愛猫が「ナデナデしてニャ♡」と伝えているときのサイン
そっけないそぶりの印象が強い猫でも、時に撫でて欲しそうにものすごく甘えてくるときがあります。そんなときに共通して見せるサインがあるのをご存じでしょうか。
そこで今回は、愛猫が「ナデナデしてニャ♡」と伝えているときのサインについて解説します。ぜひすぐに撫でてあげられるように、愛猫からのサインを確認しておきましょう。
1.尻尾をピンと立てる
猫が尻尾を立てながら近づいてくるときは、飼い主さんに「ナデナデ」してもらいたいサインです。
このときの猫は気分がよく穏やかな気持ちなので、猫とのスキンシップをとるタイミングとして適しています。
尻尾の先が少しだけ曲がっている場合も、飼い主さんとコミュニケーションをとろうと挨拶しに来てくれていることもあるため、猫の名前を呼んだりリアクションをとってあげたりすると喜ぶでしょう。
2.顔や体を擦りつける
猫が飼い主さんや近くの物に対してスリスリと体を擦りつけるときも、撫でてもらいたがっているサインのひとつです。
飼い主さんのまわりをウロウロしたりスリスリしながら鳴いてアピールする猫もいるでしょう。猫の気持ちとしては、甘えたいことを知ってもらいたいがために一生懸命伝えようとしているのかもしれません。
3.床に寝そべっている
猫が飼い主さんの前でゴロンと横になるときも「ナデナデ」してほしいと要求していることがあります。
猫にとって無防備な仰向けの体勢は、とても安心している証ですので、優しく撫でてあげると気持ちよさそうにリラックスモードに入ります。体をクネクネさせていたら、構ってもらいたい気持ちを強く表している場合もあるでしょう。
4.ゴロゴロと喉を鳴らす
猫が喉を鳴らしていたら、飼い主さんに甘えたり愛情表現を示していたりすることが多いです。愛猫を優しく撫でてあげると、安心して寝てしまう猫もいます。
猫のゴロゴロ音は、猫自身が穏やかな気持ちになれると同時に、猫を撫でてあげる飼い主さんも癒してくれます。
愛猫を撫でるときのポイント
ではここからは、撫でて欲しいサインを見せてきた愛猫を実際に撫でてあげる際のポイントについて紹介します。
せっかくのタイミングですので、ぜひ上手に撫でてあげることで信頼関係を深めておきましょう♪
優しくゆっくり撫でる
猫を撫でる力が強いと不快感や警戒心を感じてしまうため、優しくゆっくり撫でることがポイントです。
また、猫は撫でてもらいたい気持ちを持ちながらも、ベタベタといつまでもしつこく触られるのを好まないことも。
猫を撫でる時、人間側の一方通行な愛情の押し付けにならないように、愛猫がそろそろ飽きていないか、実は嫌がっていないか、と愛猫の様子を随時確認しながら撫でてあげることをおすすめします。
猫の被毛の流れに沿って撫でる
基本的には、被毛が生えている方向に撫でてあげると喜びます。
逆毛で撫でられるのが問題ない猫もいますが、長毛種は毛玉の原因になることがありますので注意は必要です。
猫の頭や顔まわりを中心に攻める
猫が撫でられて嬉しいのは、「頭頂部」「耳の後ろ」「顎の下」などです。
顔まわりは、額や頬などを指の腹で優しくマッサージすると、ウットリするような表情を見せてくれることがあります。
まとめ
愛猫が飼い主さんや家族に対して「ナデナデ」を要求しているときは、尻尾の動きや猫の行動に気持ちが表れています。
猫が見つめながら人の近くにいようとする場合、撫でられ待ちのことも多いので、猫の好みに合わせて撫で方を工夫してあげましょう。
撫でてもらいたい頻度は猫によって個体差はありますが、適度にスキンシップをとることで、猫のストレスを軽減することができます。撫でる側の飼い主さんも幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。
愛猫とのコミュニケーションを大切にして、互いに癒しのひとときを過ごしたいですね。