梅雨時期は要注意!猫がいる部屋で『部屋干し』する際に注意すべきこと3つ

梅雨時期は要注意!猫がいる部屋で『部屋干し』する際に注意すべきこと3つ

猫を飼っている家庭での部屋干しは、いくつかの重要な注意点があります。人にとっては当たり前でも、猫にとっては有害となることも。ここでは、猫にとって快適で安全な環境を維持しながら衣類を部屋干しする方法を、具体的な対策と共に解説します。

1.香りによるストレス

猫と洗濯物

猫の嗅覚は人間よりもはるかに敏感であり、日常生活の中で遭遇するさまざまな香りがストレスの原因となることがあります。

洗濯物を部屋干しする場合、洗剤や柔軟剤の強い香りが特に問題となります。

対策としては、無香料または天然成分のみで作られた洗剤を使用することで、香りによるストレスを最小限に抑えることができます。また、室内の換気を常に行い、香りがこもることを防ぎましょう。

2.化学物質による健康被害

洗剤

猫は洗剤や柔軟剤に含まれる化学物質に敏感です。香料などの化学物質はストレスを引き起こすだけでなく、健康にも害を及ぼすことがあります。

例えば、ラベンダーの香りは猫にとって肝臓や腎臓に負担をかけることがあり、嘔吐や下痢、けいれん、めまい、食欲不振などの症状を引き起こすリスクがあるとされています。

ユーカリやカモミールなどのアロマオイルも猫には強い毒性を持ち、使用には注意が必要です。

対策としては、天然成分でできている洗剤や、皮膚に優しいとされる製品を選ぶことが重要です。エコ認証を受けた製品は、猫にとっても安全な選択肢となります。

また、洗剤の使用量を指示通りに守り、過剰な使用を避けることも大切です。

3.湿度が高くなる

猫と結露

通常、猫が心地よく感じる室温は約22度、湿度は40%から60%が理想とされています。

一方で、洗濯物を室内で乾かす「部屋干し」を行うと、一般的に湿度は10%から20%程度上昇することがあります。この結果、洗濯物を干している部屋の湿度は、時に70%から80%に達する場合があるのです。

部屋干しをすると自然と湿度が上がり、これがカビやダニの増殖をうながすことがあります。猫はカビやダニによって引き起こされるアレルギー症状を持つことがあります。

湿度の調整には除湿機を使用する、または換気扇を使って定期的に室内の空気を入れ替えることなどがあります。

特に梅雨時や湿度が高い日は、部屋の湿度をしっかりと監視し、快適な室内環境を維持することが大切です。湿度計を設置して、常に湿度をチェックするのも良い方法でしょう。

まとめ

毛づくろいをする猫

猫のいる部屋で部屋干しを行う際は、猫の健康と快適さを最優先に考えることが重要です。香りの強い洗剤や柔軟剤は猫にとってストレスの原因となるため、無香料または自然由来の製品を選ぶこと、湿度の適切な管理を行うことが不可欠です。

猫と共に健康的な生活を送るために、日常のお手入れに取り入れましょう。

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