猫に嫌われるNGな行動

そもそも猫に嫌われてしまう行動とはどんなものなのでしょうか。無意識にやってしまって、猫からの信頼を失っていないか、ぜひチェックしてみてください。
無理やり触る、しつこく構いすぎる
猫の祖先は、単独で行動して暮らしてきました。そのため、マイペースで自立心が強いといわれています。
かわいくてつい無理やり抱っこをしたり、しつこく構いすぎたりすると、「自分のペースを乱された」「自分の時間を邪魔された」と強いストレスを感じてしまいます。
大きな音を出す、急に動く
猫は、人間よりも優れた聴力や動体視力を持っています。それゆえに、音や動きにとても敏感です。
大声で話しかけたり、思い切りくしゃみやせきをしてしまったり、バタバタ走ったり…。うっかりやってしまいがちな行動が、猫に恐怖や不安を与えてしまう恐れもあります。
体の拘束を伴うお世話
爪切りやシャンプーなど、体を押さえつけられるお世話を苦手とする猫は多いです。さらに、見慣れない場所への移動や、ときに痛みを伴う動物病院への受診も大きな苦痛となることも。
必要なケアではあるものの、“飼い主からされた嫌な記憶”として、簡単に消えないものになってしまうかもしれません。
信頼を取り戻すための対処法3選

猫と心の距離ができてしまった場合でも、焦る必要はありません。猫と仲直りするための具体的な3つの方法についても見ていきましょう。
1.穏やかで落ち着いた態度を心がける
猫が警戒心を抱いていると感じたら、穏やかに落ち着いて行動すると良いでしょう。
やや高めのトーンで大声を出さないように話し、急に移動したり、走り回ったりしないように心がけましょう。猫の視界に入るときも、床にしゃがんで低い姿勢をとるなど、工夫してみてくださいね。
2. 好きなごはん・おやつを活用する
猫の好物を活用して、心を開いてもらうのも効果的です。
「この人と一緒にいると、いいことがある」「おいしいものをくれる人」と、ポジティブな印象を持ってもらうことができます。
ただし、あげるものやタイミング、量には十分気をつけるようにしましょう。
3. 距離を取り、無理に近づかない
信頼関係を取り戻そうと努力することは大切ですが、時間が解決してくれることもあります。無理にスキンシップをとろうとせず、猫の方から近づいてきてくれるのを待つのも一つの手です。
静かにくつろげる寝床や清潔なトイレなど、猫が安心して過ごせる環境を作ってあげましょう。辛抱強く見守ることで「この人は安心できる存在だ」と認識してもらえるはずですよ。
まとめ

「愛する家族にちょっと嫌われてしまったかも…」と感じたときこそ、猫との絆を深めるチャンスかもしれません。
今日頑張ったからといって、明日すぐに甘えてくれるわけではないですし、一歩後退する日もあるでしょう。
でも、猫はあなたの優しさや一生懸命さを見ています。たとえ、「ごめんね」という人間の言葉は理解できなくても、気持ちは伝わることでしょう。
ふたたび心を開いてくれるその日を楽しみに待ちながら、ゆったりとした気持ちで猫との時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。