1.なんか見てくる(察してよ!)

言葉を持たない猫は、さまざまな行動を通じて、飼い主さんに自分の意志を伝えようとします。スリスリやしっぽピーンのようにわかりやすいものなら良いのですが、なかには「?」と判断しかねるような行動もあります。
「じっと見つめてくる」という行為は、まさにそのひとつです。
猫は基本的に目を合わせたがらない動物ですが、自分の気持ちに気づいてもらうために、飼い主さんをじっと見つめることがあります。「おやつが欲しい!」「かまって欲しい!」「トイレの感じがいまいち!」など、要望メニューはそのつど違ってきます。
「遊んで欲しい!」と願っているときにも、あたかもフォーカス・ロックしたかのように、飼い主さんにじーっと注目します。そのときの愛猫は、おそらく、「察してよ!」という心理状態なのでしょう。
飼いたてのうちは、愛猫に見つめられても、何を望んでいるのか、ややわかりにくいかもしれません。ただ、間違いを繰り返しながらも、愛猫の意図に焦点がだんだん合ってくると、「これぞ猫飼いの醍醐味!」と言えるほど、うれしい気持ちが湧き上がってきます。
2.ゴロン&クネクネ(楽しいことしようよ!)

クールさと大胆さ、両極端な特徴を持つのが、猫という動物です。クールな面が強くなるとツンツン、逆に、甘えん坊パワーが炸裂すると、とんでもないデレデレに変貌します。
飼い主さんに遊んでもらいたいときも、デレモードで誘うことがあります。その一例が、身体でダイナミックに表現する「ゴロン&クネクネ」です。
「ゴロン&クネクネ」は、その言葉の通り、猫が、ゴロンと寝転がって、お腹をさらしたまま、ついでにクネクネと身体をひねり続けます。
急所のお腹を無防備にさらすのは、愛猫が飼い主さんを何よりも信頼している証拠です。野生の世界では絶対にありえない行動であり、おうち環境も含めて、ストレスのない暮らしを満喫できているゆえのことでしょう。
床に転がって、「ゴロン&クネクネ」を繰り返す愛猫の気持ちは、「楽しいことしようよ!」というアピールです。
ただ遊んで欲しいだけなのに、飼い主さんが「撫でて欲しいのかな?」と勘違いして、お腹をわしゃわしゃ触ってしまうと、愛猫から理不尽にブチ切られることもあります。
「遊んで欲しいのか?」「撫でて欲しいのか?」一瞬でその見極めができたら、飼い主さんとしても胸を張っていいレベルかもしれません。
3.おもちゃ持参で駆けつける(ねぇってば!)

遊びに誘う場面でいちばんわかりやすいのは、おもちゃ持参で駆けつけてくれることです。子供の野球遊びで言えば、野球道具一式(バット、グローブ、ボール)をそろえたうえで、友達のおうちのピンポンを鳴らす、という行為と似ているかもしれません。
このときの愛猫の気持ちは、ズバリ、念押しの「ねぇってば!」です。おそらく、遊んでくれて当然、と愛猫は思っているのでしょう。誘い方に関しては、以下の通り、猫それぞれで微妙に違ってきます。
おもちゃをくわえて、飼い主さんの目の前に置く。おもちゃをくわえたまま、これみよがしに猛アピールする。飼い主さんの足元におもちゃを落とした後、でれ~んと横たわって、「遊ばないとは言わせねぇ」と無言の圧力をかける。
ときには、おもちゃを持ってきたうえで、「ニャー!」と鳴き、いじましくじーっと見つめてくることもあります。まるで自分のかわいさを100%自覚しているような合わせ技です。
愛猫にそこまでされると、さすがに飼い主さんもスルーはできないかもしれません。
生活に影響が出ない範囲内で応えてあげられたらいちばんですが、忙しくて後回しになってしまうときもあるはずです。その際は、「ちょっと待ってね、先に用事を片づけるから!」と声をかけたうえで、時間ができたときにたっぷり遊んであげてください。
まとめ

猫の気持ちを最大限に理解したい、と考える飼い主さんも多いはずです。今回は、みなさんの参考になるように、愛猫が遊びたい衝動に駆られたときの行動を3つ紹介しました。
簡単にまとめると、「凝視」「寝転がってクネクネする」「おもちゃ持参」という3つの行動を通じて、愛猫は飼い主さんに「遊んでよ!」と誘いに来ます。
おもちゃ遊びは、愛猫の健康維持やストレス解消につながります。忙しい毎日かと思いますが、スキマ時間を上手に利用して、愛猫といっしょに遊んでみてください。飼い主さんにとっても、いい気分転換になるはずです。