猫がペットとして人気がある理由
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猫の性格が魅力的だから
- 飼い主とペットである猫が対等
- ツンデレで自由
猫好きは「ツンデレ」「自由」という猫の王道の性格を魅力と思っています。
猫と同じく人気のペットである「犬」の方が好きな方は、「飼い主の言う事をきく」と言う猫の性格とは真逆な犬の性格を好きであるようです。
このことから犬派は猫が苦手な場合が多く、猫派は犬も好きという傾向があるようです。
ペットである猫と飼い主は時が経つと家族関係になり、ペットである犬と飼い主は時が経っても主従関係を保つとも言われています。
猫の生活スタイルが魅力的だから
- ペットとしての猫には散歩が必要ない
- ペットとしての猫は単独行動者
猫は基本的に散歩が必要ないと言われます。猫は一人で室内室外と自由に行き来も出来ますし、完全室内飼いにしても家をテリトリーと考える「単独行動者」の猫にとって家の中にいる事は苦ではありません。
ペットとしての代表的な猫の種類
ペットとして飼う猫も、種類や男の子か女の子かによっても性格が変わってきます。自分にとりどのような猫がペットとして自分の生活スタイルに合うのか考えてみることが大切です。
アメリカンショートヘアー
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アメリカンショートヘアーは、明るく穏やかで賢く遊び好きでペットとして一緒に暮らすのが楽しい猫の種類です。足が大きくガッチリとして健康的で、あまりワガママも言わない、ペットとして優秀な猫の種類と言えます。ペットでも被毛のお手入れが大変ではありません。
スコティッシュフォールド
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ペットでも子供を嫌いな猫は多いですが、スコティッシュフォールドは人間が大好きな猫の種類です。小さなお子様のいるご家庭に迎えるペットとしても向いていますし、人間や他の猫やペットも平気なので多頭飼いにも向いています。
ブリティッシュショートヘア
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灰色の被毛を持つペットとしての猫の種類は穏やかな性格が特徴なので、初めて家族に迎えるペットとして向いています。同じく灰色被毛にはロシアンブルーやコラットというペットに向いている猫の種類もいます。
マンチカン
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足の長さが短めのマンチカンが有名ですが、実際は2割程度が短足のマンチカンです。マンチカンはチャーミングに活発に動く猫の種類ですから一緒にいるだけで家の中が明るくなるペットになります。短毛種も長毛種もいます。
ノルウェージャンフォレストキャット
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長毛種の猫ノルウェージャンフォレストキャットはブラッシングに注意が必要ですが、穏やかで従順なペットを好む方に向いている猫の種類です。
ペットの猫を迎え入れる場所
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ペットショップ
猫をペットで飼う際に、成猫ではなく「子猫を家族に迎えたい」、「血統書の付いている猫を迎えたい」時は、ペットショップもしくはブリーダーで出会いを探すのが確実です。
単独で構えているペット専門店やホームセンター、スーパー、百貨店など大型店舗の中のペットショップがあります。ホームページのあるショップがほとんどですので、猫が紹介されているページを事前に閲覧する事ができます。
ブリーダー
- ペットにする猫の種類が決まっている
- ペットとする猫の両親も知りたい
ペットとして家族に迎え入れたい猫の種類が決まっていたり、猫の両親を見てから連れて帰りたい場合は、ブリーダーと密にやり取りをする方が良いでしょう。全国各地で、優秀なブリーダーが様々な猫の種類をブリードしています。
ブリーダーと迎え入れる自宅との距離が短い方が望ましいですが、評判の良いブリーダーに一任するのも安心ではあります。
里親
- 知り合いからの譲渡
- 張り紙での里親募集
- 野良猫などの保護猫
ペットとして猫を迎える場合には偶然のようなご縁も多くあります。
里親でペットとして猫を迎えた場合は、すぐに病院へ行き健康診断を行いワクチン接種を行った方が良いでしょう。野良猫をペットとして引き取る時には、洗濯ネットなどに入れてあげると少し落ち着きます。
猫をペットにする時にかかるお金
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猫の値段(生体代)
- ペットショップ:約10〜40万円
- ブリーダー:約30万円〜
- 里親:ほぼ無料
猫の里親の場合は生体代金がかからない事がほとんどですが、トラブルがあるといけませんので事前に確認する方が良いでしょう。
ペットショップの猫では10万前後〜40万前後までと、猫の種類により金額がかなり違います。その他、生後ペットになる前に受けたワクチン代金が加算されるところもあります。
ブリーダーではペットショップより高額になる場合がほとんどです。
猫をペットとして迎えるための初期費用
- ワクチン接種:約3000円〜1万円(年に一回)
- 猫用トイレ:約1000円〜4000円
- 猫用食器:約100円〜5000円
- 猫用フード:約2000円前後
- 猫用キャリーバッグ:約1万円〜5万円
- 猫の保険費用:約2万円〜3万円台
猫がペットとして生活するのに必要な設備として、フードと食器(フード用、水用)が二つ、トイレがあります。
ペットショップやブリーダーの引き取りでは猫のペット保険加入を勧められます。一年に一度更新の保険ですが、猫も長寿化していますので入っている方が安心ではあります。
猫にかかる生活費用
