猫暮らしの『ダークサイド』あえて知っておきたい、猫との生活で困るであろう4つのこと

猫暮らしの『ダークサイド』あえて知っておきたい、猫との生活で困るであろう4つのこと

猫と人間とでは、体の仕組みや習性が大きく異なります。それらの違いが、ときには飼い主さんを困らせる原因になるかもしれません。今回はそんな困りごとを「ダークサイド」として4点取り上げていきますので、これからの猫暮らしに備えてみてはいかがでしょうか?

猫との生活で困るであろう4つのこと

ボロボロのソファと猫

1.家具をボロボロにされること

猫と暮らすのであれば、ソファやカーテンなどをボロボロにされることは、覚悟の上になるでしょう。

爪とぎアイテムや傷防止シートなどを活用して、ある程度対策はできますが、100%防ぐことは現実的に難しいです。かといって、猫の大事な習性である爪とぎを制限することもできません。

視点を変えて、いっそ爪とぎをされることを前提に、家具を選んでみるのもひとつの手かも。定期的に部品交換ができるものや、爪とぎされにくい材質から検討してみましょう。

2.アロマが使えないこと

リラックス効果の高いアロマですが、猫には有害です。猫は、植物由来の精油成分を代謝できず、舐めてしまうことはもちろん、被毛から吸収されること自体が問題視されています。健康に与える影響に配慮し、猫がいる空間では使用を避けなければなりません。

筆者もアロマは好きですが、愛猫の健康を優先し、猫の出入りのない「人間のトイレ」のみに使用を限定しています。

アロマオイルやキャンドルだけではなく、柔軟剤などの日用品にも成分が含まれている場合がありますので、見逃さないようご注意ください。

3.グルメな猫に翻弄されること

思うように猫がごはんを食べてくれず、翻弄されることもあるでしょう。

昨日までは問題なく食べていたのに、いきなり口にしなくなったり、新しい種類のフードには一切手をつけてくれなかったりと、苦労は絶えません。同じフードに飽きる猫もいれば、新しいフードを苦手とする猫もいます。

たとえば、食飽きしやすい様子が見られるのであれば、いくつかのフードをローテーションして与えるといった工夫が必要です。

愛猫の食の傾向を探り、根気強くお付き合いしてあげましょう。

4.外泊・旅行がしにくくなること

一般的には、1泊2日程度の外泊であれば、猫をお留守番させても問題ないと言われています。とはいえ、猫の性格によっては、比較的短い期間であっても大きなストレスになるかもしれません。

特に、子猫や持病を持っている猫などであれば、できれば不在は避けた方がよいでしょう。ましてや長期不在となれば、その間のお世話をどうするかを、慎重に検討する必要があります。

近くに知り合いがいない場合は、ペットホテルなどに預けるというのもひとつですが、猫への影響を最小限に抑えることが大切です。

ダークサイドをも上回る幸せとは?

猫と幸せいっぱいの女性

ここまでご紹介した困りごとだけを聞くと「大変なのに、どうして猫と暮らすの?」と考える人もいるかもしれません。しかし、そんな困りごとを帳消しにするほどの大きな喜びや幸せを、猫は人間に与えてくれます。

それはデータでも明らかになっており、あるペット保険会社が実施したアンケートによれば、99%の人が「猫と暮らし始めて幸福度が高まった」と回答しています。

また、猫と触れ合うと「オキシトシン」と呼ばれる幸せホルモンが分泌されることも明らかになっており、数えきれないほどの幸せを生み出していることが分かるでしょう。

まとめ

ぐっすり寝ている猫

猫暮らしと引き換えに、数々の困りごとが発生することは、心づもりをしておきたいものです。

飼い主さんの娯楽である旅行やアロマなどが制限されたり、お気に入りの家具をボロボロにされたりといった、数々の問題に直面するでしょう。どんなときも、猫にとって最良の方法を考え、ときには視点を変えることも大切です。

しかし、データでも明らかになっているとおり、猫暮らしは、そんな困りごとにも勝る幸せをもたらしています。

これからも、ダークサイドとうまく向き合いながら、楽しい猫暮らしを満喫しましょう。

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