猫が嫌う忌避剤とは
「猫が近所に住みついてしまって迷惑している!」「野良猫が糞を巻き散らかして大変!」なんてこと、ありませんか?そんなときに有効だとされているのが、今回紹介する「忌避剤(きひざい)」という猫よけグッズです。
忌避剤とは、人間に有害な生物(害のある虫や人に危害を加える動物)に対してつくられた、強い毒性を持つ薬剤です。忌避剤は古くから害悪生物の駆除目的に使用されており、その生物が嫌がる臭いや味を発することにより、使用した場所に近づかなくさせるというものです。
また、忌避剤は種類もさまざま。猫に対する忌避剤はもちろんのこと、犬用や鳥用、ネズミ用やハト用など、多種多様の生物に最適化しているものも数多く発売されています。
さらに「スプレー型」のものから「固形型」「ジェル型」など、使用目的によってその種類も豊富に開発されているので、害虫対策グッズの代表格として世間に浸透しているものと思われます。
そんな忌避剤ですが、猫に使うとどうなるのでしょうか?また、どのような効果が生まれるのでしょうか?
猫に忌避剤を使った場合の効果
忌避剤を使用すると、猫はその場所を嫌うようになります。嗅覚に優れている猫ですので強烈な毒性を感じる臭いに驚いて逃げることもあるでしょう。
しかし、忌避剤の持続効果時間は短いとも言われており、
- 「猫用に忌避剤を撒いたが全く効果が無かった」
- 「忌避剤を使用して1日しか効果が無かった」
- 「多量の分量が必要になることもあり、少し効果が薄かった」
といった声もちらほらあるようです。忌避剤には強烈な毒性物質が入っているものの、それに慣れてしまっている猫であったらそれまで。その程度の嫌な臭いだけでは動じないということです。
また、雨が降ったら効果が著しく低下したり、その強烈な臭いは猫だけでなく人の嗅覚にもいや~な感覚を与えたりと、忌避剤を使うときに生じるデメリットは小さいものではありません。忌避剤は猫よけとして広く知られていますが、「最高のパフォーマンスを発揮してくれる」というわけでは無さそうですので、使用するときは少し考えてみたほうがいいのかもしれません。
では、忌避剤を使わない猫よけ対策は一体何があるのでしょうか?
忌避剤以外でもできる猫よけ対策
柑橘系の臭いを撒く
猫は「みかん」などの柑橘類が苦手です。ですので、その臭いをばらまけばその場から立ち去ってくれるかもしれません。しかし忌避剤同様、その臭いに慣れてしまったら状況は何も変わらないと言っていいでしょう。
猫にみかんを与える際の注意点とその理由その場にある猫の臭いを消す
猫はその嗅覚を利用して「ここはトイレ」などの判断をしている可能性があります。ですので、そこにある猫の臭いを消してしまうのも一つの手です。忌避剤などの「臭いをつける」ものとは正反対の「臭いを消す」という行為によって、もしかしたら解決するかもしれません。
猫の侵入を物理的に阻止する
この対策は出来る場所が限られますが、自宅の庭やベランダであれば不可能ではありません。また、猫よけの対策として一番の効果を発揮するものと言っても過言ではないでしょう。
猫の侵入経路を網などで覆ってしまい、猫に「この場所は通れないんだ」という学習をさせましょう。そうすることにより今まで迷惑行為を行っていた場所では何もできなくなるので、どこか他の場所を探す必要が出てきます。
猫からしたら非常に迷惑な話ですが、人間も生きる場所を快適にしたいというのは常々思っていることなので、仕方なく他の場所へ移ってもらいましょう。
おすすめの猫忌避剤5選
猫を追い払いたいけど、できれば猫を傷つけたくはないですよね。最近は安全で猫にも人にも優しい忌避剤や猫除けグッズも多く販売されています。
取扱い方法も簡単なので、色々試して自分に合った忌避剤で野良猫とうまく付き合っていきましょう。効果が感じられない場合はいくつか組み合わせて使うのも良いでしょう。
