滅多に見ることができない『珍しい猫種』4選 新しい猫種や海外のレア種…知っていたら猫通かも?

滅多に見ることができない『珍しい猫種』4選 新しい猫種や海外のレア種…知っていたら猫通かも?

猫には実にたくさんの種類が存在します。その中には、聞いたことがない珍しいものもあるかもしれません。ここでは、滅多に見ることができない新しい猫種やレアな猫種など、「珍しい猫種」をご紹介します。

1.ハバナブラウン

座っているハバナブラウン

「ハバナブラウン」は、「シャムネコ」を起源とするイギリス原産の猫種です。日本では、その名前を聞くことはあまりありませんが、イギリスやアメリカでは人気が高まっています。

チョコレート色の被毛に、グリーンの瞳が美しい、スリムな短毛種の猫です。

ハバナブラウンという名前の由来は、全身チョコレート色の毛色が、ハバナ産の葉巻のようだからだとか。

性格的には人懐こく、人間が大好き。そのため、他のペットや同居猫がいると、嫉妬してしまうこともあるようです。好奇心旺盛で活発な面も持ち合わせています。

2.ライコイ

片手を上げるライコイの子猫

2012年に『TICA(The International Cat Association:純血種および家庭猫の世界最大の血統登録機関)』により品種として認定されたばかりの新しい猫種「ライコイ」。オオカミのような外見から「ウルフ・キャット」と呼ばれています。

生まれたばかりの頃はふさふさの毛に覆われているのですが、生後3週間頃からこの毛が抜け落ちていきます。どれくらい毛が抜けるのかは、個体差があるようです。

警戒心が強いため、お迎えしてから馴れるまでに時間がかかることもあります。しかし、人懐こく忠実な面もあるので、一度馴れてしまえば、信頼関係を築くことができるでしょう。

3.マンクス

立ってこちらを見るマンクス

「マンクス」の特徴は、尻尾がなく、前足が短いことです。全体的に丸みを帯びた体型をしています。

イギリスのアイリッシュ海に浮かぶ孤島「マン島」がマンクス発祥の地といわれています。マン島では、猫たちは島の中だけで近親交配が行われ、突然変異によって尻尾のない猫が生まれたのだそうです。

ただし、すべてのマンクスに尻尾がないわけではありません。尻尾を持つマンクスも存在し、それぞれ長さによって呼び名があります。

尻尾がないマンクスは「ランピー」と呼ばれ、それ以外は、尻尾がわずかにあるものを「ライザー」、短い尻尾があるものを「スタンピ―」といいます。一般的な猫のような尻尾があるマンクスは「ロンギ―」です。

マンクスの毛色はバリエーション豊かで、ブルー、レッド、ブラック、チョコレート、クリーム、ホワイトなど様々。ほとんどが短毛種ですが、長毛種も存在します。

性格的には優しくて物静か。神経質な面もあり、人見知りなので家族以外の人にはなかなか馴れないでしょう。賢く、犬のように忠実でもあります。

4.ラパーマ

横向きのラパーマ

「ラパーマ」は、アメリカ原産の、巻き毛が特徴の猫種です。短毛種と長毛種があり、どちらもカールした被毛ですが、中には生まれたときから直毛のラパーマもいます。

ラパーマは「美猫」と呼ばれ、世界中で人気上昇中ですが、まだまだレアな猫です。『TICA』に登録されたのは2003年と歴史も浅く、日本では、なかなかお目にかかれないかもしれません。

性格は温厚で穏やかですが、活発な面も持ち合わせ、遊ぶのが大好きです。自立していて依存心はありませんが、人懐こいので、飼い主さんの近くにいることが多いでしょう。

まとめ

正面を見るラパーマ

今回は、登録されている品種の中でも「珍しい猫種」をご紹介しました。

猫の品種は登録されているだけで100種類以上、といわれています。未登録の猫種を合わせたらさらに多くの種類が存在する、というのですから驚きです。

今回は特に珍しい猫種について解説しましたので、もしご存じでしたらかなりの猫通かもしれませんね。

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