- 猫のペットフード代:約3000円前後/ひと月
- 猫のトイレ砂:約2000円〜4000円/ひと月
- 猫の避妊、去勢手術費用:約3万円/一生に一度
月々の費用は、猫との生活スタイルが安定してきましたら落ち着いてきます。
生後半年前後から避妊や去勢の手術も考えます。出産を考えていないのであれば、早めの手術が猫の健康にも良い影響を及ぼします。
猫をペットにする時に必要なもの
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猫をペットとする時に必要な物:フード
- ウエットフード
- ドライフード
ペットとして迎える前に猫が食べていたフードを購入しておきます。子猫であれば総合栄養食のウエットフード中心、成猫であれば総合栄養食のドライフードを中心にすると良いでしょう。
猫をペットとする時に必要な物:猫用食器
- 猫のご飯入れ
- 猫の水入れ
ペットの子猫時代は浅いお皿でも大丈夫ですが、大きくなるに連れて食事を飲み込む時に首へ支障が出てきます。ペットの猫の成長に合わせ、高さのある食器を購入する方が良いでしょう。ペットに迎える猫が成猫ならば「高さのある食器」を始めから購入する方が良いでしょう。
猫をペットとする時に必要な物:猫用のトイレ
- 猫砂が固まるトイレ
- システムトイレ
猫をペットにする時に、途中からトイレを切り替えるのは大変です。オーソドックスな固まる猫砂トイレを使用するか、システムトイレを使用するか始めから決めた方が良いでしょう。猫がペットとして引き取られる前に使っていた砂も少しもらって帰り、新しいトイレに混ぜます。そうする事により、ペットになった猫がトイレを自分の安全な場所と早く認識してくれます。
猫をペットとする時に必要な物:ペット用キャリーバッグ
ペットの猫を病院へ連れていき、健康診断やワクチン接種をするために、ペット用キャリーバッグも必要になるでしょう。キャリーバッグは手提げ型、リュック型、抱っこ型など様々ありますので、飼い主とペットの愛猫に合ったバッグを選択しましょう。
一緒に、フリースの大きめブランケットもバッグに入れておくとペットの猫が喜ぶでしょう。
猫をペットとする時に必要な物:ペット用お手入れグッズ
- ブラシやクシ
- 爪切りハサミ
ブラッシング用のブラシやクシは日々のお手入れに欠かせません。ペット用の爪切りを購入しても良いですが、文房具のハサミでも大丈夫です。
人間の爪切りを使ってはいけません。
猫をペットとする時に必要な物:爪とぎ
- 麻紐を巻いたもの
- 段ボールで作られたもの
- 布で作られたもの
ペットである猫の大切な日課に爪とぎがあります。
床に置く、立てかける、壁からかけるなどタイプも様々で猫それぞれ好みが違います。どれか一つは用意しておきましょう。
猫をペットとする時にあると良い物
- 猫が遊べるおもちゃ
- 猫用のケージ
- 猫用のベッド
- キャットタワー
- 猫用の首輪やハーネス
ペットとしての猫は、部屋の広さより上下運動の出来る段差を必要とします。いずれキャットタワーを購入すれば大丈夫ですので、ペットの猫のためにまず家具を段差が出来るよう配置します。
紐や、紙を丸めたものも猫のおもちゃになります。ただし、誤飲をしてしまうのであれば猫用のおもちゃを購入する方が良いでしょう。
ケージも、多頭飼いや他のペットがいる場合は必要でしょう。
ペットとしての猫の飼い方
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ペットとしての猫の飼い方:飼い主側の心の準備
- 家族の一員
- ペットの長寿化
ペットとして猫を飼う前に、一緒に住む家族全員の賛成を得る事が大切です。
猫をペットにするには、人間の家族を迎えるのと同じ感覚を持ち、覚悟を持って慎重にしないといけません。家族に迎えた後に猫アレルギーが酷くなり、猫に触れられなくなってしまったなど悲しい話も沢山あります。
ペットの猫を可愛がるだけではなく、日々のお世話もするのが猫をペットに迎え入れる飼い主の仕事です。トイレの世話、食事の用意、健康管理(病院通院)など手間もお金もかかります。
人間の思い通りにならないのがペットである猫です。
そしてペットフードの向上により、ペットである猫の平均年齢も上がっています。猫をペットとして最後まで世話ができるか見極めるのも、非常に大切です。
ペットとしての猫の飼い方:部屋の準備
- ペット可の住居であること
- 危険な物は取り除く
- 先住猫や、先住の他のペットを優先
ペット不可の住居に住んでいる場合は、勿論、猫をペットに迎え入れることはできません。
ペット可の住居であってもルールを守り、ペットとしてご近所からも愛される愛猫にしてあげてください。
猫は好奇心旺盛ですから予想外の場所にも行きます。ペットの猫にとって危険な植物やインテリアグッズ、誤飲してしまいそうな物が落ちていないように点検します。
先住の猫や他のペットがいる場合、常に先住の子を優先にし先住のペットにストレスをかけないようにします。厳しいですが、先住の子が嫌がるならばペットの猫を迎え入れるのを断念する事も視野に入れておきましょう。ただし、一ヶ月くらいは一緒に暮らさないと相性が分からないようです。
ペットとしての猫の飼い方:かかりつけの獣医師を見つける
ワクチン接種や健康診断など、生き物である猫との暮らしには病院は切り離せません。飼い主が信頼出来るかかりつけの獣医師を探しましょう。
猫と最高のペットライフを送ろう
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猫をペットとして飼うときの基礎知識についてお話をさせていただきました。
猫は昔からペットとしてもネズミを捕る用心棒としても、人間の生活に深く関わって生きてきました。
ご縁は不思議なもので、猫を家族に迎えると言う事は、その猫から「選ばれている」のだそうです。
ペットと共に暮らすのは簡単ではありません。責任、愛情、そして最後の最後まで一緒に暮らす覚悟を持って猫を家族に迎え、より幸せで充実したペットライフを送りたいですね。