1.年齢に応じて切り替える

猫の成長に合わせて、フードを切り替える必要があります。子猫の時期と、成猫とでは、必要な栄養素が異なるからです。
子猫用のフードは高カロリーなので、成猫にそのまま与え続けていると肥満になってしまいます。成猫用のフードに切り替える目安は、生後1年程度です。
高齢になったら、噛む力が弱くなったり、体も衰えてくるので、シニア用のフードを与えましょう。7歳以上用、11歳以上用など、年齢に合ったフードが販売されています。
また、不妊手術をした猫は、太りやすい傾向にあります。不妊手術後に体重の増加が気になる猫には、避妊・去勢手術後用のフードもあります。
2.体調に合わせて切り替える

体調を崩し、これまでのフードから療法食に切り替えなければならないことがあります。療法食というのは、体調不良により食事療法が必要な猫に与えるフードです。
療法食は治療の一環であり、体調によって与える種類も異なります。自己判断で選んだり、適切でない量を与えてしまうと体調を悪化させる恐れがあるため、療法食は必ず獣医師の指導のもと、正しく与えるようにしましょう。
3.フードを食べなくなったら切り替える

同じフードばかりを食べていると、飽きてしまうこともあります。フードの食いつきが悪くなると、栄養が足りているのか心配になりますね。都度変えることでわがままになってしまうこともありますが、気分転換に変えてみても良いでしょう。その場合は、慎重にフードを切り替えてみましょう。
ただし、フードを食べない原因が、ただ単に飽きてしまったからではないこともあります。ストレスや体調不良で食欲不振になっている場合もあるため、他に症状はないか、元気はあるかなどもチェックしてみて下さい。
上手なフードの切り替え方

突然新しいフードに替えても、警戒して食べてくれないことがあります。また、慣れないフードを食べることで下痢をしてしまう猫もいます。フードの切り替えは、5日~1週間ほどかけて、ゆっくり行いましょう。
それまでのフードを減らし、新しいフードを増やしていく方法です。少量から始め、5日~1週間後に全量入れ替えるようにします。
新しいフードの原料に初めて食べるものが使われている場合、アレルギーを引き起こすこともあります。食べた後に異変が見られたら、動物病院を受診しましょう。
まとめ

猫のフードは、頻繁に切り替える必要はありませんが、切り替えが必要になるタイミングもあります。その場合は、猫の負担にならないよう、無理なく少しずつ、切り替えていきましょう。
フードは年齢や体調に合ったものを、正しい分量で与えるようにして下さいね。