「留守番中の猫」の本音
猫は比較的独立心が強く、ひとりでの留守番もなんなくこなしてしまいそうなイメージがありますが、実際はどういう気持ちでいるのでしょうか。
そこで今回は、「留守番中の猫」の本音について解説します。愛猫の見方が変わるかも?!
1.甘えたい
大好きな飼い主さんや一緒に暮らす家族とのスキンシップは、猫にとって欠かせない日課です。
いつも家にいる時間に飼い主さんが帰ってこなかった場合に、急にさびしくなって「甘えたい」と感じる猫も多いでしょう。
甘えん坊な猫の場合、名前を呼ばれたり撫でてもらえたりするだけでも心地よく過ごすことができます。そのため、少々帰りが遅くなってしまった場合は、しっかり甘えさせてあげましょう。
2.安心したい
飼い主さんが家にいるときはリラックスして過ごせる猫も、慣れていない留守番をしているときは、警戒心が強くなり不安を感じる猫もいます。
とくに、猫は周囲の環境の変化に対して敏感になりやすい性質があります。そのため、飼い主さんに早く帰宅してもらって、近くにいるところで「安心したい」と思っているのかもしれません。
3.遊んでほしい
猫は遊び相手がいないと刺激が少なく、「遊んでほしい」と思っている猫もいるでしょう。
留守番中は満足のいく狩り遊びができないため、寝ていることが多くなる猫もいます。とくに体を動かすのが好きな猫は、退屈な時間にストレスを感じてしまうようです。
「留守番中の猫」がさびしがる場合の対処法
留守番に慣れていない猫の場合は、当然さびしく感じている可能性もあります。
そこでここからは、「留守番中の猫」がさびしがる場合の対処法について確認しておきましょう。
猫にとって快適な環境を作る
食事やトイレの掃除など、毎日のお世話をいつも通りしてもらえないとき、猫は不安を感じてしまうことがあります。猫が留守番中に心配することがないように快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
留守番の時間が長いときは、自動給餌器を使ったりトイレの数を増やしたりして、猫のストレスを軽減してあげることが大切です。
猫の遊びたい欲求や運動不足を解消しておく
活発に動き回るのが好きな猫は、遊んでもらえる時間が少なくなると不満を感じてしまいます。そのため、留守番させる前に、猫と遊ぶ時間を設けて、遊びたい読球と運動不足を解消しておいてあげましょう。
また、留守番中にはボールやカシャカシャと音の鳴るトンネルなど、安全性が高くひとりで遊べるおもちゃを用意しておくのもおすすめです。
ひとり時間に慣れさせておく
猫と飼い主さんの触れ合う時間が多い場合、猫だけで留守番をさせたときに不安やさびしさを感じ、飼い主さんを待ちわびていることがあります。
日頃から猫に構いすぎないように気をつけ、できるだけ猫のひとり時間を作り、ひとりでいる状態に慣れさせてあげるようにしておきましょう。
まとめ
一般的に健康的な成猫の場合、1泊2日なら猫だけでも問題なくお留守番をすることができる、といわれています。
しかし留守番に慣れていない猫は、飼い主さんがいない時間が急に増えると不安やストレスを感じる場合があります。
そのため、猫がさびしがる場合には、事前に少しずつ留守番に慣れさせておきたり、帰宅時には猫にご褒美や好きなおもちゃで遊んであげたりすることが大切です。
また、猫ひとりでの留守番中は、誤食やケガ、熱中症といったトラブルが起きてしまうことも考えられます。
突然のお出かけもできるように、日頃から猫が安心して過ごせる環境を整えておきたいですね。