さんの幸せです。本文をチェックして、今後の暮らしに役立ててみてください。

1.おもちゃ遊びが楽しい!

夢中で遊ぶペルシャ猫

大昔の猫は、ウサギやネズミ、鳥などを狩って暮らしていました。程度の差はあれ、現在の飼い猫にも生粋のハンターとしての血が息づいています。

猫の狩猟本能を刺激するには、おもちゃ遊びがもってこいです。お気に入りの猫じゃらしをリアルに揺らすと、低い姿勢から例のもぞもぞステップを刻み、まんまる黒目で猛烈に飛びかかってきます。まさにテンション爆上がりの瞬間です。

猫にとっておもちゃ遊びは疑似的な狩りであり、狩猟欲の充足は、精神的な健康にもつながります。

おもちゃ遊びの基本は、1回につき5~10分程度を数回に分けることです。かわすだけでなく、何度か獲物(おもちゃ)を捕まえさせてあげると、愛猫も達成感を得られ、喜んでくれます。なお、猫は体力が続かないので、短時間で切り上げるのがコツです。

ボロボロになった猫じゃらしや蹴りぐるみを見ると、飼い主さんは狩られる者の厳しさを想像し、じわっと悲しみがあふれてくるかもしれません。ただ、おもちゃの傷が多ければ多いほど、愛猫が健康であることの証です。

遊び終えたおもちゃに「今日もお疲れ様…」とひと声かけ、誤飲防止のために、愛猫の手の届かない場所にそっとしまってください。

2.段ボール箱にワクワクする!

段ボールから顔を出す猫

猫は暗くて狭いところが大好きです。野生時代には、岩場の隙間や木の洞などで身体を休めたり、まわりの状況を確認したりしていました。もちろん、みなさんの愛猫にもその習性は引き継がれています。

紙袋やスーパーの袋も猫に人気ですが、ひときわ評判が高いのは、段ボール箱です。

たとえば、ネットで購入した商品を開梱すると、すぐに愛猫が駆けつけてきます。念願のアイテムを手に入れて喜ぶ飼い主さんを尻目に、愛猫はもっぱら段ボール箱探索に夢中です。

段ボール箱を見つけると、多くの猫は、「とりあえず、チェックしなきゃ―」と言わんばかりに、中に入っていきます。人間でたとえれば、新規の飲食店を発見すると、入店せずにはいられないグルメファンのようです。

野生の世界では、猫は捕食者であると同時に、敵に狙われる被捕食者の一面もあります。段ボール箱のように収まりが良くて暗い場所は、安全性だけでなく、快適性、保温性も抜群です。おまけに、カジュアルな爪研ぎ、秘密基地としての役割も十分に果たしてくれます。

ただ、いくら愛猫が好むと言っても、おうちのあちこちが段ボール箱だらけになると、ビジュアル的にいかにも引っ越し作業が片づかないおうち、になってしまうので、部屋の角や家具の下など、愛猫の好みそうな場所に置くようにしましょう。

3.飼い主さんとのスキンシップがうれしい!

顎の下を撫でられる猫

飼い主さんとのスキンシップも、愛猫をご機嫌にする習慣です。

たとえば、やさしく撫でると、愛猫の脳内でオキシトシン(愛情ホルモン)が分泌され、多幸感に包まれます。目を細め、うっとりした表情が何よりもその証拠です。

逆に、飼い主さんの忙しさのあまり、スキンシップの時間がなく、放ったらかしにされると、愛猫は愛情不足を感じ、精神的に落ち込んでしまいます。

スキンシップの鉄則は、指の腹を使って、毛並みに沿って撫でることです。お好みの場所は猫によって異なりますが、背中をはじめ、アゴまわり、耳の後ろ側が一般的。お腹やしっぽのつけ根は急所となるため、苦手な子も多く、避けたほうが無難です。

しっぽをパタパタと激しく振ったり、ソワソワし始めたら、愛猫の「もう十分だけど…」というサインととらえてください。それ以上続けると、逃亡したり、噛みついたり、爪を立てたりします(愛撫誘発性攻撃行動)。

愛猫とのスキンシップは、飼い主さんにとってもメリットです。外でイヤなことがあっても、おうちで愛猫を撫でさえすれば、「幸せだなぁ…」と思えてきます。

そのとき飼い主さんの脳内では、愛情ホルモンがとめどもなくあふれているはずです。

まとめ

猫じゃらしで遊ぶ白猫

猫はうれしくなったり、ワクワクしたり、安心できるものが大好きです。

今回は、猫のテンションを上げる方法として、「おもちゃ遊び」、「段ボール箱」、「スキンシップ」の3つを紹介しました。

猫に本来備わっている、狩猟欲、籠もり欲、撫でられ欲を適度に刺激すれば、愛猫も元気でイキイキと活動できます。

そんな姿を見れば、飼い主さんも幸せな気持ちに包まれます。本文の内容をヒントに、これからも充実した愛猫ライフを送ってください。

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