1.好奇心の赴くままに

慎重さもある一方、猫には好奇心旺盛な側面もあります。たとえば、新しいネット通販の段ボール箱を見つければ、すぐさまチェックせずにはいられません。中に入ってみて気に入ると、晴れて秘密基地の仲間入りを果たします。
同じように、新しくおうちにお目見えする敷物は、どうしても気になってしまう存在です。どんなものなのか、猫は興味の赴くままに確かめに行きます。
匂いを嗅いだり、前脚でチョイチョイ触ってみたり、実際に寝転んでみたりして、愛猫なりの感触をチェックします。その姿は、まるで家具屋さんのベッドで「試し寝」する子供のようです。
2.自分の匂いをつけたくてしょうがない

本来、猫は縄張り意識がとても強く、自分のテリトリーの秩序、平和を保つため、日々、おうちのなかをあれこれとパトロールします。
そんな習性を持つ猫からすれば、いつもの空間にあらわれた見慣れない物体に対し、「何だ?」と反応するのも当然です。愛猫にはきっと見過ごせない違和感なのでしょう。
まずは、クンクンと匂いをひと通り嗅いだうえで、新しい敷物の安全性を確認します。さらに顔をスリスリして、自分の体臭を匂いづけ。これで新参者への猫なりのあいさつが完了します。人間で言えば、カジュアルなハグといったところでしょうか。
猫は、自分の匂いに包まれていると、心から安心できます。新しい敷物への匂いづけは、自分のテリトリー内に生じた凸凹を丁寧に均す行為に近いかもしれません。まさに、匂いの世界に生きる猫ならではの営みと言えます。
3.ひとめ惚れした!

猫は、「居心地の良さ」や「快適性」を非常に重要視します。反対に、忌み嫌うのは、「居心地の悪さ」「しっくりこない感じ」です。不快にさせられるような場所、人、モノに対しては、徹底的に距離を置きます。
たとえば、飼い主さんが念入りにリサーチし、さまざまに比較検討した末に選び抜いた猫グッズ(クッションや猫ベッドなど)も、気に入らなければ見向きもしません。ある意味、猫のジャッジは厳正さを極めます。飼い主さんへのソンタクもナシです。
もしみなさんの愛猫が、導入後すぐに、新しい敷物にゴロンと寝転んだとしたら、「審査通過!」という証です。猫は、人であれ、モノであれ、直観で瞬時に「自分にとって好ましいかどうか」を判断します。
どんな敷物を好むかは、猫次第なところもありますが、飼い主さん、愛猫、双方にとって、最適な敷物(ラグ)もあります。
ラグ選びで押さえておきたいのは、毛足が短いものを選ぶことです。毛足が長過ぎると、猫の抜け毛が絡まりやすく、掃除の手間が非常にかかります。
遊び盛りの若い猫や子猫には「クッション性のある低反発ラグ」、爪研ぎ癖のある子には「カットパイル(毛先をカット済み)のラグ」といったように、その子の行動特性に寄り添って選ぶと、愛猫も飼い主さんも問題なく利用できます。
もし吐き戻しや粗相の問題を抱えているなら、洗濯できるコットン素材のラグも検討してみてください。
まとめ

猫は敷物が大好きです。新しいものを見ると、体験学習したくてしかたがありません。
今回は、新しい敷物に対する愛猫のハイテンションな反応について、「好奇心」「匂いづけ」「何となく気に入った」という3つの理由を考察しました。
愛猫が敷物でまったりくつろぐ姿は、飼い主さんにとって、忙しない日常をふと和ませてくれる光景かもしれません。本文でも紹介したラグ選びの条件をヒントに、愛猫に喜んでもらえるラグを探し当ててみてください。