1.猫が好むトイレを用意する

猫をお迎えする前に用意しておきたいのが、猫用トイレです。お迎えしたら、すぐにトイレトレーニングを始められるようにしましょう。
猫のトイレには専用の猫砂を入れますが、これは、猫が自分の排泄物を砂に埋めるという習性があるからです。
猫砂には、紙製、木製、鉱物系など、素材によって種類があります。価格や掃除のしやすさなど、それぞれメリット、デメリットがあるので、使いやすいものを選びましょう。猫によっても好みが異なるため、猫が気に入るものを見つけてあげる必要があります。
トイレは、大きな音がしない、静かで落ち着いた場所に設置しましょう。排泄したらすぐに気づけるよう、飼い主さんの目が届きやすい場所にします。猫が食事をする場所からは離して下さい。
トイレのサイズも、小さすぎると排泄してくれません。猫がトイレの中で向きを変えたり、砂を掻きやすいサイズを選びましょう。
トイレトレーニングがなかなか進まないときは、トイレ自体や設置場所、猫砂を見直してみて下さいね。
2.排泄しそうになったらトイレへ

猫の排泄のサインを見逃さないようにします。排泄したくなると、歩き回って床のにおいを嗅いだり、床を掻くような仕草を見せるでしょう。それが排泄のサインです。排泄のサインに気づいたら、トイレへつれて行きます。
なかなか排泄のサインがわからないという場合は、猫が排泄をしやすい、朝起きたとき、ごはんの後や水を飲んだ後、遊んだ後などにトイレへつれて行ってみて下さい。
3.うまいったら褒めてあげる

トイレで排泄ができたら、トイレから出てきたタイミングで褒めてあげます。撫でてあげたり、おやつを与えるのもいいでしょう。
排泄物はすぐに取り除きますが、おしっこのついた砂を少し残しておくと、においでここがトイレだと覚えやすくなります。トイレ以外で粗相をしてしまったときも、拭き取ったティッシュなどをトイレに入れておくのが効果的です。
4.トイレの掃除はこまめに

猫は、汚れたトイレを嫌がります。トイレが汚れていることで、粗相をしてしまうことがあるのです。排泄物は早めに取り除き、定期的にトイレを丸洗いして、猫砂も取り替えましょう。
もしも、トイレに失敗してしまっても、叱らないで下さい。猫は、排泄をすることで叱られていると学習してしまい、トイレトレーニングが進まないばかりか、排泄を我慢してしまうことがあります。
粗相をしてしまった場合は、きれいに拭き取ってにおいが残らないようにします。さらに、ペット用の消臭剤でにおいを消してしまいましょう。においが残っていると、同じ場所で排泄を繰り返してしまうことがあるからです。
まとめ

猫のトイレトレーニングは、比較的ラクだといわれます。子猫でも成猫でも、ほとんどの猫が1週間以内、早ければ1日でトイレを覚えることができます。
うまくかないときは、何か理由があるのかも知れません。トイレの場所や大きさ、砂なども考慮して、根気よくトイレトレーニングを続けましょう。