猫が『あなたを呼んでいる』ときの行動7選とそのときのキモチ
1.繰り返し鳴く
猫が飼い主を呼ぶとき、「繰り返し鳴く」手段を選ぶ猫もいます。
「ニャー」と高い鳴き声を連続して発することで、飼い主の注意を引こうとしているのです。何かを伝えたい、あるいは要求したいという強い欲求が隠れているんですね。
たとえばお腹が空いていたり、遊びたかったり、構ってほしかったり。
鳴き方にもさまざまなバリエーションがあるようで、短く鋭い鳴き声は「早く気づいて!」という気持ちを示していたり、一方長くゆったりとした鳴き声は、単に甘えたい気分であることをあらわしているのだとか。
2.飼い主の足元をすり寄る
猫が飼い主の足元にすり寄ってくる行動も、呼びかけの一種です。飼い主との親密な関係を確認したい、あるいは何かを要求したいという気持ちを隠しています。
とくに尻尾を高く上げてすり寄ってくる場合は、友好的な気持ちや喜びをあらわしていることが多いので、猫の行動に対して何かしらの反応をしてあげましょう。
3.じっと見つめる
猫が飼い主をじっと見つめる行動も、一種の呼びかけです。
とくに目を大きく開いてじーっと見つめてくる場合は、何かを訴えかけようとしていると推測されます。
「ご飯の時間だ」「トイレが汚いぞ」「暇だから構って」といった気持ちを伝えようとしているのでしょう。
どこからか視線を感じたら、周囲を見回してみてください。愛猫がなにかを訴えかけているかもしれません。
4.飼い主の体に乗る
猫が飼い主の膝や胸の上に乗ってくる行動も、呼びかけの行動とも言えます。
とくに飼い主が何かに集中している時や、忙しそうにしている時は、なかなか気づかれないため、このように大胆にアピールしてくるようです。
ほかには飼い主が呼んでいる新聞や、パソコンの上に乗ったりしてアピールすることも。「わたしに注目しろ!」「一緒に遊ぼう」など、伝えたいのでしょう。
5.ドアの前で待つ
猫がドアの前で待つ行動も、飼い主を呼んでいるサインのひとつです。
飼い主がトイレやお風呂にいるとき、もしくは仕事部屋にこもっているとき、なにかを伝えようとドアの前でスタンバイすることもあります。
たいていは甘えたいなどのポジティブな要求や、お腹空いた・掃除してなどの生理的な要求を伝えようとしています。
飼い主の反応が悪いと、ドアを引っ掻いたりして大胆にアピールし始める猫もいるようです。
6.物を落とす
猫が意図的に物を落とす行動も、飼い主を呼ぶひとつの方法です。
飼い主の注意を引きたい、あるいは遊びを求めているという気持ちが隠れており、飼い主が忙しそうにしている時や、猫に注意を払っていない時によく見られます。
高所から重量のある物や鋭利な物を落とされるのは大変危険なので、落とし癖のある猫と住んでいる場合は置物の配置にも注意しましょう!
7.飼い主の手や足をひっかく
猫が飼い主の手や足を軽くひっかく行動も、呼びかけの一種です。
なかなか飼い主に気づいてもらえない、忙しくて注目されないときなどに、猫がはっきり飼い主に訴えかけるため、手足をひっかいたりします。
ほかには猫パンチを繰りだして逃走するのも、飼い主を呼んでいる行動のひとつです。
上手な返事の方法は?
注意をむける
猫が呼びかけてきたときは、まずその存在に気づいたことを示しましょう。猫の名前を呼んだり、優しく話しかけたりすることで、猫の呼びかけに気づいたことを伝えます。
猫のニーズを把握する
猫が何を求めているのかを推測します。食事を求めているのか、遊びたがっているのか、単に甘えたい気分なのか、あるいは何か問題が起きているのか、状況に応じて適切に判断しましょう。
スキンシップをとる
猫が飼い主を呼びかけるときは、たいていポジティブな理由が隠れています。そのため余力と時間があれば、撫でてあげたり一緒に遊んだりしてスキンシップをとってあげてもOKです。
ただし猫の気持ちを尊重することは忘れずに。
まとめ
猫は言葉が話せない分、さまざまな行動で飼い主を呼ぼうとします。
もし愛猫が今回紹介したような行動をしていたら、あなたに呼びかけているのかもしれません。なにを伝えたいのか推測しながら、猫の要求に応えてあげましょう。