生まれてすぐに命の危険に晒された子猫
保護
ヒースローと後に名付けられた生後わずか1日の子猫は、兄と一緒に保護されました。
米国バージニア州の”NOVA Cat Clinic”に運び込まれた2匹の子猫は、集中治療が必要な状態に陥っていました。
肺炎
「2匹とも肺炎をこじらせていて、とても危険な状態でした。残念ながら兄の方は翌日、亡くなってしまいましたが、ヒースローは生きるために闘い続けてくれました。」とエレン獣医は語りました。
体温調節
ヒースローはとても弱っていたため、自分で体温調節ができませんでした。
そのため、ヒースローはインキュベーター(温度を一定に保つ機能を有する装置)に入れられました。
容態悪化
ヒースローは複数の抗生物質が投与されていたにも関わらず、突然、呼吸困難に陥ってしまったので、更に酸素療法と噴霧療法が行われました。
回復
その結果、ヒースローはやがて回復に向かいました。
回復し、更に成長して動けるようになったヒースローは、酸素濃縮装置が付けられた部屋で過ごしました。
治療
治療中のヒースローはとてもお利巧でした。
レントゲンを撮るときも薬を投与するときも、彼は本当に素晴らしい患者でした。
遊びたい気持ち
ヒースローは元気になるにつれ、子猫らしくじゃれつくことが頻繁になりました。
まだそんなに動き回ってはいけませんが、彼は遊びたい気持ちを我慢できないくらい回復していました。
友
やがて、エレン獣医の愛猫のベニーがヒースローの相手をしてくれるようになりました。
ネブライザー
ヒースローには、まだネブライザー治療(喘息用吸入器)が毎日必要でしたが、徐々にそれを少なくしていきました。
母猫のように
1か月後、同クリニックに治療のために新しい子猫たち2匹がやってきました。
ヒースローとその子猫たちは、すぐに打ち解け、常に一緒にいるようになりました。
ヒースローもまだ生後1か月の子猫です。しかも、ヒースローは男の子です。
しかしヒースローは、まるで母親みたいに小さい子猫たちを抱きしめ、体温を温めてくれたのです。
下記写真は、子猫のヒースローが後から保護された自分より小さな子猫を抱きしめている写真ですが、この写真には現時点で1,1810軒ものイイね!がついて
可愛い!
なんて神聖な姿なの
などと人々の話題をさらいました。
教育
子猫たちはヒースローを完全に慕っていました。
ヒースローが動けば、子猫たちもあとをついていきます。
ヒースローは子猫たちに遊び方を教えています。
離乳食
ヒースローは、先日、離乳食を食べれるようになりました。
肺炎
ヒースローは激しく動き回ると、まだ咳が時々出ています。
肺炎が完治するには、数週間かかることがあります。
猫の肺炎の治療には、忍耐と時間と監視が必要です。
そして諦めない気持ちが大事です。
里親
ヒースローには、すでに里親が決まっています。
ヒースローの可愛さに心を奪われた家族です。
最後に
ヒースローは誕生してすぐに命の危機に晒されました。
彼の生命のスタートは、とても困難な状況から始まりました。
でも、彼には助けの手が差し伸べられました。
手厚い医療と看護を受けられました。
更に、優しい里親さんの元での幸せな生活が保障されています。
お空へと旅立ってしまった兄猫の分も、思い切り幸せになってほしいですね。
ヒースローのことは下記に載っています。
※この記事及び写真の掲載につきましては、”The CAT LVT”さんの承諾を得て行っております。