アースガーデン ネコ専用立入禁止強力粒剤 600g
お手頃価格で取り扱いも簡単な猫の忌避剤がこちらです。顆粒状の薬剤を猫の侵入を防ぎたい場所に撒くだけ。この商品は植物由来の成分から作られているため、野菜などを植えた庭に撒いても安全です。また、ハーブの爽やかな香りも好評です。効果は1~2週間ほどで、置いたままで土に返ります。
逃げまんねん 500ml
煙の臭いで野良猫を寄せ付けない忌避剤です。山火事の臭いを再現したというこちらの薬剤は、害獣だけではなく害虫除けにも効果を発揮します。一度置くと二カ月程度は効果が期待できます。天然素材使用のため取り扱う際も安全です。ただし、服や家具などに付着するとシミになって取れないようなので注意しましょう。
猫まわれ右 猫よけセンサースプレー
こちらは忌避剤というより撃退タイプの猫除けです。猫を感知してスプレーが自動で噴射され、同時に音でも撃退。一度攻撃を受けた猫は警戒して近づかなくなります。617gと軽量なので、移動もラクチンです。
スプレーには人間や猫に害になる成分は含まれていないので安心して使用できます。雨に強く、24時間遠赤外線による監視が可能な頼れる猫除けです。ボンベ交換方式で、一噴射で約20円の費用が掛かります。
中島商事 トヨチュー 有機酸調整済み 竹酢液 1500ML
植物を育てる土の改良にも使われる竹酢液は安価で安心して使えるという点で人気の忌避剤です。猫の通り道に撒くと、特有の臭いで猫を遠ざけます。
また、糞尿に対する消臭効果が期待できることも嬉しい点です。なかなか効果を実感できなかったり、影響が長続きしなかったりする場合もありますが、根気よく撒き続けることによって一定の効果は感じるようです。もし余っても植物を元気にする作用があるので庭などに使用できます。
「ネコよらずハーブ(ルー)」【品種で選べるハーブ苗9cmポット/お買い得3個セット】
こちらは猫を寄せ付けない本物のハーブです。猫が嫌いな柑橘系の香りを放ち、オーストラリアでは猫除けの植物としてよく知られています。常緑小低木で、黄色の花を咲かせます。
寒さにも強く育てやすいので、猫の侵入口付近に植えたり、鉢植えを置いたりすると良いでしょう。樹液は肌荒れの原因になることがあるので注意が必要です。
猫と忌避剤のまとめ
では、猫に忌避剤を使うことについて軽くまとめてみましょう。
- 忌避剤とは、様々な有害な生物を臭いや味で避けさせる薬品のこと
- 猫の忌避剤を使用すると猫が寄ってこなくなる
- ただし、効果が薄い・持続しない
- 猫が忌避剤に慣れてしまったらほぼ意味なし
猫を避けさせるために使用する忌避剤。他の猫よけ対策を行っても全く状況が変わらない!というときに試してみる価値はあるでしょう。しかし、猫も脳みそを持った動物です。生きるために学習をしていくので、臭い程度ではその場から離れてくれないのかもしれませんね。
20代 女性 てとまる
20代 女性 サン
忌避剤は人間に有害な生物に対して作られました。強い毒性を持ちます。
種類もたくさんあって猫用以外にも犬用や鳥用、ネズミ用やハト用などあります。
スプレー型のものから固形型、ジェル用など使用目的によって種類が豊富にあって便利だと思いました。使ってみようと思います。
忌避剤を使用すると猫はその場所を嫌がります。嗅覚に優れているので強烈な毒性を感じている臭いに逃げるほど効果は抜群ですごいなと思いました。
デメリットもあって持続効果時間は短いとも言われています。
「猫用に忌避剤を撒いたがまったく効果がなかった」や「忌避剤を使用して一日しか効果が無かった」、「多量の分量が必要になることもあり効果が薄かった」などもありました。
雨が降ったら効果が低下したり、臭いも人の嗅覚にもいやな感覚を与えたりします。
柑橘系の臭いは猫は苦手です。忌避剤を使用しない代わりに使えますが臭いに慣れてしまったら意味がないみたいで難かしいと思いました。