地震の前に緊急地震速報が鳴ったら
地震の直前に緊急地震速報が鳴ることがあります。
アラームが鳴ったら、地震が来る前に飼い猫をケージに入れます。
地震後に猫の姿がみえない
地震後に猫の姿が見えないと真っ先に脱走を疑ってしまいますが、まずは落ち着いて家の中を探してみてください。
下駄箱の下、揺れで開いた引き出しの奥など、普段は入らないような思いもよらないところに身を隠していることが殆どです。
飼い主さんが名前を呼んでも出てこないのは、飼い主さんが地震に動揺していることが声色に出ていて、猫が警戒してしまっていることが原因です。
ですので呼んでいるのに出てこない場合でも、家の中にいる可能性は大いにあります。
まずは飼い主さんが落ち着いて、優しく名前を呼んであげましょう。
それでも見つからない
家の隅々まで探したのに見つからなければ、ここで初めて脱走を疑います。
脱走してしまったとなると慌ててしまいがちですが、深呼吸して冷静になりましょう。
脱走してしまっても、猫は遠くには行かず最低3日間は家の周辺に潜んでいます。
出来るだけいつものトーンで、いつものように名前を呼んでください。
見つかっても慌てて捕まえようとしてはいけません。
猫も怯えているので、必死に捕まえようとすると余計に怖がり逃げてしまうからです。
ごはんやおやつで誘い、優しく声をかけて猫から近寄ってくるのを待ちましょう。
見つからない時は、家の窓やドアを開けておき、玄関や家の周辺にごはんを置いておきます。
トイレの砂を撒くのは、ナワバリの関係で他の猫が寄ってきてしまい飼い猫が戻ってこれなくなる可能性があるのでやめましょう。
避難の必要がない揺れの場合
余震など、避難の必要のない揺れに猫が怯えているときは、猫の脇下に手を入れて持ち上げ優しく左右にブラブラ振ってあげます。
そうすると、「にゃんだ、この揺れはご主人サマが揺らしているせいか」と錯覚し安心します。
備えておくとよいもの
- 首輪に迷子札
- フード最低3日分
- 猫砂
- 猫用ウォーター
- ケージや折りたたみサークル、キャリー
- 洗濯ネット
- 暖をとるための毛布やタオル
- ビニール袋
- 常備薬
首輪に迷子札
保護した際、飼い主さんの情報を得るために必要になるので今のうちにつけておいてあげましょう。
フード
被災時、ペット用品の配給は殆ど望めないといっていいでしょう。
しかも、猫の場合は普段とフードが違うと食べてくれないこともあります。
普段からいつものフードを多めに常備しておくことが大切です。
猫砂
こちらも普段から多めに用意しておくと良いです。
猫用ウォーター
人間用のミネラルウォーターは猫にとってあまりよくありませんので、猫用の飲み水を予め別に用意しておきましょう。
ケージや折りたたみサークル、キャリー
猫たちの確保に必要です。
普段からベッドとして使ったり、いつでも自由に入れるように置いておくなどしてケージに慣らしておけば、非常時にも嫌がらずに入ってくれます。
洗濯ネット
パニックをおこした猫の捕獲に大変役立ちます。
キャリーがない時でもとりあえずネットに入れておければ抱っこして移動が出来ます。
暖をとるための毛布やタオル
冬は寒さが厳しく、それは猫にとっても同じです。
噛み癖がない子であればカイロでも良いです。
ビニール袋
排泄物や嘔吐物、トイレの下に敷くなどいろいろなことに使えるので数枚用意しておくと便利です。
常備薬
持病を抱える猫には普段飲んでいる薬も忘れずに備えておきましょう。
まとめ
地震はいつどこでくるかわかりません。
パニックになると網戸をぶち破ってでも逃げようとする子もいます。
いざという時に猫を守れるように、普段から防災知識をつけておく、防災グッズを用意しておくことが大切です。