1.猫の爪切りは忘れずに!
猫ちゃんの爪の役割
猫ちゃんの爪は先端が尖って鋭いです。それは祖先の名残りだといわれています。元々単独行動で生活していたため獲物を捕まえる時や猫同士の喧嘩の武器、身を守るために木に登る時などに使われてきました。
そのため爪を適度に使う頻度が多かったため爪を切る必要はなく、爪とぎをする事によって外側にある古い爪を剥がし常に新しい鋭い爪を保っていました。
現在、室内で飼っている猫ちゃんもダンボールや爪とぎ専用などに爪の手入れをしていますが床のフローリングや獲物を捕獲する事がなくなったため爪が削れる事ができず、しだいに伸び続けてしまいます。
どれくらいのペースで猫の爪は切ればいいの?
猫ちゃんの体質や種類によって変わりますがおよそ1ヶ月に1回のペースで切ってあげると良いです。爪をみると、うっすら赤い部分があり血管と神経が通っています。
そこまで深く切ってしまうと出血や痛みを伴ってしまうので確認しながら深爪にならないように注意が必要です。
また猫ちゃんは我慢する事が苦手なので一気に全ての爪を切ると時間がかかり嫌がってしまうため1〜2本ずつやリラックスしている時など無理せず少しずつ切ってあげる事が大切です。
爪きりでも種類がありますがハサミタイプのものが適しています。
爪が伸び続けると怪我や肉球に刺さる?
爪を切らないままにしてしまうとどんどん爪が伸びていきます。また高齢になると運動しなくなるため若い頃と比べると爪とぎする頻度が低下し剥がれるはずの古い爪が残ったままになり太く伸び続けてしまいます。
爪はカーブして伸びるため最終的に爪が肉球に刺さり食い込みます。肉球から出血し化膿する事があり痛みを伴います。
2.猫にブラッシングをしよう
猫ちゃんもブラッシングって必要なの?
「毛づくろいするからブラッシングしなくてもいい」と思う方がいると思いますがブラッシングする事によって抜け毛が減ったり猫ちゃんに触れるため病気の早期発見や長毛種によくなりやすい毛玉ができにくくする事ができます。
猫の毛球症を予防できる
猫ちゃんの舌は小さい突起状がいくつもあり毛づくろいする時にその突起状に引っかかり飲み込んでしまいます。毛は消化されないため吐き戻すか便と一緒に出ますが飲み込んだ毛の量が多いと胃に毛が溜まってしまい毛球症になってしまいます。
食欲低下や便秘、うずくまる事が多くお腹触ると嫌がるなどの症状がでます。早めに処置をしなければ最悪、お腹を開け毛を摘出しなければいけません。
猫のブラッシングの頻度は?
短毛種はおよそ1週間に2回程のペースでおこないと良いですが換毛期の春と秋はこまめにブラッシングする必要があります。また毛が短く皮膚にあたりやすいためピンが短く柔らかいラバーブラシが適しています。
長毛種の場合は短毛種と比べ抜け毛に量が多かったり毛玉ができやすいため毎日ブラッシングする必要があります。毛玉がしっかり取れるピンブラシやスリッカーブラシが適しています。また長毛種は全体の毛の量が多いので最後にコームを使って毛並みを整えてあげると良いです。
ラバーブラシと比べてピンが長くしっかりしているので毛玉とるのに適しています。
3.猫の歯磨きをしよう
猫も歯磨きした方がいいの?
私たちも毎日歯磨きするのと同様に猫ちゃんも歯磨きが必要です。食べているものによって異なりますがドライフードよりも水分量が多く柔らかいウェットフードの方が歯垢がつきやすく歯周病になりやすいです。
猫が歯周病になるとどうなるの?
口腔内には細菌がたくさん常在しています。そのため食べ物のカスが歯垢となり歯の表面につき、やがて歯石に変わります。初期は歯ぐきの腫れや炎症ですが進行すると歯ぐきから出血したり歯周ポケットが形成され膿みが溜まりやがて歯が抜けおちてしまいます。
猫の歯磨きこそが歯周病を防げる!
歯石になってしまうとスケーラーではないと取る事が出来なくその際は全身麻酔をかけておこなうため猫ちゃんの体に負担がかかります。歯石になる前の歯垢を溜めないため毎日歯磨きをおこなう必要があります。
ペットショップなどでも歯磨きが販売されていますがブラシが小さい赤ちゃん用の歯ブラシでも代替しても良いです。最初は口にブラシを入れる事に対し抵抗するため、まずは口に触られるのを慣れてからブラシを使うようにしてください。
もし中々慣れないようであれば歯磨きシートで拭くのも良いですが無理矢理やらずに少しずつ慣らしておこなう事がポイントです。
まとめ
適度な頻度で日常ケアをおこなう事で怪我を防いだり猫ちゃんの健康状態がいち早く気づけるので早期発見し病気の予防する事ができます。
また猫ちゃんのスキンシップが多くなるので信頼関係が築く事ができますが嫌がっているところを無理矢理やってしまうと逆に関係が崩れてしまうので猫ちゃんの様子みながらおこなう事が大事です。