1.夜は明かりを消す

猫は「夜行性」といわれていますが、正確には明け方や夕方に活動する「薄明薄暮性」です。つまり、薄暗い時間に最も活発になります。
しかし、家の中で飼われている猫は、夜間でも明かりがついているために、この行動パターンが狂ってしまいがち。特に、飼い主さんが深夜まで起きていて部屋の明かりがついていたり、テレビなどの音がしていると、静かに休んでいたい深夜帯も猫が落ち着くことができません。
猫が深夜に走り回ってしまうのも、飼い主さんの生活リズムが影響しているといわれています。
猫は昼間もほとんどの時間を寝て過ごしています。猫がゆっくりとくつろげる環境を整え、寝ている時はそっとしておいてあげてくださいね。
2.猫のトイレをきれいにしておく

なぜ生活リズムを合わせるのにトイレをきれいにしておく必要があるのか…。それは、猫がとてもきれい好きだからです。
猫は、汚れているトイレを嫌がります。そこで、飼い主さんに「トイレをきれいにして」と訴えに来るわけです。それは、夜中であっても、飼い主さんが寝ていてもおかまいなし。深夜や明け方に起こされる要因のひとつです。
猫のトイレは、いつもきれいにしておきましょう。特に、就寝前は要チェックです。トイレがきれいになっていれば、寝ているところを起こされるなんてこともなくなるかもしれません。
トイレが汚れていると、排泄を我慢してしまったり、トイレ以外の場所で粗相をしてしまうこともあります。排泄物を取り除くだけでなく、定期的に砂を全量取り替えたり、トイレ本体も水洗いして清潔を保ちましょう。
3.猫のごはんや遊びの時間を決めておく

猫は自由気ままに見えて、実は規則正しい生活を好みます。猫を観察していると、毎日決まった時間に同じようなことをしているのに気づくのではないでしょうか。
猫に安心して暮らしてもらうためにも、ごはんの時間は決めておくのがおすすめです。深夜に騒ぐ習慣のある猫だったら、ごはんの時間を遅めにしてもいいかも知れません。お腹が満たされれば、朝まで静かにしていてくれるでしょう。
深夜に騒ぐのは、運動不足やストレスを抱えている可能性もあります。運動できる環境を整えると同時に、飼い主さんが毎日少しずつでいいので遊んであげてください。できれば朝と夕方に10~15分程度が理想です。スキンシップやコミュニケーションも大切にしましょう。
4.飼い主も規則正しい生活を心がける

猫と生活リズムを合わせようとするなら、飼い主さんも規則正しい生活を心がける必要があります。飼い主さんの起きる時間、寝る時間が毎日決まっていないと猫も戸惑ってしまい、生活リズムが整いません。
猫を飼い始めたら健康になった、という話を聞いたことがありませんか。猫のために自然と規則正しい生活を送るうちに、飼い主さんの体調にもよい変化が現れるためと思われます。
まとめ

猫は本来、明け方や夕方に狩りをするという生活パターンを持っています。夕方はともかく、早朝に騒がれたら困りますよね。
でも、家の中で暮らしている猫は狩りをする必要がないので、飼い主さんの生活に合わせることができるんです。それには、飼い主さんも猫も規則正しい生活を送ることがポイントになります。
お互いがストレスなく気持ちよく毎日を過ごせるといいですね。