1.ごはんが欲しいとき
お腹がすいた猫のなかには、飼い主の前でお祈りポーズを取り、食べ物をねだる猫がいます。
ご飯の時間が近づくと予期してポーズを取るのが定番で、「お腹ペコペコなんだけど?」と飼い主に訴えているようです。
食べられるものが見えると我慢できず、ポーズを取りながら悲しげにジッと見つめてくることも…。
また同居猫がいると、「こっちこっち!」といわんばかりにアピールしてくる猫もいます。
2.おやつをねだるとき
猫にとって「おやつを食べる時間」は至福のとき。猫はおやつが大好きで、そのためかおやつの時間や場所がわかると、すぐさまお祈りポーズを取ってくる猫は多いのだとか。
おやつの匂いがしただけで、すっくと起き上がって前足を合わせるポーズを取る猫の姿は何とも可愛らしいものです。
おやつを持っている飼い主を見つけると、ますますお祈りポーズが激しくなって「ちょうだい」アピール!
そして待望のおやつタイムになると、再びポーズを取ってスタンバイ。そして食べるときも、ついついお祈りポーズになってしまいます。
3.甘えたいとき
猫は甘えたいときに、「お祈りポーズ」をするときがあります。実は猫は愛情深い生き物であり、飼い主に甘えたいという気持ちを示すこともあるのです。
そして猫が甘えたいときに「お祈りポーズ」をするのは、飼い主に対して自分の存在をアピールしたり、愛情を示したりするためです。
猫は母猫にお願いをするときにこのポーズをとることもあるようで、飼い主を母猫だと思い、祈りのポーズで自分の気持ちを伝えようとするのでしょう。
4.一緒に遊びたいとき
猫が「お祈りポーズ」をするのは、遊びたいという気持ちを必死にアピールしているからかもしれません。
猫にとって遊びは、運動能力を維持したり、ストレスを解消したりするのに欠かせないもの。そして一人で遊ぶこともあれば、飼い主と一緒に遊ぶことも大好きです。
猫が飼い主と遊びたいときは、さまざまな方法で飼い主にアピールしますが「お祈りポーズ」もその一つ。
たとえば猫がひとりでおもちゃを追いかけ回している時、ふと飼い主の方を見ると、立ち止まってお祈りポーズを取ることがよくあります。
ポーズをして「一緒に遊んで!」「ボール投げてよ!」とうながしているのです。
無視されるとおもちゃを持ってきて飼い主の足元に置いたり、ポーズを繰り返したりと、より強く要求してきます。
5.無意識なとき
猫はお祈りポーズを上手く使って飼い主に何かを求めるケースは多いのですが、ときには無意識のうちにこのポーズを取ってしまうことがあります。
たとえば起床したばかりの猫は、まだ眠たそうにしながらもお祈りポーズを取っていることがあります。完全に目を覚ましていない状態で、むくりと身体を伸ばし、自然と前足を合わせてしまうのです。
またごろんと寝転がった猫も、しばしばこのポーズを取っていることがあります。
気持ちよさそうにくつろぎながら、ぽかぽかと温まった前足を合わせて目を閉じている姿はよく見られるシチュエーション。リラックスした様子からは、全くお祈りをしている風でもありませんが…。
このように、猫が無意識のうちにお祈りポーズを取るシーンはさまざまあります。単なる無意識の仕草でも、思わず心を掴まれてしまう可愛らしさがたまりません!
もしかしたら猫の愛くるしさの源泉は、こうした無防備な姿かもしれませんね。
まとめ
猫は、人間から見たら謎の仕草をすることがありますが、「お祈りポーズ」もそのひとつ。飼い主がメロメロになるのがわかっていて、わざとやっているとしか思えません。
とはいいつつ、飼い主はやはりそのかわいさには負けてしまいます。もちろんわたしも。
ただし、お祈りポーズはすべての猫がするわけではありませんので、無理に教え込もうとするのはやめましょう!
猫はお祈りポーズ以外にも色々な愛らしい姿を見せるので、お祈りポーズをしない猫でも、その子だけのかわいい特技を探してみてください!