1.呼びかけに反応しない
猫がほっといてほしいと思っている時は、飼い主からの呼びかけにはほとんど反応してくれないでしょう。「今はゆっくりしたいんだよ～」と言わんばかりに、声をかけてもしっぽをゆらりと振るだけ。それどころか全く何の反応も見せない子すらいます。
飼い主としては何とも切ない気持ちになってしまいますが、きっと愛猫はまったり休みたい気分でいるかもしれないので、無理に触ろうとしたりしつこく構わずそっとしておきましょう。
2.寝たまま動かない
ほっといてほしいと思っている猫は呼びかけに反応しないのと共に、寝ている体勢やくつろいでいる状態のまま動こうとしません。確かに、気持ちよく寝ている時やまったりしている時に声をかけられても動きたくはないですよね。
家猫は外で暮らす猫と比べると警戒心は弱めであることが多いですが、それでも猫は外敵に襲われないために眠りが浅く、ちょっとした物音や触れた刺激で起きてしまうことがあります。
せっかくの猫の睡眠時間を邪魔しないためにも、寝ている猫やウトウトしている猫にはそのままゆっくりしてもらいましょう。
3.遊びに興味を示さない
今は遊ぶ気分ではないな、と感じている猫は遊びを持ちかけても興味をさほど示しません。お気に入りのおもちゃを使ってみても反応が薄い時は、そもそも遊ぶ気がない可能性があります。
性格にもよりますが、遊びたいと思っている場合はおもちゃを飼い主の元まで持ってきたり、おもちゃの前で要求鳴きをしたりします。愛猫が近くにくるけど遊びに興味がなさそうな時は、スキンシップをはかるなど他の方法でコミュニケーションを取ってみましょう。
4.隠れて出てこない
愛猫がどこかに隠れていて声をかけても飼い主の前に全く出てきてくれない時は、ほっといてほしいと思っているサインです。飼い主や他の猫に干渉されずに自分だけの時間を楽しみたいと考えている可能性があるので、危ないところに入っているなどでなければ、無理に探し出そうとせずそっとしてあげましょう。
猫が何か飼い主にしてほしいことがある時や、構ってほしいと思う時は自分から目の前に出てきてくれたり、要求鳴きなどでアピールしてきてくれますよ。
「ほっといて」のサインを汲み取ろう
愛猫が出している「ほっといて」サインを無視して無理に構おうとしたり、しつこく声をかけたりしていると、愛猫に多大なストレスを与えてしまうので注意が必要です。
ストレスが溜まった猫は食欲不振や体調不良、攻撃的な態度、粗相といった問題行動が見られるようになるなどの変化が現れます。さらには溜まったストレスが病気の原因となる可能性も十分あり得ますので、愛猫が見せるサインを見逃さず適度な距離感で接していくことが大切です。
かわいさからついつい目で追ったり、色々としてあげたくなってしまいますが、猫にとっては飼い主がある程度ほっといてくれるくらいがちょうど良いのかもしれません。
まとめ
猫はとても気まぐれで、自分の気分が乗らない時は大好きな飼い主に対しても塩対応をすることがあります。遊んでほしい時や甘えたい時は、自分から何らかのアピールをしてきてくれるものです。
愛猫が「ほっといて」と思っていそう時は無理に構ったり話しかけようとはせず、愛猫の気持ちに寄り添った「猫ファースト」な接し方を心がけましょう。
今回紹介した4つの「ほっといてほしい」サインを汲み取ることで、愛猫とのより良いコミュニケーションに役立てていただければ幸いです。